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【メンバーインタビュー】複数プロジェクトのコンサルティング業務に従事するアナリスト山枡美聖さん


皆さんこんにちは、株式会社デジタルベースキャピタル(以降DBC)、アナリストの金澤です。本記事では、デジタルベースキャピタルで活躍するメンバーにインタビューをしていきたいと思います。

本日は、本年度6月からインターンアナリストとして採用され勤務をする山枡美聖(やまますみさと)さんです。

2020年6月からインターンとしてジョイン

金澤:本日はよろしくお願いします。早速ですが、はじめに自己紹介をお願いします。

山枡:イギリスのウェールズにある、バンガー大学の2年生の山枡美聖です。経営学部に所属し、ファイナンスを専攻しています。本年度6月からDBCでインターンをさせていただいております。

金澤:デジタルベースキャピタルを知ったきっかけ、応募の経緯を教えてください。

山枡:海外大学の夏休みは日本の大学に比べ長く、夏休み期間にインターンをしたいと思っていました。本年度はコロナの影響もあり、通常より早く日本に帰国したのでインターン生を募集している企業を調べていたところ、DBCの「日本初のPropTech*1特化型VC」という文言に興味を持ちました。また、帰国後も海外からリモートで勤務することも可能であるという点に魅力を感じ、応募することにしました。

複数の企業が参画するプロジェクトにてコンサルティング業務を行う

金澤:現在はどのような業務を行っているのでしょうか?

山枡:7月からADRE不動産情報コンソーシアムという、弊社が事務局としてコンサルティングに従事しているプロジェクトのメンバーとして、リサーチや分析、資料作成といった業務を行っています。

金澤:ADREとはどういったプロジェクトですか?詳しく教えてください。

山枡:ADREとは”Aggregate Data Ledger for Real Estate”の略で、正式名称は「不動産情報共有コンソーシアム」です。現在8社の不動産関連企業が集まり、一般ユーザーが簡単に不動産取引をできる世界を見据えた情報インラフの構築を目指しています。具体的には、複数の不動産関係事業者・会社に散らばっている物件データを一元化します。そして誰でも簡単に物件データにアクセスできることで、一般ユーザーが安心して物件取引をできるようにすることを目的としています。弊社は事務局としてADREプロジェクトをファシリテートしています。

金澤:ありがとうございます。ADREプロジェクトにおいて、山枡さんはどのような仕事をしているのでしょうか?

山枡:これまでの主な業務としては、国内外の不動産情報インフラの整備状況や、先行事例の調査、分析を行っていました。そしてリサーチを通じ得たインプットをもとにADREプロジェクトの事業運営におけるビジネスモデルの検討や、組織設計の在り方についての検討資料の作成を行いました。取り組みの進捗状況を2週間に1度、様々な企業の方が参加する定例会議でプレゼンしています。

金澤:作成された資料を自ら定例で発表されているのですね。これは他のインターンではなかなかできない経験ですよね。

山枡:はい、本当にそう思います。最初は慣れない作業に戸惑い、何もできませんでしたが、同じプロジェクトメンバーである社員の佐藤からリサーチや示唆出しの仕方、資料の作成方法など一から教えていただき、なんとか付いて行くことができました。また、代表の桜井にもレビューをしてもらえるので、毎回新しい気づきがあり、日々多くのことを学んでいます。


ADREプロジェクトのクライアントとの定例会議でのプレゼンの様子


PropTech JAPANのイベントでADREプロジェクトの紹介に登壇

国内だけでなく、世界各地との連携業務を担当

金澤:ADREプロジェクト以外に関わっている業務はありますか?

山枡:はい。海外のベンチャーキャピタリストや起業家、投資家の方々との連携業務を行っています。佐藤と一緒にオンラインでのミーティングに参加し、PropTech業界を盛り上げるために何かできないかを模索しています。

金澤:日本国内だけでなく、海外とも連携しているのですね。

山枡:はい。弊社は海外企業も投資対象として注目しており、現在投資している9社のうち、2社は海外企業です。また、海外向けのイベント、セミナーなども行っています。

金澤:海外との連携業務は山枡さんの英語力を活かせるいい機会ですね。そういった業務のなかで、特に印象に残った出来事などありますでしょうか?

山枡:KPMGのオランダ本社と連携し、プレスリリースを出したことです。今年7月にKPMGが発行したPropTechグローバルレポートの“Real Estate Innovations Overview 2020”に、「アジアのスタートアップエコシステム」として、弊社桜井がFounderを務めるPropTech JAPAN*2が掲載されました。また、「不動産業界にイノベーションをもたらす企業」として、595社中日本企業か9社紹介されました。それを受け、KPMG本社の方々からも日本の市場関係者向けにコメントをいただき、日本語版・英語版のプレスリリースを作成しました。


(参考)KPMGが発行するPropTechレポート「Real Estate Innovations Overview 2020」にアジアのスタートアップエコシステムとしてPropTech JAPANが掲載


(KPMGと連携し発行した日本語版プレスリリース)

出所:『KPMGが発行するPropTechレポート「Real Estate Innovations Overview 2020」にアジアのスタートアップエコシステムとしてPropTech Japanが掲載』. 2020.



金澤:KPMGのオランダ本社の方と関われるなんて、普通ではありませんね。

山枡:はい。PropTech JAPANや日本企業が世界に認知されるようになる一つのきっかけだと思っており、それに貢献できたと思うと、とてもやりがいを感じました。

立ち上げ期からプロジェクトに参画

金澤:山枡さんは最近、もう一つプロジェクトにアサインされましたよね。そのことについても教えていただけませんでしょうか。

山枡:はい。8月から建設系のコミュニティ運営のコンサルティング業務にも関わらせていただいています。先日初回ミーティングをしたばかりで、プロジェクトの立ち上げから経験できる良い機会をいただいたと思っています。

金澤:コンサルティング業務を通して社内だけではなく社外の様々な方と接点をもてる機会が本当に多いですね。

山枡:はい、ミーティングの度に、プロジェクトメンバーの皆さんが、ご自身の仕事に誇りをもって全力で働かれているのが伝わってきます。それを見て、私もより頑張ろうと思えます。また、不動産、建設、金融を軸にして様々な企業の方と関わり、一緒に働かせていただくことで知識・経験共に増えることを実感しています。

入社1か月で急成長スタートアップのCEOや官僚との対談に参加

金澤:これまでDBCのインターンを通じ、他のインターンではなかなか経験できないことを多く経験してきたと思いますが、その中でも特に印象深かったことは何ですか?

山枡:最も印象深かった出来事は、入社して1か月で、社外の方も参加する重役会議に出席させていただいたことです。500人以上の社員を抱えるメガベンチャーの経営陣の方や、官僚の方も多くいらっしゃる会議に参加させていただきました。初の社外訪問がそのような場で、とても緊張しましたが、貴重な経験ができたと感じています。

金澤:すごいですね。どういった経緯で出席できることになったのですか?

山枡:会議の1週間ほど前に、代表の桜井から「来週社外訪問がありますが、参加してみますか?」と聞かれ、そのままとんとん拍子に話が進み、参加することになりました。自身の名刺が出来上がり、名刺交換の練習を桜井と実施して、人生初の名刺交換が官僚の方だったので今も強く印象に残っています。

金澤:初めての名刺交換が官僚の方とは、通常では考えられませんね。

山枡:はい。こういった機会を多くいただけるのも、DBCだからこそだと感じています。また、働く上で目標となる方に出会うことができたので、自分の中で大きな出来事でした。

”長期的なエコシステムへの投資”を体現した、チャレンジングな環境

金澤:山枡さんがDBCに入社してから3か月経ちましたが、DBCでのインターンを通じて得られたこと、学びなどがあれば教えてください。

山枡:DBCはチャンスに溢れた環境があり、様々なことを学べていると思います。インターン生でも積極的にミーティングやプロジェクトに参加させてもらえますし、本当の意味で実務経験が積めていると感じます。メールの返し方から資料作成方法、ビジネスをする上での考え方からマナーまで、あらゆることを教えていただけます。そのおかげで、入社前に比べて格段にできることが増えましたし、まだまだですが日々成長できているのを実感しています。


(DBCでの作業風景)


金澤:どういう場面で成長を実感しましたか?

山枡:やはりクライアントの方に、一担当者として認めてもらえた時ですね。自分宛に問い合わせが来たり、ミーティングで質問されたときに、インターン生としてではなく、DBCメンバーの一人として扱ってもらえているなと感じます。そして、もっと期待に応えられるよう頑張ろうと思えます。

金澤:それは嬉しいですね。最後に、候補者の皆さんにメッセージがあればお願いします。

山枡:DBCのインターンは、弊社代表の桜井がいつも言っている「長期的なエコシステムへの投資」を体現したものだと思います。弊社では、学生インターンを単なる労働力ではなく、「エコシステムへの投資」と位置づけ機会提供を通じたインターンの成長を重視しています。やる気があれば学生のうちから様々な実務経験を積むことができ、将来のキャリアにおいて必ず生きると感じています。学生時代から実務経験を積みたい、自分の可能性を広げたいと思う方には、絶好の環境だと思います。

金澤:ありがとうございました。

山枡:ありがとうございました。



*1 PropTech:「Property ×Technology」の略で、Fintechの不動産版の造語。土地、建物を含む財産全般におけるイノベーションを指す。

*2 PropTech Japan…2017年弊社桜井によって設立された日本最大のPropTechスタートアップコミュニティ。現在では1,400名以上が参加するコミュニティに成長。

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