日本の”ハンコ”文化
昔こんなお菓子ありました。
懐かしい〜と思うのは歳わかりますね (笑)
お菓子が象徴するように、“ハンコ”は日本の文化・生活の一部。
ハンコの始まりは、今から5000年以上前のメソポタミアだそうです。当時使われていたハンコは、円筒形の外周部分に絵や文字を刻み、それを粘土板の上で転がすことで絵や模様を転写するスタイルで、権力者が書簡などに印を付けるために使っていました。
その後に西はエジプト、ギリシャ、ローマへ、東はシルクロードを通じてアジア各地へ伝播したものの、ヨーロッパではサインが主流となってハンコ廃れ、アジアでは中国を中心にハンコ文化が開花していったそうです。
コロナ禍で一気に加速
日本でもハンコ廃止は以前から言われていましたが、先ほど紹介したように「文化の一部」なので進んでいませんでした。
しかし、コロナで働き方が変わり、クラウドも加速。政府も一気にハンコの廃止路線打ち出しました。
自動車が生まれて人力車や馬車が廃止されたように技術によって時代の変化は止めようがなく、事務処理効率化という観点からはハンコ廃止は賛成です。
エストニアの案に1票!
電子行政で世界をリードするエストニアでは、行政の窓口に行かずとも大抵のことできる。
しかし、実は、オンライン化すべきでない「結婚」「離婚」「不動産売買」は紙書類で窓口での手続きが必要となる。その理由は、これから人生の大きな転機となる手続きが「ワンタッチ」だと「勢い」でやって後悔する人が出る。それを防止するための配慮だそうです。
実印が分かりにくくなっているのは、押印の際に上下確認し、押印のタイミングで意思を再度自覚させるための配慮。
となると・・・
「ハンコ不要」の便利さは時として、不幸を招く可能性もある。だからあえて不便な方がいいという分野は”ハンコ文化”あってもいいと思うのです。
企業戦略が文化に
ホワイトデーが日本のお菓子メーカーの戦略だったように
‘脱ハンコ”となるならば、ブライダル用「ハンコ」など違う分野で”ハンコ文化”がビジネスになって維持されるのかも・・・?!
プロポーズの時に「クリスタルハンコ」、結婚のための「ハンコ」とか・・・形がかわっても
継承される文化あってもいいかもしれませんね。
弊社は絶えず変化する「文化」に寄り添い、社会貢献度の高い仕事をしたいと思っております。