株式会社英宝は、世界的に人気なカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング(以下、MTG)」の魅力を伝えるため、カード販売やイベント開催などに取り組んでいます。
現在は長期的なプロジェクトのスタートに先駆けて、想いに共感してくれるメンバーを募集しているとのこと。
今回は代表取締役であり、MTGの熱心なプレイヤーでもある加藤英宝さんに、求める人材像についてお話をうかがいました。
《聞き手=長濱裕作》
「自分でビジネスを作れる人」=「対応力のある人」
ーー英宝さんが求める人材とはどんな方ですか?
この質問は正直難しいのですが、一言でいうと「自分でビジネスを作れる人」になるのかもしれません。
「この仕事はなんのためにやっているんだろう?」
「この仕事はどのくらいの利益を生むんだろう?」
そういった視点で仕事に向き合える人であれば、求める理想の人材に近いと思います。
これは当然ながら「数字に敏感であること」にもつながっています。
たとえばホームページを作る仕事があるとして、そのホームページの制作費用はいくらが妥当なのか、そのページからいくらの利益が見込まれるのか、ひいては自分の報酬はいくらが妥当なのか、そこまで考えて行動できたら素晴らしいですね。
このような働き方って、雇われマインドの高い人、つまり座っていれば給料をもらえてしまうような仕事をしている人には決してできないと思うんですよ。
突き詰めていうと「ビジョン」を持っているかどうか、つまりその人の仕事に対する「視座の高さ」が重要だと思います。
ーーかなりハードルが高いように感じてしまいますが…。
「ビジョン」や「視座の高さ」と言われると、ちょっとハードルが高く感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも実はそれほど難しいことを言っているのではなくて、簡単な言葉に言い換えると「対応力」ということになると思います。
新しいことをやるときなどに「こうやったらうまくいくのでは?」といって、アイデアを出してくれるブレーンのような存在。そんなイメージです。
少しハードルが下がったでしょうか?
ーーはい。かなりホッとしました(笑)
仕事をしていると、本当に予期しないさまざまなトラブルが発生するんですね。
そんなときに「もうダメだ」とあきらめてしまうのではなく、「問題を解決するにはどうしたらいいんだろう」とか、「これ以上悪くならないようにするためにこうしよう」と、前向きに提案できる人はとても素晴らしいと思うんです。
これってやっぱりその人の「対応力」なんですよね。
想像力と創造力を発揮し、ゴールに共感してくれる方を求めている
ーーそのほかに大事だと考えているポイントはありますか?
「マーケティング」と「ブランディング」ですね。
新しいことをやる際には、この2つが重要になってくると思います。
マーケティングはユーザーの求めているものを見える化し、プロダクトやサービスへ反映させていく力。
ブランティングは実現したいものを伝わる形で表現し、応援してくれる人を増やす力。
想像力と創造力、これらは両輪のようなもので、どちらがなくてもいけません。
私たちは「博物館をつくる」という、普通に聞くとかなり突飛なゴールを設定しています。
だからこそ、これまでにないやり方や新しいアプローチで、ゴールの実現に向けて取り組んでいける方が必要なんです。
そして何よりも、そのゴールに対して共感してくれる方。
MTGに対しての想いを持ち、同じビジョンを見て歩んでいただける方。
そんな方がいらっしゃったら言うことはありません。
強い共感を持った方は、その熱量を通じてまた別の共感者を連れてきてくれる。そう信じています。
MTGは、世の中から見ればまだ歴史が浅いです。
前例がなく、どこへ向かえばいいのかわからない状態と言ってもいいでしょう。
そのようななかで「その道は私たちでつくろう」と思っていただけるのであれば、ぜひ弊社のドアを叩いてください。私たちは、そんな方を心から求めています。