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ライブビジネスにおける「負」を解消したい-14歳の女の子の物販体験

12月24日(平日)開催の代々木第一体育館公園(17時開場/18時開演)での出来事。

選考物販開始10時に向け、9時から整理券配布開始。

整理券は先着順の番号付番ではないことを事前に徹底周知を行ったが、6時の時点で既に3千人の配布待ち列が。

10-20代の女性がメインのファン層で、配布待ちの列には多数の制服姿が見受けられる。

ファンは、クリスマス公演の当日限定商品が欲しい。アーティストサイドは純粋にファンに喜んでほしい。

そんな素晴らしい想いとは裏腹に、本来あるべき姿ではない光景を目の当たりにしてしまう。

例えば、中学生である14歳の女の子は、どのようにしたらこのグッズを購入する事ができるのだろうか?

まずは始発に乗り、学校とは異なる方面へ向かう。9時の整理券配布に向けて、少しでも早く到着して並びたい。学校9時に始まってしまうので、ずる休みをせざるを得ない。

9時になるとランダムで配布された「10:30の回、200番」という整理番号を受け取る。購入が完了するのは11時過ぎ。無事にグッズを購入したその女の子は、仮にそれから学校へ向かってももちろん大遅刻。

17時の開場時刻まで、欲しかったグッズを手にしたファンは会場付近でファン同士で楽しく過ごす。

中には、朝から並んで整理番号を受け取ったにもかかわらず、不運にも当日欲しかったグッズを購入できなかったファンもいる。「不公平だ!」という怒号が聞こえてくることもしばしば。

できるだけ公平性を考慮して実施している当日の整理券配布の施策。しかしながら、購入順を番号で整理しただけで、結局は早い順に商品は減っていく。

ファンとアーティストサイドの想いとは裏腹に、結局は早く会場に来られた人が勝つ、という公平性の限界がある。しまいには、整理券を代理取得する「代行屋」と呼ばれるバイトまで手配する始末。

14歳の女の子は、お金持ちで時間の融通もきく社会人には敵わない仕組みになってしまっている。

販売事業者側はみんな、年齢層に関わらず公平性を保ちながらグッズを販売したい。

しかしながら現実はそうなっていない。時間とお金に余裕があるファンにほうが快適な体験ができるようになっている。

では、学校をサボって早朝に来場し、無事にグッズを購入できた14歳の女の子とは対照的に、学校が終わって帰宅した後に会場へ向かう同年代のファンは、グッズを購入することが出来るのか?

16時に会場へ到着すると、「SOLD OUT!」の商品ばかり。アーティストへの想いは同じなの、普段の生活を全うしているとグッズを手に入れる事ができない現実がある。「これ要らないから誰か買ってくれない?」ファン同士の転売まで横行してしまっている。

そんな状況を改善したい。

これからのライブビジネスを支えてくれる

将来のコアファンを離脱させたくない。

ファンとアーティストサイド双方の純粋な想いを叶えたい。

そんな想いから、SEPALは誕生しました。

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