半年前に toB 領域のビジネス未経験で入社し、客室清掃 DX プラットフォーム(AI SaaS)「Jtas」のカスタマーサクセス(以下、CS)になった池田さん。待っていたのは、大手ホテルを相手に「仕事のやり方」をゼロから学び直す、予想以上の成長痛でした。
マニュアル通りにはいかない現場の難しさに悩みながらも、先輩の言葉をきっかけに顧客目線に気づいていく姿など、スタートアップで働く等身大の日常とリアルな本音を入社エントリーとしてお届けします。
目次
社交ダンス日本一、SE を経て EDEYANS へ。入社して初めて気づいた、過去の経験との意外な共通点
ーー 2025年11月に EDEYANS へ入社されるまでの経緯と、入社を決めた理由を教えてください。
学生時代は社交ダンス部で必死に打ち込み、学生リーグで日本一という結果を残しました。社会人になり、システムエンジニアのアルバイトなどを経験しましたが、いわゆる一般的な toB のビジネス経験はまったくありませんでした。そのため、今回の EDEYANS への入社が、人生初の本格的なオフィスワークへの挑戦です。
EDEYANS に入社を決めた理由として、交友関係のあった社員の方から誘っていただいたことをきっかけに、成長できる環境があると聞いており、自分自身の成長をイメージできたことが大きいです。また、エンジニア時代の経験から、IT プロダクトに関わる仕事に対して働くイメージが湧きやすかったという点もあります。
汎用的な「SaaS」は競合が多く差別化が難しいですが、ホテル業界の現場オペレーションに特化したホテル AI SaaS「Jtas」 は、それ自体にお客様の体験を変える価値を持っています。グローバル展開を見据えている点も含めて、今のタイミングで飛び込むことは大きなチャンスだと感じました。
ーー 社交ダンスという過去の経験が、現在の CS の業務と繋がっている部分はありますか?
私のキャリアの根底には常に「目的を共有し、相手の声を深く聴き、最高のアウトプットを出してファンを作る」という共通の軸がありました。
社交ダンスは、どれだけ技術を磨いても、見ている観客の心を動かし、素晴らしいと思ってもらえなければ意味がありません。プロダクトのファンを作っていくプロセスが、自分にとって大きなやりがいになると思い、今の仕事を選びました。

「紙の指示書のままでいい」から「Jtas を入れてよかった」へ。押し付けの IT ではなく、ホテルの現場と心を繋ぐ CS
ーー 現在は「Jtas」の CS として、具体的にどのような業務を担当されているのですか?
ひとことで言うと、導入が決まったホテルの現場へ実際に足を運び、施設ごとに最適な運用方法を一緒に設計し、伴走していく業務です。
「Jtas」 はホテル業界に特化したバーティカル SaaS です。一般的なアプリのようにダウンロードすればすぐに使い始められるというわけにはいきません。ホテルが変われば、現場の清掃ルールや報告のフローがまったく異なり、非常に複雑だからです。
だからこそ、私たちが全国各地の現場へ赴き、日々清掃を担う会社の方々や、ホテルのフロント、客室担当といった最前線の方々と直接向き合って、運用の形を一つずつ作っていく必要があります。現在は大手ホテルチェーンを担当させていただいており、まさに現場を飛び回る毎日ですね。
ーー 導入に対して、現場から消極的な反応をされることもあるのではないですか?
あります。
特にホテルの清掃現場は、スマホの操作に慣れていないシニア世代のスタッフの方々も多くいらっしゃいます。「紙の指示書のままでいい」という反発からスタートすることもありますし、「過去に別の IT ツールを導入して上手くいかなかった」という経験をお持ちのケースも多いです。
ーー そうした障壁を CS としてどうやって解決していくのですか?
まず、こちらから「これができるシステムなので、こう使ってください」と機能を押し付けるようなことは絶対にしません。押し付けられても、現場の方が「自分から使いたい」と思わない限り、やっぱり使い始めてはもらえないからです。
だからこそ私たちは、徹底的な「業務ヒアリング」で現場の困りごとを丁寧に聞き出した上で、「運用のすり合わせ」という対話を重ねていきます。
「Jtas」 は、もともと 「客室清掃する中で自分たちが感じた課題感を解決しようとスタートしたプロダクト」です。だからこそ現場の痛みや動線を知り尽くした目線を持っており、私たちがその強みを活かして泥臭く関わることで、お客様の心のバリアが少しずつ取れていくんです。
最初は消極的だった現場の方々から、直接「Jtas を導入してよかった」という声を聴けたときや、ただのツールをこえて「Jtas のファン」になって強い関係性を築けた瞬間は、CS をやっていて一番やりがいを感じる部分です。
「自分ができることから考えてない?」28歳で味わう新卒1年目の焦りと、私を救った「One for all, all for one」
ーー toB ビジネス未経験から高度な業務を行う中で、どのような苦労や気づきがありましたか?
「どう働けばお客様に喜ばれるのか」をゼロから学ぶなかで、激しい「成長痛」を感じています。
理由は3つあり、CS としての経験不足、「Jtas」の早い進化スピード、そして28歳で改めて新卒1年目の気持ちで仕事に向き合っているからです。
特に大きな気づきとなったのは、先輩からの「それって、お客さんがやりたいことではなく、自分が今できることから考えてない?」というフィードバックでした。当時の私は無意識に、自分が提供できることベースで限界を決め、顧客を誘導しようとしていたんです。
自分起点で考えてしまうと、顧客の本質的なニーズを見落とす罠に陥ります。大切なのは、相手が何を求めているかを事実から整理し、相手の目線で徹底的に考えること。「ゴールを勝手に決めない」というこの哲学は、社内でもお客様に対しても、常に意識し続けています。

ーー 仕組みが完全に整っていないスタートアップの環境で、そのプレッシャーを抱え込むのは大変ではないですか?
まだ成長途中の会社なので、制度化されていないカオスな部分や課題は確かにあります。ただ、それ以上に「人」と組織カルチャーの温かさがあるので、1人で抱え込むような大変さは感じていません。
社内には、全員がプロフェッショナルとして自立しながらも、知見を仲間にシェアする「One for all, all for one」の精神がはっきりと根付いているんです。そのため、私が困った時などもすぐに手を差し伸べてもらうことができます。
それは、代わりに仕事をやってあげるという形ではなく、あくまで私に任せてくれた上でサポートしてくれるんです。顧客からすれば担当者の経験値が浅いことなんて関係ありません。その中でいかに良いアウトプットができるか、後ろから支えてくださる環境だからこそ、安心して高い壁にチャレンジできています。
国内から世界へ。「お互いに Give し合える仲間」と挑むグローバルなファンづくり
ーー これからの未来に向けて、挑戦していきたいことを教えてください。
まずは国内で「Jtas」 を使っていないのはもったいない!という状態を作りたいです。そして、将来的には、海外進出の際に力を発揮し、世界中にこのプロダクトを広げていけるチームの一員になりたいと思っています。
30代前半の同世代のメンバーがこれほど大きな市場を動かしている環境に、このタイミングで飛び込めたことは大きな刺激になっています。
ーー 最後に、EDEYANS に興味を持っている候補者へメッセージをお願いします。
日々直面するチャレンジを乗り越えること自体を楽しめる人と、ぜひ一緒に働きたいです。
組織として助け合いを重視しているため、一匹狼タイプの人には合わないかもしれません。自分が手いっぱいの時でも周囲を助けられるような、相互に Give し合えるチームを目指しています。挑戦を歓迎し、支えてくれる仲間がいる会社なので、安心してぶつかりに来てほしいですね。
取材企画・協力 / 世界線株式会社