2026年8月7日、BEAMSさんと共同で企画・制作したオリジナルゲーム『マネキンから服を集めろ!(STEAL THE CLOTHES)』をRobloxで公開しました。
1976年の創業以来、ファッションを起点にカルチャーを提案し続けてきたBEAMSさんにとって、初めてのオリジナルゲームです。
50周年という節目に、なぜゲームだったのか。そしてWAKAは何を考えて、この形にたどり着いたのか。プロジェクトの裏側を書いてみます。
「まだ出会っていない世代」とどう出会うか
ご相談の起点は、ファッションブランドが抱える共通の問いでした。Z世代、そしてその下のα世代と、これからどう接点をつくっていくか。
ここで広告を打っても、届く相手には届きますが、まだブランドを知らない層の「入口」にはなりにくい。私たちが出した答えは、遊んでいるうちに自然とBEAMSの世界観に触れている状態をつくる、というものでした。
街を探索して、アイテムを集めて、他のプレイヤーとやりとりする。その体験の積み重ねの中に、BEAMSらしい遊び心やカルチャーが埋め込まれている。気づいたら好きになっていた、という順番でブランド好意が育つ設計です。この考え方から、コレクション型のゲームデザインをご提案しました。
Robloxだからできる遊び方に振り切る
『マネキンから服を集めろ!』は、BEAMSの世界を舞台に、街を歩きながらファッションアイテムを集め、自分だけのコーディネートを完成させるゲームです。
特徴は3つ
①BEAMSならではの遊び心を散りばめた、オリジナルのロケーションと建造物
②他のプレイヤーが着ているアイテムを奪い合う、Robloxらしいスピード感のある交流性
③「見つける」「集める」「組み合わせる」楽しさを凝縮したコレクション型のゲームデザイン
特に2つ目の「奪い合う」ルールは、Robloxというプラットフォームの文脈を理解していないと出てこない発想だと思っています。ブランドの世界観を丁寧に再現するだけでは、子どもたちは遊び続けてくれない。ブランドらしさとプラットフォームの熱狂、その両方が成立する一点を探すのが私たちの仕事です。
企画からワールド制作まで、両社で並走した
このプロジェクトでは、企画立案、ゲームデザイン、ワールド制作までを両社で密に連携しながら進めました。
WAKAの仕事は「ゲームをつくること」だけではありません。クライアントのマーケティング課題を聞き、なぜRobloxなのかという勝ち筋を描き、それをゲーム体験として設計し、実際に形にするところまで。分業して受け渡すのではなく、一気通貫で担います。
だからこそ、企画の意図がそのまま体験の細部に残る。今回のプロジェクトでも、最初の提案で描いた「気づいたら好きになっている」という体験の輪郭が、最後まで崩れずに残りました。
これまでの取り組み
これまでも行政や大手企業と連携し、複数のRobloxタイトルを手がけてきました。
・中部電力「HAMAOKA原子力発電所タイクーン」(2025年)
・東京都福祉局「探せ!みんなのできること」(2026年)
Z世代・α世代に特化したプロジェクトチームが、企画・ゲームデザイン・開発・運営までを担当。インフルエンサーマーケティングの支援など、Robloxを起点に手段を問わないマーケティングソリューションを提供しています。
一緒に、前例のない提案をつくる人を探しています
正直に言うと、この領域にはまだ「型」がありません。クライアントの課題からなぜRobloxかを描くところも、どんな体験にすれば熱中してもらえるかという設計も、毎回ゼロから考えています。
2026年3月にはSpiral Capitalをリードに2.5億円を調達し、日経ビジネス「未来の市場をつくる100社」にも選んでいただきました。市場が立ち上がる、まさにその真ん中にいる実感があります。
Robloxの経験は一切問いません。前例のない場所で、自分のロジックで提案をつくることに面白さを感じる方と、ぜひ一度お話ししたいです。
▼ゲームはこちらから遊べます
https://www.roblox.com/ja/games/71731164602278/Steal-The-Clothes-Produced-by-BEAMS