「これは無理だ」という困りごと。「これは厳しい」という問題。
お客様が抱える難しい課題が、これまでのタクミナのポンプ技術をつくってきました。
タクミナは昭和31年に兵庫県朝来市で創業。
鉱山とともに発展してきたタクミナですが、今もこの地に生産と研究開発の拠点を置いています。
そんな創業の地「朝来市」の開発センターでは女性も活躍しています。
開発センター計装機器開発課係長のF.Sさんにインタビューを行いました。
F.Sさん|開発センター計装機器開発課係長
大阪府八尾市出身
入社18年目。
タクミナ創業地である兵庫県生野町で開発技術に携わっています。
趣味:読書(主に推理小説など)最近初めての猫を飼い始めて戯れるのが楽しいです。
開発センターでの仕事について
開発センターの計装機器開発課で働くF.Sさん。
計装機器開発課とはどんな仕事を行っているのか、職場の雰囲気とともに伺いました。
F.Sさん
「水道や浴槽・プール等には水の殺菌をする為に塩素が添加されていますが、一定の濃度に管理しなくてはいけません。計装機器開発課では、管理に必要となる塩素濃度を測定する残留塩素計の研究開発をしています。より良い製品の為、部品の設計をしたり、試作の評価や様々な条件での試験を行っています。」
チームの雰囲気を教えてください。
F.Sさん
「それぞれが自分の仕事を責任をもって行い、相談があれば親身に聞いてくれる環境です。」
研究室にこもって仕事しているというF.Sさんですが、ゴルフや飲み会などプライベートで会社の人と関わることも多いそうです。
人間関係がよく、本来の自分の仕事に集中できるのが理想的な仕事環境だというF.Sさん。困難な課題に直面したときも周りの人の協力を得て乗り越えてきました。
F.Sさん
「担当者だけで話を進めてしまい、後で開発費が多額になることが発覚して開発中止になりそうでしたが、周りの人の協力を得て進めることができました。」
ミスがあっても、それを全員で乗り越えていくチームワークの良さがタクミナの魅力。
団結力がタクミナの技術を支える柱でもあります。
タクミナの魅力は「やりたいと思ったことをやれる」ことだと感じているというF.Sさん。
学会に参加して社外発表を行ったり、展示会での発表を何回も経験されていることが最も誇りに思う成果なのだそう。
チャレンジできる環境があるからこそ、成長でき助け合える。
まさに理想的な職場環境です。
F.Sさんのキャリアパス
開発センターの研究員からスタートしたF.Sさんのキャリア。
会社に入るまでの学歴とタクミナ入社のきっかけについて伺いました。
F.Sさん
「京都府立大学大学院(農学研究科生物生産環境学専攻)卒。メーカーの技術職であることを優先して会社を選んでいました。就職ナビでたまたま検索に出てきて、最初は興味はありませんでしたが、就職活動の経験になるかと思い、軽い気持ちでとりあえず応募。機械メーカーなので分野違いと思っていましたが自分の化学系の経験が活かせると思えたこと、会社説明会や面接での雰囲気がよかったことから入社を決めました。」
【F.Sさんのキャリアパス】
- 2005年:総合研究開発センター 制御計測機器開発グループ
- 2008年:総合研究開発センター 要素技術研究グループ研究員
- 2012年:総合研究開発センター 要素技術研究課主任研究員
- 2014年:技術部 装置技術課主任
- 2017年:開発センター 基礎研究課主任研究員
- 2020年:開発センター 計装機器開発課主任研究員
- 2023年:開発センター 計装機器開発課係長
タクミナについてと今後の展望
タクミナは独創的な技術で世界に役立つことを目標に新しいことに挑戦しています。
そのチャレンジ精神がF.Sさんの価値観と合致するのだそう。
会社のリーダーシップスタイルや経営方針についてどのように感じていますか?
F.Sさん
「タクミナに関わる全ての人々に幸せと感動を、というビジョンには共感しています」
会社の将来に対する期待はありますか?
F.Sさん
「独創的な技術で世界に役立ってほしいです」
F.Sさんはその中で次世代製品の開発を達成したいとのことです。世界の有名企業からも人気ですが、グローバルな会社であると実感するときはありますか?
F.Sさん
「直接関係することはありませんが、受注や英語表記の製品を多く目にしたり、海外のお客様が工場見学に来られたときに実感します。」
タクミナで働くことのメリットとメッセージ
タクミナで働くことの最大のメリットは何だと思いますか?
F.Sさん
「大企業ではないが、だからこそ自分がやりたいことはやらせてもらえる環境にあり、これからまだまだ伸びていく会社だと感じています」
タクミナはイベントも盛ん。周年記念ではハワイや沖縄への社員旅行をおこなっています。
印象に残っている活動はありますか?
F.Sさん
「周年旅行で海外(ハワイやシンガポール)に行ったこと。科目履修生として大学の講義を受けて単位を取ったことが印象的です。」
最後に新しい仲間に期待することを伺いました。
F.Sさん
「新しい視点や考えをもって、いろいろなことにチャレンジしてほしいです」
新社会人へのメッセージ
「自分の考えで行動できるので、もちろん努力は必要ですが、やり遂げたときの達成感は大きいです。思わぬところに新たな道があります。個性豊かな人間が集まってこその会社だと思うので、多方面多分野から興味を持って来ていただければ共に成長していけると考えています」