【メンバーインタビュー】変化する不動産業界の中で光る、「他にないものをつくり出す力」。用地仕入担当が語る、コプラスの強みとこれから
こんにちは!株式会社コプラスの採用担当です。
今回はメンバーインタビュー企画ということで、コーポラティブ事業部の岩村さんにお話を聞きました。
実際どんな人が働いているのか、他の会社と比べて何が違うのかなど、コプラスに少しでも興味をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください!
不動産業界に飛び込んだ原点と、現在の仕事のかたち
ー早速ですが、コーポラティブ事業部での業務を教えてください。
開発用地の取得から建物の建築、その後の売却活動まで、一気通貫で担当しています。
人数の多い会社ではないため、代表から直接依頼を受けることも多く、社有資産の売却や用地の開発、売買仲介などにも対応しています。最近では、自社で保有するシミュレーションゴルフスクールの運営にも関わるようになりました。
また、グループ会社の業務も兼任しており、中国本土の投資家やデベロッパーへの不動産コンサルティング等にも従事しています。
ー新卒から不動産業界を選ばれた背景について、当時の就職活動とあわせて教えてください。
当時の就職活動では、業界や職種に対して特別なこだわりはなく、漠然と「上場企業」や「待遇の良い会社」といった基準で企業を選んでいたと思います。リーマンショックや東日本大震災の影響もあり、就職環境は厳しい状況でした。
私自身も、やりたいことが明確にあったわけではなく、特別熱心に取り組んでいたタイプではありませんでした。上場企業2社から内定をいただいたものの、待遇面に魅力を感じられず、事業内容にも関心が持てませんでした。
最終的には、事業内容がシンプルで分かりやすい中小企業に惹かれ、不動産の買取再販を行う企業に入社しました。不動産業界であれば転勤がなく、成果が評価に反映されやすい点に魅力を感じたからです。
変化する業界の中で、自ら選んだ次の道
ーその会社には7年半在籍されたそうですね。転職に至った経緯を教えてください。
不動産営業は成果を出していれば、比較的自由な働き方ができる職種です。加えて、上司との関係も良好で、居心地が良かったことが長く勤められた理由ですね。
しかし、6年目を迎えた頃、ある地方銀行の不正融資問題をきっかけに、業界全体で融資情勢が悪化。業績は急激に落ち込み、売上が前年比10%程度にまで減少しました。歩合も入らず、基本給も減額され、それまで築いてきた営業のやり方が通用しなくなっていったんです。
会社としても新たな取り組みを模索しており、私自身も外部の不動産会社を訪ね、他社の手法を学ぶようになりました。そうしたなかで視野が広がり、これまでの自分が「井の中の蛙」であったことを痛感しました。
その頃、当時の上司が独立することになり、得意先から出資を受けて新会社を設立することに。私も当初はその会社に加わる予定でしたが、最終的にはその道を選ばず、転職を決意するに至りました。
ー新会社に加わる選択肢もあったなかで、あえて転職を選ばれたのはなぜだったのでしょうか?
その上司と一緒につくる会社であれば、ビジネスモデルはこれまでと同じで、結果として“元の木阿弥”になるのではないかと感じたんです。
同時に、同業他社との繋がりのなかで視野は広がったものの、自身のスキルがそれに伴って成長しているとは言い難く、「このままでは早々に限界が来るのではないか」という危機感がありました。
その時、ちょうど30歳を迎える節目の年でもあったことから、転職の道を選びました。
ーその後、前職を経てコプラスに入社されました。入社の経緯について教えてください。
コプラスに対しては以前から、コーポラティブハウスの取り組みをはじめ、不動産コンサルティングや企画力に優れた会社という印象を持っていました。実際に前職時代には案件の相談をしたこともあり、「困りごとを解決してくれる会社」という良いイメージがあったんです。
そうしたなかで、知り合った当時のコプラスの取締役から声をかけていただいたことがきっかけとなり、入社に至りました。
「他にないものをつくり出す力」こそが、コプラスの価値
ー実際に働かれてみて感じる、コプラスならではの魅力について教えてください。
コプラスの魅力は、「他にないものをつくり出す力」にあると感じています。実際に、「この案件はコプラスに相談するしかない」と言っていただけることもあります。
不動産業界では、案件を紹介してくれる方に気に入られ、情報をいち早く受け取るといった手法も一般的ですが、それだけでは企業としての存在意義は限定的です。なぜなら、その会社がなくなっても、他社が代わりを務められるからです。
その点、コプラスは独自の企画力や発想を通じて、代替のきかない価値を提供していると実感しています。
ー今後、会社として、また岩村さんご自身が大切にしていきたいことを教えてください。
今後もコプラスには、次のことを大切にしてほしいと考えています。
• 競争優位性の高い事業を持ち続けること
• 相談される会社であり続けること
• なんでもやること
私自身も、そうした姿勢で仕事に取り組める人間でありたいと思っています。
不動産業界では、多くの企業が同じような物件を求め、1円でも高く買えるかどうかという価格競争に陥りやすい傾向があります。「こういう物件を、こういう条件で買えます」といった提案だけでは、会社としての個性が見えづらくなる場面も少なくありません。
その点、コプラスは他とは異なる強みを持ち、独自の価値を発揮していると感じています。
不動産業界の変化に向き合い、枠を超えて挑戦しつづける
ー今後の不動産市場の見通しや、コプラスの展望についてお聞かせください。
2012年に新卒で不動産業界に入って以来、不動産市場は右肩上がりを続けてきました。東京オリンピック後も上昇傾向が続いていましたが、近年は工事費の高騰により、いよいよ頭打ちの兆しが見え始めています。実際、都心部を除く郊外では、新築マンションやビルの供給が減少しつつあります。これからの数年は、市場にとって大きな潮目になるのは明らかです。
そうしたなかで、これまでのように売上を立てていくのは、簡単なことではありません。不動産業界の縮小傾向は、多くの人が認識しているところですが、そのなかで具体的に舵を切っている企業はまだ多くありません。依然として、従来通りにマンション用地を探して建設を進める動きが主流となっています。
そうした状況の中で、私たちが一歩先に方向転換を進めていけば、5年後、10年後に面白い展開が待っていると考えています。
スクラップアンドビルドの世界が確実に縮小していくなかで、既存の建物の活用や、コプラスがこれまでに蓄積してきた経験をもとに、不動産の枠を超えた新たな事業を形にしていきたいですね。
ー今後のキャリアについて、どのようなビジョンをお持ちですか?
コプラスに入社し、青木のもとで働くなかで、あらためて「ほかに行きたいと思える会社が見当たらない」と感じるようになりました。
そう考えると、今後の選択肢は限られていて、このままコプラスで働き続けるか、もしくはさらに収入を求めるのであればフリーランスとして独立するか、という二択に近い形です。
現時点では、不動産会社や個人に対して、不動産に関わる課題解決を軸としたフリーランスの働き方も視野に入れています。
ー岩村さん、貴重なお話をありがとうございました!