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「キャピタリストとして投資先に貢献するには起業家の信頼を勝ち取ることが大事」---Associate チェ・ミンジュン②

みなさん、こんにちは。

この度、約2年ぶりに公に中途採用の求人を行うことになり、
改めて東京オフィスのDNXメンバーのキャリアや仕事を紹介しています。

投資銀行2社、そしてメルカリを経てDNXのAssociateとなった「MJ」ことチェ・ミンジュン。
彼がこの1年半、チームの縁の下の力持ちとしてチームを支えてきた彼の目に映る
DNX Venturesについて、Junior Associateの仕事、
そして仕事を通じてどのような成長があったのかについて語ってもらいました。

弊社の中途採用を検討されている方々に
興味深く読んでいただける内容になっていると思います。

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投資家という仕事の中でも、より「誰かの役に立てる仕事」

私はJunior AssociateとしてDNXに入社してもうすぐ1年半が経ちます。憧れをもっていたベンチャーキャピタルの仕事は、同じ投資という仕事でも、ノウハウやナレッジまで提供するなど、他の投資家層よりも投資先に与えるインパクトが大きい。だからこそ、知的好奇心ややりがいを感じますし、きちんと価値提供ができれば、どの仕事よりも誰かの役に立つことができるのではないかと感じています。

実際、キャピタリストとして投資先に貢献するには起業家の信頼を勝ち取ることが大事になります。まだまだ私は起業家のみなさんに会話を持ちかけたり、価値提供できるようにはなれていません。改めて、経営者と信頼関係を築くのは簡単ではないと感じますし、様々なナレッジを提供し信頼関係を構築しているチームメンバーのことを尊敬しています。

VCに在籍して学べたこと、限られた情報のなかで投資判断を下すVC投資

私はこれまで、Establishedな企業とお仕事をする機会が多かったので、画期的なプロダクトをベースに仕事しようとしているスタートアップは新鮮でした。実際、サプライズ要因も多くて(笑)。でもそれこそが、この仕事の魅力だと思います。

実際、私が入社して2ヶ月ほどでコロナの感染が拡大し、世の中が大きく変わりました。めまぐるしい変化の中で、次々にコロナ禍に合った新しいサービスがスタートアップから生まれはじめて。そのスピード感やイノベーションの速さは本当に面白いなと思いました。

DNXはB2B特化のVCですが、B2Bという範疇の中でも幅広い業種やサービスが生まれています。たった1年半の間にも、幅広い業種・領域の課題と、それらの課題をどうプロダクトで解決しようとしているのか学ばせてもらいました。また、それらのスタートアップやプロダクトをどういうメソッドやロジックで投資をするのか、重要視している点についても学べました。

Junior Associateの仕事は、投資チームのアシスタント業務です。新規案件のDD(Due Diligence)をメインにしつつ、それ以外にもファンドレイズのサポートや、一部ポートフォリオのサポートもやっています。

投資の仕事にこれまでも携わってきた私が、VCが他の投資家と明確に異なるなと感じているのが、実は投資対象の分析、DDでして。特にDNXはアーリーステージのスタートアップに投資をするので、メリルリンチ時代のように投資検討先から十分な情報が出てくるわけではありません。限られた情報のなかで投資判断を下すというのはハードルが高い。そこでVCが重要視しているのが、「人」を見るというところです。「スタートアップは人が重要」ということを強く感じましたし、人をどのように見ているのか、経験あるキャピタリストの横で学ばせてもらっています。起業家との面談同席後、チーム内の議論やレファレンスコールの質問内容には学びが詰まっていますね。

Junior Associateというポジション上、ファンドレイズの資料作成や投資委員会用の資料作成など、作業っぽい仕事もある程度発生しますが、私の場合はファンドレイジングなどVCのあらゆる側面を学びたいと思っていたこともあり、提案資料の作成やピッチ同席の機会はとてもいい経験になっています。資料をつくることでどういった仮説に基づいて判断しているかも学べるし、自分の資料のどこがつつかれるかもわかる。一見作業のように思えて、無駄なことはなく、いい学びの機会なんです。ファンドレイジングはベンチャーキャピタルに限らず、PEなどどんなファンドに属しても必要になる仕事ですしね。


20人ひとりひとりが異なる経験と強みを持つDNXというグローバルチーム

初めてWantedlyで求人を見つけた時にも感じたことですが、日米に拠点を構え、チームが二つあることはDNXの大きなアドバンテージだなと思います。スタートアップやデジタル企業という文脈において、米国は日本より先に進んでいる側面もありますし、私自身も米国の好事例をいち早くキャッチアップして吸収し、国内の起業家の方に還元したいと思っています。

また、DNXのメンバーはバックグラウンドが本当に多様で。経験や持ち合わせているスキルセットがみんな異なっているんです。20人のチームでひとりひとり違う経歴がある会社はユニークだと思いますね。毎四半期開催されるオフサイトミーティングでは、ファンドや投資活動について数日間にわたって議論を行うのですが、年齢差や立場関係なくひとりひとりの意見が自由に交わされているのも印象的でした。こういう環境ってありそうでなかなかないと思うんです。日米・ロンドンにメンバーがいて、グローバルな体験談、事例が共有されるこの環境を、とてもいいなと思っています。

私の場合は入社して2ヶ月でコロナ禍の働き方に切り替わり、対面のコミュニケーション機会が減ってしまい残念ではありましたが、オンラインのコミュニケーションはみなさんレスポンスも早く気軽に相談もできましたし、チームミーティングの機会も十分にあるので問題なく仕事はできています。フリーランスに近い働き方で、自分で優先順位づけをしながら進めるというのもDNXの特徴かもしれません。

最後になりますが、DNXはB2BのスペースではTop TierのVCファームだと思います。多くのトップ層の経営者のみなさんが、DNXと一緒に仕事をしたいと声をかけてくださり、そういった一流経営者のみなさんに出会えています。それも、SaaSの第一人者アキラさん(日本代表の倉林)はじめ、経営者からメンバーへの信頼あってのことですし、パートナーのすぐ身近で学べることも非常にありがたい機会です。主体的に機会を掴みにいく積極性は求められる環境ですが、パートナーとアソシエイトの階層をすっ飛ばして一緒に仕事をさせていただけるのは、とても恵まれた環境だなと思っています。


(文・上野 なつみ / 協力・池袋奈緒子)

MJプロフィール:https://www.dnx.vc/teamjp/minjoon-choi
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