居酒屋甲子園。
全国の飲食店が集まり、自分たちの想いや取り組みをステージで発表するイベントです。
数千人が集まるこの場を、どう設計し、どう成立させるのか。
ムードは、このイベントの運営・演出に関わっています。
「“ただの大会”にはしない。」
居酒屋甲子園は、単なる発表の場ではありません。
登壇者の想いが伝わり、
会場にいる人の心が動き、
その後の行動につながる。
その状態をどうつくるかが、このイベントの本質です。
「2025年のテーマは、“夢”。」
これまでの居酒屋甲子園は、
どちらかというとメッセージ性が強い内容でした。
でも今回は違います。
「夢」という、もっと曖昧で、
人によって意味が変わるテーマ。
「説明しすぎない、という選択。」
だからこそ、分かりやすく
“何かを持ち帰らせる”イベントにはしない。
一つの答えを提示するのではなく、
それぞれが自分なりの解釈を持ち帰る。
そんな場にすることを選びました。
「20年前と、同じテーマ。」
実は、「夢」というテーマは
20年前にも掲げられていました。
ただ、当時とは時代が違います。
今は、正解が一つではなく、
それぞれの生き方や価値観がある。
「“自分のやっていることって、これだったのか。”」
イベントの中で起きてほしかったのは、
誰かに何かを教えられることではありません。
自分の中にあるものに気づくこと。
「自分がやってきたことって、こういうことだったんだ」
そんなふうに、自分の言葉で捉え直す瞬間です。
「設計するのは、“空気”。」
数千人が集まる会場で、
どうすればその状態が生まれるのか。
プログラムの順番
照明や音の使い方
間の取り方
すべてを含めて、“空気”を設計していきます。
「現場は、想像以上にシビア。」
会場の空気は一瞬で変わります。
ざわつき、集中、共感。
どこで何を出すかで、流れは大きく変わる。
その中で、常に判断し続ける。
それが現場のリアルです。
「私たちがつくっているのは、“答え”ではない。」
ムードがつくっているのは、
分かりやすい答えではありません。
人それぞれが、自分なりの意味を持ち帰る場。
その“余白”を設計することです。
「この仕事を、面白いと思えるか。」
華やかに見えるかもしれませんが、
実際は細部の積み重ねです。
正解のない中で、何をつくるかを考え続ける。
そのプロセスを面白いと思える人と、
一緒に働きたいと考えています。
「一番嬉しいのは、“その場にいた人の変化”。」
イベントが終わった後、
担当者から「良かったです」と言っていただけるのは、もちろん嬉しいです。
でも、それ以上に嬉しい瞬間があります。
それは、会場にいた人たちが、
笑顔で帰っていくとき。
満足した表情で、次に向かっていくとき。
「“来年は、自分があの舞台に立ちたい。”」
中でも印象に残っているのは、
参加者の方がこんな言葉を話してくれたときです。
「来年は、自分が壇上に立ちたいです。日本一を目指します。」
その一言が、この仕事の価値だと感じています。
「私たちは、“きっかけ”をつくっている。」
イベントは、その場で終わるものではありません。
その後、誰かの行動が変わること。
モチベーションになること。
「次は自分がやる」と思えること。
そうした“きっかけ”をつくることが、
私たちの仕事です。
「目の前で、届く。」
この仕事の面白さは、
自分たちがつくったものが、その場で届くことです。
目の前にいる人が、反応する。
空気が変わる。
感情が動く。
まるで料理のように、
その場で価値が伝わる。
「だから、この仕事を続けている。」
大変なこともあります。
プレッシャーもあります。
それでも続けているのは、
その瞬間があるからです。
誰かの背中を押せたと感じられること。
それが、この仕事のやりがいです。