皆さんこんにちは!広報の武田です。
8月も後半に突入しましたがまだまだ暑い日が続きますね🌞
夏の暑い日には涼しくなる怖い話!
ということで、”エンジニアとして経験してきた怖い話”をIT業界9年目サーバーエンジニアの東野さんに聞いてきました!
エンジニアとして似たような経験をしたことがある方は思い出して寒気がするかもしれません…!
未経験の方も「もしも自分に起こったら…」と想像しながら読んでみてください!
【慣れ始めた人が押したそのボタンは…】
サーバーの運用保守の現場に参画していた時の話です。
その現場はチームの中で2人1組のペアを作って作業をしていくんですけど、私のペアの方(Aさん)は参画時はまだ経験が浅い方だったんです。
事はAさんが業務に慣れ始めたときに起きました。
その日は私はリモート、Aさんは出社でネットワーク機器のスイッチの設定を確認する日だったんです。
(※スイッチ:複数のコンピューターやLANを接続するネットワーク装置)
まだ慣れ始めですし私が指示をしてAさんは見ながら覚えてもらうという形をとっていました。
通話をしながら作業していたんですけど、急に通信が切れてしまったんですよ。
通信が切れるような作業もしてなかった中で起きたので驚いたのですが、ちょうどこの日、別のSE(システムエンジニア)さんも同じところで作業をしていて、そのSEさんから「通信が繋がらなくなった」と連絡をいただき、最終的にはお客様の方でも通信ができなくなってしまったんです。
お客様にも迷惑をおかけしてますし、「いったい何があったんだ!」と騒ぎになったのですが、最初に疑いの目を向けられたのが、その日その場所でスイッチの作業をしていたSEさんだったんですよ。
でもこのSEさんは手順書通りにやっていたようで、話を聞く限りは問題なさそうだったんです。同じくAさんにも確認が入ったのですが、Aさんもやった覚えはないし、私もそのような指示は出していなかったんです。
そこで別の方がログイン履歴を確認したところ…
Aさんが初期化ボタンを押してしまっていたんです❕❕❕
あとで聞いたら「このボタンでこのように見てくださいね」と私が指示をしたその直前にAさんが「多分これだな」という認識でスイッチの初期化ボタンを押してしまったらしいんですね。
ネットワークの設定が全部吹っ飛んでるので当然通信は全断状態で、復旧には3~4日間かかりましたね…SEさんたちと協力して夜通し作業していました。
幸いだったのはお客様がとても寛容で、仲良くもさせていただいていたのでギリギリ大事にならずに済んだことですね。
厳しい方だったらというか、多くの場合は呼び出されたり始末書書かされたりすると思うので。
誰にでも起こりうることなので、慣れ不慣れは関係なく丁寧に伝える・確認することが重要だと改めて感じた出来事でしたね。
【危うく命が一つ…】
とある企業のネットワークのコーチをしていた時の話です。
この話には私たちの他に”作業員を出している会社(A社)”と”作業を監視する会社(B社)”の2社が関わっていまして、B社がA社に作業の指示をするという形になっていました。
A社の作業員がラック内の機器を変える作業をしていた時、やけにラックに静電気が走ってるという話が出たようで…
B社に確認したら「ゴム手袋で対応してくれ」との指示が出たので、その指示に従って作業を続行しようとしたらしいのですが、A社の一人が「これは本当に大丈夫なのか…?」と不安になり、うちに連絡をしてくれたんです。
この連絡をもらえなかったら大事になっていたでしょうね。
なぜならそのビリビリって
静電気じゃなくて漏電なんですよ❕❕❕
当然作業はすぐに中断させました。
最悪命にかかわる事態なので確認をしてくれてよかったです。
東野さん、怖い話2つもありがとうございます!
ところで東野さん自身には怖くなった経験や失敗した経験はなかったんですか?
怖い話とまではいかない、あるある話というんですかね。
見ているサーバーが違うというのはサーバー運用保守あるあるだと思います。
依頼通りの物が来なかったり、話がかみ合ってなくて、聞いていくと「あれ?見てるサーバー違くない?」ってなります(笑)
私自身、失敗という失敗は実はしてないんですよね。
性格上不安になりやすいので、事前にしっかり準備をしてから物事に取り組むようにしています。
何をしたらどんなことが起こるか、プランは何パターン考えられるか、先に考えておけばちょっとの壁なら乗り越えられます。
不安になりやすいって短所に見えますが、長所にもできる特性だなと思っています。
いかがでしたでしょうか?
東野さんの話が出てこないな~と思っていたら、とても計画的な方だったようです!
H.R.Iには後輩思いの先輩エンジニアが多く、未経験でも安心頂ける環境です!
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