「言われた通りに作るデザイナー」を、卒業したい人へ。koujitsuがデザイナーに任せている領域の話
Photo by JR Clavant on Unsplash
こんにちは、株式会社koujitsuです。
今日は、私たちがデザイナーという職種に対して、どんな役割と裁量を渡しているのかをお話しします。
実は最近、面談で何度も聞かれる質問があります。
「デザイナーとして、どこまで関われますか?」
この問いの裏には、たぶん共通する違和感があります。要件はもう決まっていて、画面構成も決まっていて、トンマナも指定されている。自分はその枠の中で、見た目を整える仕事をしている。それは仕事として成立しているし、忙しくもある。でも、なんだか手応えが薄い——。
そんな違和感を持っている方に、読んでもらえたら嬉しいです。
デザイナーの仕事は、いつから「実装の前段」になったのか
デザインは本来、課題を解くための手段です。クライアントが何に困っていて、誰に何を届けたくて、その結果どんなビジネス成果が必要なのか。そこに向き合って初めて、適切なアウトプットの形が見えてきます。
ところが、制作のサプライチェーンが分業化されていく中で、デザイナーが渡されるのは「決まった要件と、決まったワイヤー」になっていきました。上流の意思決定にデザイナーが関わらないまま、最後の仕上げだけを任される——そんな構造です。
これは効率化の側面では正しいかもしれません。でも、デザイナー本人にとっては、考える筋肉を使う機会がどんどん減っていく構造でもあります。
koujitsuがデザイナーに渡している領域
私たちは、デザイナーに以下の領域を渡しています。
- クライアントへのヒアリング、課題の言語化
- 事業構造、ターゲット、競合の理解
- 要件定義、情報設計
- ワイヤーフレーム、UI設計
- ビジュアルデザイン、ブランディング表現
- 制作後の効果検証、改善提案
全部やってください、ではありません。プロジェクトによって、デザイナーがどこまで踏み込むかは変わります。ただ、踏み込みたいデザイナーには、踏み込める場所がある。それが私たちの基本姿勢です。
なぜそうしているか。答えは「鬼十訓」の第6則にあります——クライアントを勝たせるために動く。
ビジネス課題から切り離された場所でデザインだけしていても、クライアントは勝てません。事業の文脈ごと引き受けて、デザインで答えを返す。その方が、結果としていいアウトプットになるし、デザイナー自身の市場価値も上がっていきます。
「デザイナー」という肩書きの先にあるもの
私たちが採用したいのは、肩書きでデザイナーをやっている人ではなく、デザインを使って事業を動かせる人です。
たとえばこんなことを、デザイナーに期待しています。
- クライアントの会議で、デザインの根拠を自分の言葉で説明する
- 数字を見て、次のクリエイティブを自分で考える
- ディレクターやマーケターと対等に議論する
- 「もっとこうした方が成果が出る」と提案する
派手なリードではないかもしれません。でも、こういう仕事の積み重ねが、機能では代替されないデザイナーをつくる。私たちはそう信じています。
こんな方とお話ししたいです
- 制作の枠を超えて、上流から関わりたいデザイナーの方
- 自分のアウトプットを、事業成果につなげたい方
- デザインの根拠を、自分の言葉で語れるようになりたい方
- 10年戦えるデザイナーとして、次のステップを探している方
カジュアル面談、ポートフォリオを見ながらの相談、どちらも歓迎です。