リアルトハーツでは、社会貢献活動として利益の一部をカンボジアの孤児院ホープ・オブ・チルドレン(Hope of Children)へ継続的に寄付しています。 この取り組みは、社長が孤児院を運営する日本人の岩田亮子さんの活動を知ったことがきっかけに始まりました。以来、毎年社員が現地を訪問し、子どもたちとの交流を続けています。
今年は新規事業であるカフェ事業の視察も兼ねて、カフェの立ち上げメンバーの安部さんと共に、今回で3度目となる私・安藤(人事総務部)が参加しました。
訪問スケジュール(4泊6日)
・ 3/5:成田発 → ハノイ着、カフェリサーチ ・ 3/6:カフェリサーチ → シェムリアップへ移動 ・ 3/7:CAFE HOC・孤児院訪問 ・ 3/8:子どもたちと川へピクニック ・ 3/9:CAFE HOCにてメニュー提案・運営サポート ・ 3/10:帰国
まずはベトナム・ハノイへ 日本にない味との出会いが、新規事業のヒントに 今回の訪問は、ベトナム・ハノイでのカフェ視察から始まりました。 当社の代表は、常に次の挑戦を見据えています。その中で注目していたのが、ベトナムのコーヒー文化でした。将来的な海外展開も視野に入れ、安部さんとともに、現地のカフェを巡りました。
安部さんは、カフェでの実務経験に加え、オーストラリアでのワーキングホリデー経験を持つメンバー。「ゼロから立ち上げに関わりたい」という想いで入社し、入社7か月目での海外視察。 ”やりたい”と手を挙げた人にチャンスを渡す”__リアルト・ハーツらしい場面でした。
想像を超える組み合わせに、 感性が磨かれる ハノイでは、約10軒のカフェを視察しました。特に印象的だったのは、日本ではなかなか出会えない組み合わせの数々です。
・ヨーグルトアイスシェイク × エスプレッソ ・エスプレッソ×オレンジシロップ×トニック ・エスプレッソ×キャラメルシロップ×クリームチーズ ・カップの縁に、塩味とスパイスをまとわせたアプリコットコールドブリュー
「本当に合うの?」と思うものもありましたが、飲んでみると驚くほどすっきりと美味しい。暑い気候に合わせて、ケーキ類も甘さ控えめで、気候とメニューの関係性という視点も大きな学びでした。
オーダーしたドリンクをシェアしながら、「日本でも再現できそう」「現地だからこそ成立する」「日本人向けにアレンジできそう」と議論を重ねました。 事業づくりは、机上ではなく、実際に見て・感じて・話すことから始まる。 そんな時間でした。
▼グラスの中に、まだ知らないヒントが詰まってます
カンボジア・CAFE HOCへ 毎年感じる、子どもたちの確かな成長 シェムリアップへ移動し、子どもたちが切り盛りする「CAFE HOC」を訪問しました。ここは、孤児院の子どもたちが将来自立できるよう、働くスキルを身につける場として運営されています。
初訪問の安部さんは到着してすぐにこう話してくれました。 「もっと素朴なカフェをイメージしていましたが、想像以上に本格的で驚きました」 開放的な空間、緑あふれる店内、本格的なエスプレッソマシン。 日本食やトレンドを取り入れたメニュー。手作りベーグルなど、新たな挑戦も続いています。
そして、私が心を動かされたのは、子どもたちの成長です。 幼かった子どもたちが、今ではカフェを支える存在として役割を担い、次の世代へと受け継がれてく__その姿に、胸が熱くなりました。
▼ガジュマルの木と、やわらかな光に包まれて。みんなで映した一枚
川へピクニック! 子どもたちの優しさに触れ、距離が縮まる瞬間 翌日は恒例のピクニック。 子どもたちは朝4時に起き、手作りのお弁当を用意してくれていました。
川遊び、スイカ割り、ボール遊び。 最初は緊張していた安部さんも、気づけば子どもたちに囲まれ、髪を可愛く編み込んでもらっていました。
安部さんはこう語ってくれました。 「年上が自然に下の子を気にかけ、年長者を敬う姿。そして、大人にもさりげない気遣いをしてくれる。その姿に、日本の同世代以上の思いやりを感じました。」
▼はじける笑顔と水しぶき。あっという間の楽しい川遊び
それぞれが抱く、将来の夢 ある少女は、「将来は助産師になりたい。日本が大好きだから、また必ず行きたい」と目を輝かせながら夢を語ってくれました。 また、当時はまだ幼かった男の子も、今では私の背を超えるほどに成長し、ウクレレで素敵な演奏を披露してくれました。一度聴いただけの曲を再現できるほどの豊かな才能の持ち主です。 さらに、昨年カンボジアの高校を卒業した女の子は、絵本作家になるという夢を叶えるため、日本の大学進学を目指して来日し、現在は日本語学校に通っています。
紛争により一時避難を余儀なくされるなど、厳しい環境を経験しながらも、前向きに生きる子どもたちの姿は、強く心に残りました。
▼絵本作家を夢見る少女が、感謝の気持ちを込めて、この作品を描いてくれました
寄付だけでなく、できる支援を 最終日は、CAFE HOCでメニューやオペレーションの改善に向けたサポートを行いました。安部さんが中心となり、レシピ調整、コーヒー豆や各材料の分量の見直し、新メニュー提案など、実践的なアドバイスを行いました。子どもたちの一つひとつを逃すまいと熱心にメモを取る姿が印象的でした。
一方で、牛乳が高価なため原価が上がってしまうこと、抹茶は中国産のものしか流通していないことなど、 「限られた環境の中で工夫する難しさ」も実感しました。 今後は、オンラインでの継続的なサポートも検討しています。
▼真剣なまなざしの先に未来がある
カンボジアで見つめ直したこと 今回の訪問では、長年にわたり孤児院を支えてこられた岩田亮子さんと、ゆっくりお話しする時間もいただきました。 「私は子どもたちから幸せをもらっているの。みんな可能性に満ちているから、その才能を伸ばしてあげたい」少女のように無垢な笑顔で語るその言葉は、まっすぐ胸に届きました。そしてその姿勢は”人事としての在り方”とも深く重なりました。
・社員の成長を心から喜ぶこと。 ・一人ひとりの長所に目を向け、その可能性が花開くように支えること。 ・目の前の相手と誠実に向き合い続けること。
これらはすべて、人事として、そして企業として大切にしたい姿勢そのものだと、あらためて感じました。
もちろん、現実には、思うようにいかないことのほうが多いです。それでも、岩田さんのように温かさと強さを併せ持つ存在でありたい。今回の訪問は、私自身の姿勢を見つめ直す、大切な機会となりました。
社会貢献は、特別なことじゃない 安部さんは、「SNSで情報が溢れる日本では、選択肢が多いからこそ迷うこともある。一方で、情報が限られた環境の中で、まっすぐに前を向く子どもたちの姿に、本当に大切なものを教えてもらった気がする」と語ってくれました。
リアルトハーツの社会貢献活動は、 「良いことをしている会社です」と誇示するためのものではありません。
事業と同じように、 本気で向き合い、考え、関わること。
カンボジアで出会った子どもたちの前向きさ、強さ、そして優しさ。 そこで得た気づきを、これからの仕事や組織づくりに、活かしていきたいと考えています。
▼次の一歩を、ともに踏み出す仲間になりませんか