こんにちは。JOKER'S株式会社、代表の松村拓馬です。
2026年7月29日、湯河原で幹部8人と合宿をしました。 翌30日は、年間総会。そして7月31日、第6期が終わりました。
今日、8月1日。第7期が始まった日に、この文章を書いています。
この3日間で、僕は改めて考えました。 自分はなぜ会社を経営しているのか。これから未来、誰と、どこへ向かいたいのか。
一昨日の年間総会では、約2時間、社員のみんなの前で話しました。 この一年の振り返り、事業の課題、第7期の計画、評価制度、これから目指す未来。 そして最後に、僕がなぜ会社を売らず、もう一度この仲間と挑戦することを決めたのかを話しました。
その途中で、僕は泣きました。
祖父の話をしていたときです。 言葉が出てこなくなり、しばらく黙り込んでしまいました。泣く予定なんて、まったくありませんでした。 社員全員の前で社長が泣くなんて、正直、かっこ悪いと思いました。
でも今振り返ると、あの涙は、祖父を思い出したからだけではなかったのだと思います。
創業してからの6年間。 調子に乗ったこと。失敗したこと。会社を売ろうとしたこと。仲間の顔が浮かんだこと。そして、もう一度夢を見ようと決めたこと。
この一年、誰にも見せずに抱えてきたものが、全部あふれたのだと思います。
今日は、総会で話したことと、話しきれなかったことを、改めて書き残します。
社内のみんなにも、お客様にも、経営者の仲間にも、一緒に走ってくれているクリエイターやライバーのみなさんにも、そしてこれから出会う仲間にも、読んでもらえたら嬉しいです。
少し長いです。でも、格好いいところだけを書いた文章ではありません。ぜひ、僕のこの起業から今日までのリアルを読んでいただけると嬉しいです!
目次
会社は伸びた。でも、僕は追いついていなかった
僕が独立したのは、2020年8月20日です。
学生起業を経験し、25歳のときに一度会社員として働き、その後、コロナ禍の真っただ中で、もう一度独立しました。
当時、僕が考えていたことは、とても単純でした。
「稼ぎたい。モテたい」
今だから笑って言えますが、本当にそれくらいでした。
運よく、事業は伸びました。 ライブ配信とSNSマーケティングの需要が高まり、人を増やせば増やすほど仕事も増えていきました。
創業1年目、2年目、3年目。会社は驚くようなスピードで成長しました。
そして僕は、完全に調子に乗りました。
「経営って、こんなに簡単なんだ」
そう思い、アパレル事業とフィットネスジム事業にも手を出しました。
SNSマーケティング、ライブ配信、アパレル、フィットネスジム。 4つの事業の責任者を、ほぼ全部、自分でやりました。
結果は、見事な失敗でした。
アパレル事業では毎月大きな赤字を出し、フィットネスジムも、どれだけ働いても利益がほとんど残りませんでした。 SNSとライブ配信で生み出した利益が、別の事業に消えていく。
働いても、働いても、楽にならない。 あの頃は、精神的にも本当に追い込まれました。
そこで初めて、理解しました。
僕は天才ではない。何でもできるわけではない。 大切なのは、選択と集中だ。
「何を始めるか」よりも、「何をやらないか」を決めることのほうが難しく、重要なのだと学びました。
「自分には何もない」——石川から出てきた僕が、基準を変えられた話
僕は石川県出身です。
上京した頃、僕には何もありませんでした。 学歴にも、経歴にも、家柄にも、自信がなかった。
東京で会う人たちは、みんな僕より遠くまで見えているように感じました。 同じ会話をしていても、前提にしている世界の広さが違う。 その差を、飲み込めないまま持ち帰る日が続きました。
4期目の途中、僕はEO(Entrepreneurs' Organization/経営者コミュニティ)に入りました。
正直に言えば、背伸びでした。 自分より何倍も大きな会社を経営している人たちの中に、身一つで飛び込む。 場違いなんじゃないか、という気持ちは、しばらく消えませんでした。
実際、入ってからは驚くことばかりでした。 自分の小ささを、何度も突きつけられました。
決定的だったのは、ある日、100億円規模の会社の朝会を見せてもらったときです。
幹部の本気度。 発言の量と、その速さ。 数字への向き合い方。 「今日一日をどう使うか」の解像度。
頭を殴られたような衝撃を受けました。
「会社って、ここまで大きくできるんだ」
そして、その次に浮かんだのが、この言葉でした。
「同じ人間がやっているなら、自分にもできるかもしれない」
あの日を境に、僕の中の「普通」が動きました。
環境が変わると、人の基準は変わります。 能力が上がるより先に、基準が上がる。 基準が上がると、行動が変わる。 行動が変われば、結果は後からついてくる。
石川から出てきた頃の「自分には何もない」は、少しずつ「自分にも、何かできるかもしれない」に変わっていきました。
僕がオフィスをつくり、幹部合宿をやり、社外の一流の人にわざわざ会いに行くことにこだわるのは、この経験があるからです。
人は、才能ではなく環境で変わる。
僕自身が、その一番わかりやすい証明だと思っています。 だから、いま会社にいるメンバーにも、これから入ってくれる人にも、同じことを起こしたい。
基準は上がった。でも、組織がついてこなかった
EOで基準が変わってから、僕は事業を整理しました。 手を広げすぎた反省から、SNSマーケティングとライブ配信の2つに絞りました。
事業は、もう一度伸び始めました。
でも今度は、まったく別の壁にぶつかりました。
人は増えているのに、利益も組織も、思うようにコントロールできない。 採用しても、人が抜けていく。 頑張ってくれる人に仕事が集中して、僕はその責任感に甘えてしまう。
数字だけを見れば、会社は成長していました。 それなのに、僕は少しずつ、経営することに疲れていきました。
事業の伸ばし方は、EOで学べました。 でも、組織のつくり方は、まだ何も分かっていなかったんです。
そして2024年1月1日、故郷の石川県を能登半島地震が襲いました。
あの日、僕自身も、本当に死ぬかもしれないと思いました。
人は、いつか死ぬ。 そんな当たり前のことを、頭ではなく、身体で理解しました。
それから僕は、問いが変わりました。
会社をどう伸ばすか、ではなく、 自分は、残りの人生をどう生きたいのか。
この問いが、そのまま第6期の葛藤につながっていきます。
第6期、会社を売ろうとしていました
2025年8月1日から2026年7月31日までの第6期。
正直に書くと、創業以来、いちばん葛藤した一年でした。
会社を売却しようと、本気で考えていました。
以前から、SNS業界やライブ配信業界の大手企業から声をかけていただいていました。 話が具体的になり、巨額の金額でのオファーもいただきました。
会社を売れば、もうお金に困ることはない。 無理に会社を大きくしなくてもいい。 好きな場所で、好きな仕事だけをして、穏やかに暮らすこともできる。
当時の僕にとって、それは十分に魅力的な未来でした。
正直に書きます。 合理的に考えるなら、売却が正解だと思っていました。
会社は成長していました。 でも僕には、自分の延長線上に、10億、15億という未来がどうしても見えなかった。
いま振り返ると、こういうことだったと思います。
この会社は、僕という個人の延長線上にしかなかった。
僕が動けば売上が立つ。僕が止まれば止まる。 人数は増えて、規模は大きくなったけれど、構造はフリーランスの延長のままでした。
事業に限界を感じ、採用しては人が抜けていくことに疲れ、自分自身の情熱も落ちていました。
当時、周りの経営者に相談していたことを振り返ると、迷いがそのまま残っています。
2025年8月「M&Aするのか、このまま続けるのか」
2025年9月「次の一手を決めきれない」
2025年11月「本当の仲間と、もう一度熱狂したい」
2026年3月「本気で夢を追える仲間がいない孤独」
2026年5月「個人で勝つ人生から、使命を背負ってチームで勝つ人生へ」
2026年6月「お金で握る組織から、理念で同じ景色を見る組織へ」
今なら、一つの流れに見えます。
でも、その渦中にいるときは、自分が何に悩んでいるのかすら、うまく言葉にできませんでした。
「もう、ここで終わってもいいんじゃないか」
何度も、そう思いました。
それでも売らなかった理由は、「大好きな仲間」でした
売却の話が具体的になるほど、頭に浮かんでくるものがありました。
金額ではありません。 一人ひとりの顔でした。
一緒に働いてくれているメンバーの顔。 仕事を任せてくださっているクライアントの皆様の顔。 所属してくれているクリエイターの顔。 毎日配信を続けているライバーのみなさんの顔。
この会社を誰かに譲ったあと、その会社は、本当にみんなを幸せにしてくれるのか。 僕が大切にしてきたメンバーを、心から信頼して預けられるのか。 そして譲ったあと、僕はみんなに胸を張って「この会社で頑張ってこい」と言えるのか。
何度考えても、答えは同じでした。
僕自身の手で、みんなを幸せにしたい。
条件でも、戦略でもありませんでした。 この人たちと、離れたくない。 突き詰めれば、それだけでした。
「何をするか」より、「誰とやるか」だった
売らないと決めても、すぐに未来が見えたわけではありません。
僕は性格診断をしたり、経営者の先輩に相談したり、AIにまで「自分は本当は何がしたいのか」と聞きました。
返ってきた答えは、驚くほど単純でした。
「松村さんは、仲間と熱狂したいんだと思います」
ある経営者からは、こう言われました。
「松村くんは、会社をつくりたいというより、部活動やスポーツチームをつくりたいんだよね」
その言葉を聞いたとき、全部がつながりました。
6年間、僕はずっと「何をやるか」を探していました。 アパレルをやり、ジムをやり、SNSマーケティングをやり、ライブ配信をやり、TikTok Shopをやった。
でも、いちばん楽しかった瞬間を思い出したとき、そこにあったのは事業内容ではありませんでした。
毎日遅くまで一緒に企画を練った時間。 大きな案件が決まって、チャットで盛り上がった瞬間。 うまくいかなくて、本気で言い合ったMTG。 ライバーが結果を出して、担当マネージャーが自分のことのように喜んでいた姿。
何をするかより、誰とやるか。 この仲間と働くこと自体が、僕にとって一番楽しかった。
価値観の合う仲間と、同じ目標に向かって夢中になる時間。 勝ったらみんなで喜び、負けたら本気で悔しがり、それでもまた練習して、もう一度挑戦する。
僕が学生時代の部活動に戻りたいと思うのは、あの頃が、人生でいちばん熱狂していた時間だったからです。
総会では、こう話しました。
「究極、みんなと一緒なら、ラーメン屋をやっても楽しいと思う」
本心です。
大好きなメンバーと、大好きなクライアントと、大好きなクリエイターと、大好きなライバーのみなさんと、楽しく働きたい。
僕は、この会社のみんなが好きです。 これまで、ちゃんと言葉にできていませんでした。 でも、本当に好きです。
だから、会社経営を続けることを決めました。
死ぬときに、「かっこいい人生だった」と思いたい
決断を後押ししてくれたものが、ほかにもあります。
EOのメンターの方にオススメされた漫画『竜馬がゆく』を読みました。
坂本龍馬が亡くなったのは、33歳の頃です。 僕は今、31歳です。
自分の身分や置かれた環境に関係なく、人と人をつなぎ、世の中を変えようとした人生。 それを読んだとき、強烈に思いました。
「自分は、このままでいいのか」
会社を売り、お金に困らない生活をする。 それは合理的です。
でも僕にとって、それは、死ぬときに振り返って「かっこいい人生だった」と思える選択ではありませんでした。
男として、かっこよくありたい。 一度きりの人生で、自分にしかできないことをやりたい。 自分が生きた証を、ちゃんと残したい。
そんな男臭い気持ちを、もう一度信じてみようと思いました。
「たくまは、好きなことを全力でやりな」
第6期には、大好きだった二人の祖父を、相次いで見送りました。 二人とも、子どもの頃からずっと、僕を応援してくれていました。
祖父たちが、よく言ってくれた言葉があります。
「たくまは、好きなことを全力でやりなさい。おまえなら、絶対に何でも叶えられる」
まだ僕が何者でもなかった頃から、根拠もなく信じてくれていました。
でも僕は、大人になって上京してからどこかで「まだ会える」と思っていました。 いつか亡くなることは分かっていても、それが今だとは思っていませんでした。
結局、最期に会うことも、きちんと感謝を伝えることもできませんでした。 あっという間でした。
2024年1月1日の能登半島地震で、僕自身も死ぬかもしれないと思った経験と重なって、はっきり分かったことがあります。
未来は、あるとは限らない。 だとしたら、大事なのは「今この時間を、誰と過ごすか」だ、と。
年間総会でこの話をしたとき、言葉が出なくなりました。 祖父に会いたいという気持ちもありました。何も恩返しできなかった後悔もありました。
もし天国から見ているなら、祖父に胸を張れる生き方がしたい。
「あのとき、楽なほうへ逃げなかったよ」 「好きな仲間と、好きな仕事を、本気でやっているよ」
そう報告できる人生にしたい。
僕が泣いたのは、そんな人生を選ぶと、メンバーのみんなの前で初めて腹をくくったからだと思います。
会社を残すのなら、何のために残すのか
ここまでは、僕個人の話です。
僕の地元・石川県では、能登半島地震のあと、事業を続けられなくなった方がたくさんいました。
日本全国を回るなかでは、地方に住んでいるというだけで、自分の能力を生かしきれない女性にたくさん出会いました。
夢を叶えたいのに、収入が足りない。 子どもがいるから、働ける時間が限られる。 住んでいる場所によって、選べる仕事が変わってしまう。 やりたいことがあるのに、挑戦する前に諦めなくてはいけない。
そんな人たちを、何人も見てきました。
僕たちが持っているSNSマーケティング、ライブ配信、TikTok Shopという手段は、単なる流行ではありません。
地方の商品やサービスを、全国へ届けられる。 住んでいる場所やライフステージに縛られず、個人が収入をつくれる。 企業の売上機会と、個人の所得機会を、同時に増やすことができる。
それなら、僕たちがやる意味がある。そんな困っている企業や女性を救いたい。
お金だけではなく、仲間と熱狂できる仕事がある。 人生をかけて取り組みたい使命がある。
『女性キャリア支援×地方創生』
会社を売らないと決めたことで、初めて「この会社を何のために残すのか」が見えてきました。
第6期に行った施策は、すべて決意の形でした
第6期、僕たちはMVVをつくりました。なぜこの会社が存在するのか。
なぜ一番を目指すのか。この会社で働いた時間が、一人ひとりの人生に何を残すのか。
会社を売ろうとした僕が、それでも会社を残す意味を考え抜いた答えが、今のMVVです。
4月にオフィスも構えました。
創業以来、僕たちはフルリモートと業務委託を中心に成長してきました。
スピードという意味では、それが正解だったと思います。
一方で、本気で組織をつくるなら、画面越しだけでは共有できないものがあるとも感じていました。
誰かがいて、相談できて、悔しさも喜びも共有できる場所。
部室のような、僕たちのホームをつくりたかった。
初めて、新卒採用にも踏み切りました。
新卒採用は、今ある仕事を埋めるための採用ではありません。
会社の文化と未来を、自分たちの手でつくるという決断です。
他にも選択肢があるなかで、自分の大切な20代をこの会社に預けてくれた。
その瞬間、会社を大きくする責任が、具体的な誰かの人生を支える責任と理解しました。
そして、評価制度も完成しました。
これまでの僕は、期待する役割や評価基準を、十分に言葉にできていませんでした。
報酬の決め方にも、曖昧さや不公平さがありました。
評価制度づくりを支援してくださっている方から、教えてもらった言葉があります。
「評価制度とは、その会社が何を褒めるのかを決めるものです」
僕は、評価制度を社員を管理するためのものにはしたくありません。
会社が何を大切にし、どんな行動や挑戦を評価し、成果をどう還元するのか。
会社が大きくなっても、頑張った人に正しく報いる。
一人ひとりが、自分の次の成長を描けるようにする。
評価制度は、未来へ進むための、会社からみんなへの約束です。
そして7月27日、配信スタジオを全員でつくりました
オフィスに配信スタジオが完成しました。 スタジオ2部屋と、撮影スペースです。
理由は、二つあります
一つは、ライバーが「帰ってこられる場所」をつくりたかったから。
弊社には1,300名を超えるライバーが所属し、その多くは全国に散らばっています。 地方に住んでいる人。子どもが寝たあとに配信している人。本業の合間に配信している人。
でも僕たちとの関係は、ほとんどオンラインだけで完結していました。
配信は、想像以上に孤独な仕事です。 数字が伸びない時期に、隣に誰もいない。同じ悩みを持つ人と話す機会もない。 辞めていく人の多くは、実力ではなく、孤独で辞めます。
だから、来られる場所をつくりたかった。
スタジオでは綺麗に撮ってもらえる。 先に結果を出した人の、失敗談まで含めた話を聞ける。 うまくいかない時期に、顔を見て話せる。 たまたま同じ日に来た人同士が、友達になる。
部室のような場所です。
僕が学生時代の部活を今でも思い出すのは、いつでも行ける場所があったからだと思います。
もう一つは、TikTok Shopを、ここから本気で立ち上げるため。
投稿本数&配信時間が、そのまま結果になる事業です。 毎日投稿できて、毎日配信できて、その場で改善できる場所が要る。
東京のスタジオは、47都道府県の1号店です
前から社内で話してきた構想があります。
東京のスタジオを起点に、47都道府県にコミュニティをつくる。
地方に住んでいるというだけで、力を生かしきれない人がいる。 子どもがいるから、働ける時間が限られる人がいる。 その人たちが、住む場所を変えずに稼げるようにしたい。 それが、僕がライブ配信事業をやっている理由です。
でも、いきなり全国に拠点は置けません。 だから、まずこの1年です。
ライバーが自然に集まる場所をつくれるか。 そこからTikTok Shopを、きちんと黒字にできるか。
コミュニティとして機能して、同時に、事業としても成り立つ。 その型が一つできれば、同じものを地方に置いていけます。
その挑戦のスタートラインでした。
第7期のテーマは「人とAIで、勝ち筋を実現する」
幹部合宿で決まった、第7期の全社テーマは、
「人とAIで、勝ち筋を実現する」
です。
実は、これは僕が考えた言葉ではありません。 現場メンバーから出てきた言葉が、そのまま全社テーマになりました。
ちなみに僕の案は、
「営業利益至上主義。楽しく、面白く、儲ける」
でした。採用されませんでした。
でも、社長の言葉ではなく、現場から出た言葉が会社のテーマになる。 それ自体が、第二創業期の始まりだと思っています。
僕たちには、SNSマーケティング、ライブ配信、TikTok Shopという3つの事業があります。
SNSで認知をつくり、ライブ配信で人を育て、TikTok Shopで購買につなげる。
この3つを一気通貫で持っていることが、僕たちの強みです。 SNSだけの会社も、ライブ配信だけの会社も、TikTok Shopだけの会社もあります。 でも、3つの土俵を全部持っている会社は、ほとんどありません。
第7期は、できる人のやり方を言葉にし、AIと仕組みを使って、誰もが再現できる「型」に変えていきます。
AIで人を減らしたいわけではありません。 人にしかできない仕事に、人の時間を返したい。
考えること。 お客様と向き合うこと。 仲間を育てること。 クリエイターやライバーの人生に寄り添うこと。
そこに、もっと時間を使える会社にします。
年間総会では、みんなに二つ、お願いをしました。
一つは、意図的にAIを触る時間をつくること。 もう一つは、自分の仕事に「2人目」をつくること。
自分にしかできない仕事を誇るのではなく、誰かに渡せる仕事へ変えていく。 一人のスーパープレイヤーに依存する会社から、全員が強くなる会社へ。
それが、第7期に証明したいことです。
総会が終わったあと、返ってきた言葉
年間総会では、本格的な年間AWARDも行いました。
数字として表に見える成果だけではなく、仲間を助けたこと、失敗を隠さず学びを残したこと、誰も見ていないところで仕事を支えたこと。
メンバーから寄せられた推薦理由を読みながら、会社は、一人の社長ではなく、一人ひとりの小さな行動によってつくられているのだと改めて感じました。
僕は、普段、感謝を伝えるのが得意ではありません。 できていないところばかりに目が向き、厳しいことを言ってしまいます。
でも本当は、ずっと感謝しています。
総会後の懇親会では、メンバーがいろいろな話を聞かせてくれました。
僕が泣いたことについて、あるメンバーはこう言いました。
「正直、松村さんは近寄りがたい人だと思っていました。でも、涙を流しているのを見て、人間なんだなと思いました」
かっこ悪いと思っていたけれど、あれでよかったのかもしれません。
一方で、ライブ配信事業を担うLicoreのメンバーからは、厳しい言葉もありました。
「女性が働きやすい会社にしたいと言っていましたが、正直、今はまだ、女性やママが十分に働きやすい会社ではありません」
その通りだと思いました。
僕は「女性のキャリアの選択肢を増やしたい」と言っています。 でも、足元の会社がその状態になっていないなら、理念はただのきれいごとです。
第7期、ここから逃げずに変えます。
こういう言葉が、社長に直接ぶつけられる会社です。 そこは、少しだけ誇りに思っています。
20人・20事業・100億。そして、100人・100事業・1,000億へ
僕たちは、5年後に、 20人の事業家が、20の事業をつくり、100億円規模の会社になることを目指します。
10年後には、 100人の事業家が、100の事業をつくり、1,000億円規模の会社を目指します。
壮大すぎると思われるかもしれません。 僕自身も、数年前なら笑っていたと思います。
でもこれは、売上だけを追いかける話ではありません。
5年後、社内に年商5億円規模の事業をつくれる人が20人いる。 10年後、年商10億円規模の事業を任せられる人が100人いる。
そんな組織になれば、そこで働いた人たちは、どこへ行っても食べていけます。 自分の意思で仕事を選び、住む場所を選び、大切な人との時間を選べる。
会社のなかで事業をつくってもいい。 地方に戻り、新しい仕事をつくってもいい。
JOKER'SやLicoreで働いていた人が、社会のさまざまな場所で活躍している。
「あの会社で働いていた人なら、一緒に仕事をしたい」
そう言ってもらえる会社にしたいと思っています。
僕がつくりたいのは、僕一人の会社ではありません。 挑戦する人が育ち、次の挑戦する人を育てる会社です。
SNS・LIVE・ECを起点に、地方企業の売上機会を増やす。 クリエイターやライバー、女性の所得機会とキャリアの選択肢を増やす。 企業の成長と、個人の成長が循環する仕組みをつくる。
100億円も、1,000億円も、その結果として必要な数字です。
一番を取るのは、僕の見栄のためではありません。
この会社を選んでくれたみんなを幸せにするため。 みんなを支えている家族や大切な人まで、幸せにできる会社になるため。 そして、僕たちを信じて仕事を任せてくださったお客様に、もっと大きな成果で返すためです。
第6期を、一緒に走ってくれたみんなへ
ここで、改めて伝えさせてください。
期待する役割を曖昧にしてしまって、ごめんなさい。 頑張る人の責任感に、甘えてしまって、ごめんなさい。 できていないことばかりを指摘し、感謝をきちんと言葉にできなくて、ごめんなさい。
目の前の売上を優先して、みんなの時間や余白を守れなかったこともありました。 社長として、もっと早く変えるべきことが、たくさんありました。
それでも、みんなはお客様と向き合い続けてくれました。 クリエイターやライバーを支え続けてくれました。 苦しいときには仲間を助け、新しい事業をゼロから立ち上げてくれました。
本当に、ありがとうございます。
この会社を選ぶとき、不安だった人もいると思います。
「本当に、この会社で大丈夫なのか」
そう思いながら、入社してくれた人もいると聞きました。
だから僕は、この会社を選んでよかったと思ってもらえる会社にします。 みんなが、仕事を通じて成長し、稼ぐ力を身につけ、人生の選択肢を増やせる会社にします。 仕事かプライベートか、どちらかを諦めるのではなく、どちらも本気で楽しめる会社にします。
楽しく、面白く、そして、しっかり儲ける。 勝つために楽しみ、楽しみながら勝つ。
そんなチームを、みんなとつくります。
お仕事を任せてくださったお客様。 一緒に挑戦してくださっているクリエイター、ライバー、パートナーのみなさん。 厳しいことも含めて向き合ってくださった、経営者の先輩や仲間のみなさん。
第6期を支えてくださり、本当にありがとうございました。
ここまで読んでくださった方へ——この会社の続きを、一緒につくりませんか
ここまで長い文章を読んでいただき、本当にありがとうございます。
会社を売ろうとしたことも、経営に迷っていたことも、メンバーの前で泣いたことも、まだ解決できていない課題も、すべて正直に書きました。
決して、格好いい話ばかりではありません。
それでもこの記事を最後まで読んで、
「松村という人間は、少し面白そうだな」
「この会社がこれから変わっていく過程に関わってみたい」
「この仲間となら、大きなことに挑戦できるかもしれない」
そう感じてくださった方が一人でもいたら、書いてよかったと思います。
JOKER'Sは、完成された会社ではありません。
採用も、AI活用も、評価制度も、営業の仕組みも、まだ運用と改善の途中です。
ただ、これから何を変え、どこへ向かうのかは、はっきりしました。
だからこそ、今のJOKER'Sには、自分の手で会社や事業をつくれる余白があります。
決められた仕事だけをこなすのではなく、数字と正面から向き合いたい。
AIを学び、仕事のやり方そのものを変えたい。
自分の成果だけではなく、仲間やお客様の成果までつくりたい。
完成された仕組みに乗るのではなく、未完成の事業や組織を、自分の手で強くしたい。
そんな方にとって、今の僕たちは、きっと面白いフェーズにいます。
今、特に出会いたい仲間
第7期は、次のポジションを中心に、新しい仲間を募集しています。
- コマーサー/TikTok Shop
画面越しに商品の魅力を伝え、視聴者との掛け合いを楽しみながら、商品を「売れる状態」まで届ける仕事です。コスメ、アパレル、家電など、好きなことならいくらでも語れる方と出会いたいです。 - AD・アシスタントディレクター/TikTok Shop
商品選定、企画、進行、データ分析、現場の改善を通じて、コマーサーが最高のパフォーマンスを発揮できる配信を、裏側からつくります。 - アサインディレクター/SNSマーケティング
案件とクリエイターをつなぎ、誰を、なぜ、どのように起用すれば顧客の成果につながるのかを考え、最適な布陣をつくる仕事です。今の会社で、特に力を貸してほしいポジションです。 - 営業・プランナー/SNSマーケティング
単に案件を受注するのではなく、顧客の課題を理解し、SNS・インフルエンサー・LIVE・ECを組み合わせた戦略を提案します。「案件を動かす人」から「顧客の事業をつくる人」へ成長したい方を探しています。 - ライブ配信マネージャー/Licore
ライバーと一緒に目標を決め、配信を分析し、伸び悩む時期にも隣で伴走する仕事です。数字だけではなく、一人ひとりの人生やキャリアに向き合います。 - 採用広報・SNSアカウント運用
SNSを通じて会社の考え方や働くメンバーの魅力を発信し、未来の社員、ライバー、クリエイターとの出会いをつくる仕事です。 - 事業責任者候補/社長直下・新規事業立ち上げ
僕の隣で、まだ社内に存在しない事業をゼロからつくるポジションです。第7期、僕は現場運営を幹部へ渡し、新しい事業の柱づくりに入ります。その最初の一人を探しています。
こう並べると、たくさんの職種を募集しているように見えるかもしれません。
でも、僕たちが探しているのは、突き詰めれば一つです。
「まだ誰もやっていないことを、自分の仕事にできる人」です。
今、何者であるかは、それほど重要ではありません。
立派な経歴や、完成されたスキルだけを求めているわけでもありません。
自分で考え、仲間と挑戦し、本気で成長したいか。
できない理由ではなく、「どうすればできるか」を考えられるか。
自分だけの成功ではなく、仲間やお客様の成功を喜べるか。
失敗しても、人のせいにせず、もう一度立ち上がれるか。
僕たちは、そんな人と一緒に働きたいと思っています。
もちろん、今すぐ応募を決める必要はありません。
この記事を読んで、
「松村と一度話してみたい」
「この会社のリアルを、もう少し聞いてみたい」
「自分が活躍できる場所があるか、相談してみたい」
そう思ってくださったなら、まずはカジュアルにお話しさせてください。
会社のいいところだけではなく、まだできていないこと、これから変えなければいけないことも、すべて正直にお話しします。
また、周りに「この人は松村やJOKER'Sと合いそうだ」と思い浮かぶ方がいたら、ぜひつないでいただけたら嬉しいです。
社員として働く。
クリエイターやライバーとして一緒に挑戦する。
お客様やパートナーとして、新しい事業をつくる。
関わり方は、一つでなくて構いません。
僕たちが目指している未来に少しでも共感していただけたなら、どんな形からでも、一緒に始められたらと思っています。
もし、この山を一緒に登ってみたいと思ってくださったなら。
まずは一度、カジュアルにお話ししましょう。下記のURLから応募ください!
https://www.wantedly.com/projects/2184093
皆さんとお話しできることを、心から楽しみにしています。
また今後も松村拓馬とJOKER'S株式会社をよろしくお願いします。
2026年8月1日
JOKER'S株式会社
代表取締役 松村拓馬