今から20年ほど前。 残業が当たり前だった時代がありました。 会社に尽くすことが美徳とされ、遅くまで働くことが評価される。 そんな文化が確かに存在していました。 では、本当に多くの人が心から残業したかったのでしょうか。 おそらく、そうではなかった人も少なくありません。 それでも、 「定時で帰りたい」と言えなかった。 出世に影響するかもしれない。 仲間外れになるかもしれない。 変わった人だと思われるかもしれない。 そんな"恐れ"が、一人ひとりを沈黙させます。 そして、その沈黙が積み重なることで、 いつしか「当たり前」という文化になっていく。 文化は、みんなが望んだ結果ではなく、 誰も声を上げなかった結果として生まれることがあります。 沈黙は、中立ではありません。 何も言わないことは、現状を受け入れることにもつながります。 「言っても変わらない。」 「自分だけ損をするかもしれない。」 そんな空気が、少しずつ組織を弱くしていきます。 残業は分かりやすい例ですが、 今も私たちの身の回りには、誰も望んでいないのに続いている文化があるかもしれません。 私が目指したいのは、 笑顔ばかりの組織ではありません。 恐れずに自分の意見を言える組織です。 「それ、おかしいと思っていました。」 「実は私もそう感じていました。」 そんな声が一つ上がるだけで、文化は変わり始めます。 文化をつくるのは、声の大きな人ではありません。 沈黙を破る、最初の一人です。
株式会社錦鮮魚木村
▍400年の歴史を持つ「錦市場」の老舗鮮魚店 私たちは、京都の台所として知られる錦市場で、江戸時代(元和年間)から約400年にわたり商いを続けてきた老舗鮮魚店です。代々受け継いできた確かな目利きと伝統の技術を武器に、現在は卸売、小売、イートイン、そして体験型観光という多角的な事業を展開しています。 ▍伝統と革新が融合する独自のビジネスモデル プロ向けの卸売で培った高品質な魚を、一般のお客様や訪日外国人の方々へ直接届ける独自のスタイルを確立しています。 ・卸売:京都市内の料亭や居酒屋などのプロの要望に応える高品質な提供 ・小売・飲食:店頭での販売に加え、その場で味わえるイートインの展開 ・コト消費:外国人観光客向けの魚さばきワークショップやマグロ解体ショーの実施 ▍「魚屋を再構築する」という挑戦 これまでの「魚を売る」という枠組みを超え、魚を通じて世界の幅を広げる体験をデザインしています。伝統を守りながらも、今の時代に合わせた新しい「魚屋のあり方」を追求し続けています。