こんにちは!岸保産業でインターンをしている岩森です。岸保産業についての記事を読んでいると、「主体的に」「成長」「挑戦」といった言葉をよく目にします。実際、岸保産業では、バリュー -つまり企業理念を実現するために大切な要素として「Challenge」を掲げています。
インターンとして記事づくりに関わる中で、私はふと疑問に思いました。
80年以上続く会社で、社員一人ひとりが主体となって挑戦するとは、実際どんなことなのだろう
これまでの記事では、在庫管理や教育体制の見直しなど、岸社長が中心となって進めてきた取り組みをご紹介してきました。では、現場で働く社員は、どんな形で会社を動かしてきたのでしょうか。
そのひとつが、2023年に行われたオフィスのレイアウト変更です。これは、「これから岸保産業をどんな会社にしていきたいのか」「どんな働き方をしたいのか」そうした問いをもとに、社員自身が考え、形にしていったプロジェクトです。
今回は、この取り組みを現場で支えた吉田さんと、挑戦を後押ししてきた岸社長にお話を伺いました。インターン生の目線で見えてきた、岸保産業の“社員主体の挑戦”をお伝えします。
目次
1.レイアウト変更を行った経緯
2.正解のない中で始めたレイアウト作り
3.レイアウト変更の先にあったもの
4.これから一緒に働くかもしれない皆さんへ
1.レイアウト変更を行った経緯
レイアウト変更は、オフィスの使い勝手を良くすることが目的ではありませんでした。その背景には、「これからの岸保産業はどうありたいのか」という問いがありました。まずは、この取り組みが始まったきっかけから振り返ります。
ーーなぜレイアウト変更を行うことになったのですか?
岸:2023年ごろ、コロナが明けて通常体制に戻る中で、社内では「次のステージに進もう」という話が増えていました。そんな中、「会社が変わっていく」というメッセージを、目に見える形で示したいという思いもありました。長く続いてきた会社だからこそ、言葉だけでなく、オフィスという分かりやすいところから変えてみようと思ったんです。
ーーなぜ吉田さんが選ばれたのでしょうか?
岸:正直に言うと、「お願いした」という感覚はあまりありませんでした。「こういうことを考えている」という話をしている中で、気づいたら吉田さんが自ら動いてくれた。自然と人を巻き込んで動ける、これからの世代のリーダーとして期待していた存在ではありました。
ーー吉田さんご自身は、レイアウト変更の取り組みについてどう感じていましたか?
吉田:「会社を変えていこう」という話し合いが増えていた中で、レイアウト変更という目に見える形で会社を変えられる取り組みは、素直に面白そうだなと思ったのを覚えています。中堅の立場で、比較的自由にやらせてもらえるというのも、「やりがいがあるな」と感じました。
2.正解のない中で始めたレイアウト作り
このレイアウト変更には、「こうすれば正解」という決まった答えはありませんでした。社員同士で話し合い、試しながら、少しずつ形にしていった取り組みです。実際に、現場ではどのように進められていったのでしょうか。
ーー進めるにあたって、岸さんから何か具体的な指示はありましたか。
岸:目に見えた変化という点で、「とにかく変わった感を出してほしい」とは伝えていました。細かいことは、あえて口出ししませんでした。「もう任せるから」というスタンスでしたね。
吉田:そのおかげで、社員同士で「どんな会社にしたいか」「これからどうありたいか」を話し合うきっかけにもなりました。レイアウトを考えること自体が、会社について考える時間になっていました。
ーー実際にレイアウトを考えていく中で、最初はどこから考え始めたのでしょうか。
吉田:正直、「これが正解」というものが全く浮かばなくて。まずは他社のオフィスを見て、イメージを掴むところから始めました。
ーーそこから、岸保産業のレイアウトにどう落とし込んでいったんでしょうか。
吉田:机をきれいに並べるのではなく、あえて配置を崩して、部署の間にフリースペースを作りました。仕事の話でも、ちょっとした雑談でも、自然に声をかけられる場所にしたかったんです。
![]()
(元々のレイアウト図)
![]()
(現在のレイアウト図。赤色はフリースペース)
ーーフリースペースは、最初から使われていましたか。
吉田:びっくりするくらい、最初は使われなかったですね(笑)。「ここ、使っていいのかな?」という空気があったんだと思います。
岸:なので、お菓子を置いてみたり、あえて各部署の責任者がそこでミーティングをしたり、いろいろ仕掛けをしてみました。結果、少しずつ自然と打ち合わせや相談が行われる場所になっていきましたね。
吉田:フリースペースを作った目的の一つが、「現場で気づいたことを、現場で話し合う」文化を作ることでした。以前は話し合う場所がなくて流れてしまっていた話が、フリースペースで話し合えるようになってきて、そこは良かった点だと思っています。
ーー進める中で、意見が分かれたり、苦労したことはありましたか。
吉田:ありましたね(笑)。途中からは、いい意味で「半分遊び」みたいな雰囲気にもなっていて、それぞれが自由に意見を出していました。まとめるのは正直大変でしたが、「どんな会社にしたいか」という話を、みんなが真剣にするようになっていったのは面白かったです。
ーー業者に頼らず、自分たちで作ったと聞きました。
岸:そうですね。完成度よりも、「自分たちで考えて手を動かした」という経験を大事にしてほしいと思っていました。
吉田:ホームセンターで材料を買ってきて、自分たちで床に木を敷いたり、高さを少し変えてみたりと、試行錯誤しながら作りました。自分たちで作った分、「与えられた空間」ではなく、「自分たちの場所」という意識は強くなったと思います。
![]()
3.レイアウト変更の先にあったもの
トップダウンではなく、社員が主体となって進められたレイアウト変更。その経験は、オフィスの見た目だけでなく、社員一人ひとりの意識や、社内の関わり方にも変化をもたらしました。
ーーレイアウト変更を通して、今につながっている変化はありますか。
吉田:このレイアウト変更は、正解のない中で進める、これまでにない経験でした。その中で、「これまでの延長線上だけで考えなくていいんだ」と感じられるようになったのは、大きな変化です。自分の経験だけで判断するのではなく、外の事例にも目を向けて考えるようになりました。
岸:会社としては、オフィスが1階と2階に分かれたことで、「どうやってコミュニケーションを取るか」を改めて考えるようになりました。フリースペースでモニターを活用する中で、「つながること=監視」ではなく、「つながること=安心・便利」という感覚が社内に根づいてきたと思います。今では、国内外の拠点を含めて、「一つのオフィス」として働く感覚が育ってきています。
![]()
ーーこの取り組みのあと、社内に変化はありましたか。
岸:分かりやすい例が、海外インターンの受け入れです。以前は私がかなり関わって進めていましたが、レイアウト変更を経てからは、現場主体で進めてもらうようになりました。自分から動く人が、少しずつ増えてきたと感じています。
ーー今後、社員主体の挑戦を広げていく上で大切にしたいことは何でしょうか。
吉田:会社や仕事を「自分ごと」として考えてほしい、という点ですね。上から言われたからやる、という状態だと、どうしても作業になってしまうと思います。自分で考えて動けるようになると、同じ仕事でも感じ方はかなり変わってきますし、仕事そのものも少しずつ楽しくなっていくんじゃないかなと感じています。
岸:「手を挙げた人が損をしない」環境を作ることを大切にしています。挑戦には失敗もつきものですが、結果がうまくいかなかったからといって、「やらなければよかった」と思わせるような空気にはしたくありません。できるだけ「やりたい」と思った人に機会を渡し、必要であれば周囲がサポートする。そうやって、誰でも素直に一歩を踏み出せる会社でありたいと思っています。
4.これから一緒に働くかもしれない皆さんへ
レイアウト変更という一つの挑戦を通して見えてきたのは、岸保産業が大切にしている「社員が主体となって動く文化」でした。最後に、これから社会に出る皆さん、そして岸保産業に興味を持ってくださった方へ、メッセージを伺いました。
ーー最後に、これから入社を考えている方や学生さんへ、メッセージをお願いします。
吉田:岸保産業は今、大切にしてきたものを土台にしながら、新しい挑戦を重ねている段階にあります。これからは、決められたことをこなすだけでなく、「自分たちにとって何がベストか」を考え、行動していくことがより求められていくと思います。そうした働き方に面白さを感じる方と、一緒に成長していけたら嬉しいです。
岸:仕事は大変なこともありますが、どうせやるなら楽しく向き合ってほしいと思っています。そのために大切なのは、「自分でやろう」と手を挙げて挑戦することです。自分で考え、動いた分だけ、学べることも増え、その過程自体が仕事の面白さにつながっていきます。ぜひ「楽しく働く」ことを大切にしてほしいです。そして、もしその場所の一つとして岸保産業を選んでいただけたら、とても嬉しく思います。
社員が主体となった「挑戦」にはどういったものがあるのか。その一例が、オフィスのレイアウト変更でした。話を聞く中で印象に残ったのは、完成したオフィス以上に、社員が考え、試し、時には迷いながらも前に進んできたプロセスです。
「Challenge」は、上から掲げただけのスローガンではなく、現場の社員一人ひとりが自分ごととして向きあって実践していくことだと感じました。インターンとして、その空気感に触れられたことは、とても印象に残っています。
そんな岸保産業では、一緒に働く仲間を募集しています。ストーリーを読んで、岸保産業の挑戦を支える仲間と働きたいと思った方、 ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!