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2月社長メッセージ ~TSK社内報より~

2月の社内報(かわら版)の社長メッセージを紹介します。


こんにちは!TSKの水野です。

早いものでもう3月になってしまいました。

早く暖かくなってほしいものです。

さて、2月終わりに発行された社内報より社長メッセージをご紹介します!

TSKの自慢の一つ、KAIZEN活動に込められた思いとは…

◆TSK KAIZEN の根底にある思い

私が10歳ぐらいの頃、自宅に隣接した工場に毎日遊びに行っていたが、ある日一人の社員が言った言葉が今でも忘れられない。

「毎日毎日、こんなきつい仕事を繰り返しやらされて、ちっとも面白くない。お前もいつか社長になるなら、このことを覚えておけよ。」その社員はキカン気の強い社員だったが、その後定年まで勤め上げたまじめな方だから、よほど気に入らないことがその日にあったのだろうが、幼心に受けた衝撃は大きかった。「自分が経営者になったら、働きがいのある会社をつくって、そんなことは言わせないぞ。」この時の悔しさが、その後の進学・就職に際しても、親父の事業の後を継ぐことを迷わなかった一要因になっていたのかもしれない。

「どうしたら働きがいのある会社になるのだろうか?」「人に指示された通りの仕事を単調にやらされるのは、確かにつらいし、面白くない。」 「であれば、自分で仕事のやり方を創意工夫できるようになればいいのではないか?」「創意工夫は日々の職場を改善することから生まれる。よし改善活動を始めよう!」「しかし、これまで何度も改善提案制度を試みてきたが、いずれも長続きしなかった。提案が出てきても、実現するのが難しかったり、時間がかかったりして、社員が『どうせ出しても無駄だ』と無力感になって、長続きしなかったからだ。」「であれば、改善のハードルを思いっきり下げて、提案ではなく実施報告にしたらどうだろう。」「たとえば、工場でゴミを一つ拾っても、前よりも状態が良くなったわけだからそれも1件」「よし、質より量だ。一人月4件を目標にしよう」 という思考の末、2004年4月に今の改善活動をスタートさせました。

一人月4件!という目標に多くの社員は目をパチクリさせたが、みんな頑張って改善をひねり出し、実践してくれた。私も負けないように、休日返上ですべての改善報告に目を通し、現場に行って確認し、また月2回の表彰サイクルは何が何でも絶対に守った。日を追って、表彰された社員、褒められた社員のモチベーションが上がって、現場で楽しそうに改善に取り組む姿が見られるようになった。これには、本当に私が感動させられた。そして、改善を通して人間には次の3つの本性があることを確信した。

1.人は皆、所属している組織に貢献したいと考えている

2.人は皆、他人に指図されるよりも自分で考えて行動したいと考えている

3.人は皆、他人のお役に立って感謝されたいと考えている

今年でこの活動も18年めになる。途中TSK VN と情報共有していきたいと考え、アルファベットで KAIZEN とした。2年前から、個人ベースからチームベース(MM)へのKAIZENを推奨しているが(KAIZENの質を高めるため、また一つのKAIZENをさらに他の人がKAIZENする時に遠慮が働かないように)、やはり一人月4件は求め続けていきたい。間違いなく、このKAIZEN活動がTSKのブランドとして育ってきているからだ。

3月24日(水)にもタナベ経営が全国から見学者を連れてくる。コロナ禍が落ち着いてくるころには、もっともっと多くの人たちがTSKに学びにやってくるだろう。もちろん、その時の主役は社員のみなさんだ。

TSKが社員の創意工夫を尊重するのは、その先にある仕事のおもしろさや「やりがい」を生み出すためだったことがよくわかりました。

みなさんがアッと驚く会社・職場であり続けるため、これからもTSKはKAIZENをドンドン続けていきます!

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