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【セールス×プロダクト】EdTechプロダクト『Inspire High』を紐解く | みんなでつくる「10代をインスパイアする授業」

こんにちは。株式会社Inspire High採用担当です!

Inspire Highは2023年12月20日に4.5億円の資金調達を終え、シリーズAラウンドのEdTech企業となりました。これにより、「日本国内の営業強化」や「グローバル展開の事業準備」、「新規プロダクト開発」に注力をしていこうとしています。

今回はそのなかで、10代に学びを届けるEdTechプロダクト『Inspire High』に関して、営業メンバーとプロダクト開発メンバーに話を聞き、どのようにプロダクトを作っているか、みなさんにお伝えしていきたいと思います。


今回、協力してくれたのはこちらの二人です。

礒崎 里彩 / Risa Isozaki (Sales・Customer Success)

神奈川県出身。大学ではデザインリテラシーを学ぶ一方で、教育系のNPOに参加し高校の授業を作る活動に取り組む。Inspire Highには大学4年生の春に学生インターンとしてジョインしたのち、より多くの学生に多様な機会を届けたいという思いから、1年後に新卒として入社。


干場 清裕 / Kiyohiro Hishiba (Product Manager)

富山県出身。2018年CINRA入社。プランナーとしてデジタルプロモーションや企業ブランディングに従事。その後、立ち上げからInspire Highにジョイン。UI/UX設計を中心に、映像やグラフィックなどクリエイティブ全般を担当。


二人の普段の業務内容をベースに、EdTechプログラム『Inspire High』について紐解いていきます!
気になる方は、是非最後までお読みください。


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~ Inspire Highってどんなプロダクトなの? ~


まずは、簡単に二人の所属と業務内容について教えてください。

礒崎:

現在、新卒2年目でセールスチームに所属しています。様々な学校との接点をつくることで多くの10代に『Inspire High』の体験を届けることが最大のミッションです。

日々の活動としては、学校の先生方との商談を行ったり、授業を支援したり、さらには『Inspire High』の効果的な活用方法についての提案なども行っています。


干場:

僕はプロダクトチームに所属しており、現在、プロダクトマネージャーを担当しています。プロダクトチームは2チームで構成されており、「プログラムチーム」はコンテンツの作成を担当し、「開発チーム」はそのコンテンツを提供・活用するためのプラットフォームを開発しています。

僕のミッションは、2つのチームと連携し、コンテンツとプラットフォームのかけあわせで最大限に10代をインスパイアできるようにプロダクト全体の企画をすることです。



礒崎さんの担当校では、Inspire highをどのような形で利用されていますか?

礒崎:

私の担当する学校では、探究学習の授業や中学校の道徳の授業での活用が主となっています。
他には、進路指導の時間には、ロールモデルとして『Inspire High』ガイドを見ていただいているケースもあります。教科学習をサポートするだけでなく、生徒の視野を広げ、学習領域を深めるためにも活用されています。



利用されている学校からはどのようなフィードバックをいただきますか?

礒崎:

まずポジティブな面では、生徒のみなさんがが授業を楽しんでいるという声が多くあります。多様な大人の生き方・仕事・価値観に触れ、自分を知ることができるような動画が中心となる授業なのですが、進行役の話が面白く、登場する大人たちが話す内容がとてもためになったという声が多いです。
また、プラットフォーム自体も、自分の意見の発信や10代同士でのフィードバックをしあえる仕組みとなっており好評いただいています。

先生方からは、『Inspire High』の世界観に共感いただく声が多くあります。オンラインを通じてではありますが、学校内の限られた環境から抜け出し、様々な価値観の大人と接するという体験を生み出し、学びを面白いものという雰囲気にもできるため、生徒がワクワクするものを届けられると言ってくださいます。

一方で、改善としては、例えば「授業内での生徒の反応や参加状況をもっとリアルタイムで把握できたらいいな」と言った声をいただいたことなどがあります。そういった点については、授業支援で解決することもあれば、プロダクトチームと連携して解決することもあります。


~ Inspire Highをどうやってつくっている? ~

セールス担当として、学校からフィードバックをもらったときは、どのような動きを取っていますか?

礒崎:

都度、Slackやオフィスでの雑談などで、プロダクトチームに伝えています。学校の先生たちが考えていることをを率直に伝えた方が目線があうので、そのままの情報をできるだけリアルタイムに発信しています。

その後、特に多くの声をもらう改善点やプロダクトチームと一緒に改善に向き合いたい内容は、セールスチーム内で一度整理をした上で、週1回実施する「セールス×プロダクトチーム定例ミーティング」で議題に挙げています。



セールスとプロダクトチームが連携して、具体的に解決した例はありますか?

礒崎:

例えば先程の「授業中の生徒の取り組み状況をもっと把握したい」というフィードバックも一緒に改善した例です。具体的には「生徒たちが端末に向き合って黙々と作業をしているときに、実際どんな取り組み状況になっているのか教員側で把握して、生徒に適切な声掛けができるようになったら嬉しい」という声が先生方からありました。

そこで、リアルタイムで生徒の投稿数や取り組み具合を示すカウンターなどを作成し、授業内での生徒の活動を数値化するような機能を実装しました。

これにより、先生方からは生徒の集中状態や活動状況がわかり、生徒が静かに見えているときは集中して取り組んでいることが把握できたため安心したなどの声がありました。



プロダクトチーム視点で印象に残っている改善事例はありますか?

干場:

『リフレクション』の機能改善ですかね。
授業の最後に、その日の気づきや感じたことを記録する時間があるのですが、生徒が書いた内容を見てみると、「〇〇がよかった」「〇〇を初めて知った」など一言しか書かれていませんでした。
でも、本来は「なぜ、よかったと感じたのか?」「知って、どう思ったのか?」などまで掘り下げないと、自分自身の学びの蓄積にはならないですし、先生たちも生徒のなかの変化を知ることができません。

この課題に対して「どうしたらもっと生徒の内面を引き出す振り返りができるようになるのだろうか?」と、内容とあわせてUIUXの改善などを試行錯誤し、いくつかのプロトタイプを作成を行いました。
その後、実際に活用している学校の生徒さんや先生にプロトタイプを元にヒアリングし、ブラッシュアップしていきました。

結果、平均30文字程度だった内容が3倍以上に上昇。自分の中で印象に残ったことに対して、自分の言葉でWHYを語っている内容も増えて、効果が表れたと思います。


礒崎:

公開後、学校の先生からは、「あの生徒がこんなことを考えていたなんて!」といった発見の声や、「他の授業や入試にも役立つ、自分の感想や意見を自分の言葉で深掘りして書く練習となる」といった声などをいただきました!



ちなみに、想像をしていなかったような先生方の声はありましたか?

干場:

かなり初期フェーズの話ですが、学校のWi-Fi環境があまり良くないことを知らず、プロダクトも動画も通常のWi-Fi環境にあわせて提供していたところ、授業中に動画が止まってしまい、生徒のテンションや集中力が一気に失われてしまう事例がありました。
当時、「これは本当にまずいよね」という話になり、すぐに対応しました。


~ Inspire Highのこれからは? ~

セールスチーム・プロダクトチーム、お互いのことをどのように思っていますか?

礒崎:

セールスチームとしては、学校ごと・先生ごとに異なるフィードバックをいただく中で、そのまま全てを共有することには葛藤もあったのですが、プロダクトチームはいつも内容を咀嚼して、『Inspire High』の学びの特色を保ちつつ、先生にインスパイアリングな授業を実現してもらうために本当に必要な形で実現をしてくれていると感じています。

その上で毎回先生たちにも大好評なので、自信をもって先生におすすめできますし、とても感謝しています。


干場:

セールスの皆さんのおかげで、現場の声を取り入れることができ、リアルなユーザー体験を向上できると感じています。

プロダクトチームと先生方が話すユーザーインタビューの機会や、授業見学の場、先生が感じている生徒の変化についても共有してくれるので、プロダクト企画・開発において非常に有益な情報を取得でき、とても感謝しています。

これからもできるだけより多くの学校現場に足を運び、学校の先生、利用する生徒と同じ目線でプロダクトを考えていきたいと考えています!



干場さん、礒崎さん、ありがとうございました!

お互いのチームを信頼し、連携しながら、一緒に1つのプロダクトを成長させているところが、Inspire Highの組織の特徴と改めて感じました。

少しでも興味・共感いただけた方は、是非、「話を聞きに行きたい」ボタンを押していただけたらと思います!



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