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成功体験より大事なもの

社内においても、社外においても、よく「成功体験をもたなきゃいけない」という意見を聞きます。
本当にそうなんだろうか? と以前から疑問を持っていました。

あるカルチャー関連のミーティングで、「失敗すらしていない。」というメンバーたち(僕も含めて)の気づきがありました。
無難に選択しているのだと言います。
それでは、失敗も成功も生まれない。

僕自身は、中学校時代の中途退学から始まって山のように失敗を繰り返してきました。
社会人になってからも、「ブランド品の並行輸入」「スノーボード家具の販売」「スノーボードパークの企画運営」「スノーボードの並行輸入」「スノーボードメーカー」などの事業をやってきましたが、どれも大失敗でした。その失敗を糧に次のチャレンジに取り組んでいったのです。

「失敗は成功の母」

発明王、エジソンが残した名言です。

失敗があるからこそ、成功につながっていくのです。「失敗体験」を積むほうが大切なのではないでしょうか。
失敗は成功へのプロセスにしかすぎません。
成功でも失敗でもいいので、大小問わず、勇敢にチャレンジしてほしいと思います。

さて、このコラムを書いている途中で、ふと「成功体験 いらない」と検索してみたところ、偶然にも元グーグル日本代表 辻野晃一郎氏が執筆された「成功体験はいらない しがらみを捨てると世界の変化が見える」 (PHPビジネス新書)という本を見つけました。

その終わりの要約を紹介します。
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これからは、20世紀の延長線上で発想したり行動したりするのではなく、21世紀の新しいスタイルを生み出しながら、チャレンジをやり遂げていく開拓者精神が求められているのだ。
本来、チャレンジは楽しい。
そしてそれは、ちょっとした知恵と勇気があれば思ったよりも容易に始められるものだ。
その第一歩となるのが、いま、大事に抱え込んでいるものを思いきって「捨てる」という行為だ。
本質は、自分の人生を要所要所でリセットして、捨てるべきものを思いきって捨てていくことが人生を転換させることにつながる、ということだ。
われわれの周囲は、時代遅れの常識や、思考法や、ビジネスモデルや、組織のスタイルで満ちている。
そうした身のまわりの古いしがらみを捨てるだけで、世界はまるで違って見えてくるはずだ。
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GMOグローバルサイン・ホールディングス 代表取締役社長 青山満

GMOグローバルサイン・ホールディング社 Vision

失敗を恐れない。
はじめては誰でもこわい。誰も挑んだことがないところに、ワクワクがある。
誰もやったことのないコト
見慣れたものの中にある誰も気づいていないコト
これまでも、これからも、私たちは意欲的に「はじめて」を追い求め、日本初、世界初を生み出していきます。
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