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リモートワークって?

1998年頃だったと思います。オーストラリアのレジストラからのドメイン仕入れの交渉の為に、同僚とアメリカのオフィスを訪れました。

アトランタのかなり郊外だったと思います。田舎道をひたすら走り、ようやく小さな町が見えてきました。

案内された住所のあたりは住宅街。オフィスらしき建物を探しても一向に見当たらないし、電話で何度も住所を確認してもオフィスらしき建物がみつからない。

「住所はここなんだが...」 一軒の家をノックしたところ、出てきたのはその担当者の女性でした。

「さあ、入って。」 家の中に案内される。

「ここがオフィスよ」 その家の一部屋がオフィスになっていたのです。

「え、アメリカ支社?」

「そう、ほとんどは電話とメール、FAXでやり取りできるわ。」

衝撃でした。

「そうか、場所は関係ない。それにインターネットの普及でもっと便利になる。働く場所なんて関係ないんだ。うちの会社もそうなりたい。」

満員電車で疲れてから仕事するなんて非効率。

夏の暑い時期には、時には都会から離れて仕事しても良いんじゃないか?

取引先訪問するのであれば、会社寄る時間ももったいない。

こんな、無駄の排除や、仕事に集中できる環境で能力を発揮できるようにリモートワークを実現したいという思いを持ちました。

ですが、現場の否定的意見も多く、なかなか実現できませんでした。

過去に数名程度が特例でリモートワークで仕事をされていた程度です。

今は、世の中の「働き方改革」という流れもあり、当社でも導入が始まりだしています。

チームで成果を出すということが求められる中、リモートワークの導入は、大事なコミュニケーションがとりにくくなるなどデメリットもあります。

それゆえ、リモートワークを一切認めない方針の会社も数多く存在します。

考え方の違いなので、正解はないと思います。

だからこそ、チームや個々の意識や工夫がとても大事です。

人の働き方はこれからも変化していくと思います。

皆さんも、自分の能力がフルに発揮できる仕事の仕方を探してみてください。

GMOグローバルサイン・ホールディングス 代表取締役社長 青山満


当社では、2018年より試験的にリモートワーク制度を取り入れ、徐々にその割合を拡大していきました。

そして新型コロナウィルス拡大初期の2020年1月27日より、いち早く在宅勤務体制をとり、現在も緊急事態宣言・まん延防止等重点措置該当地域や状況により、完全在宅勤務もしくはチームごとのリモートワーク体制をとっています。

リモートワーク制度については、現在の感染症収束後も継続を予定しております。
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