【副社長インタビュー】一人ひとりの特性や強みを最大限活かすプロフェッショナルギルドの基盤を作る。「0→1を立ち上げる」、新たな挑戦のはじまり。
新たなチャレンジを求め続け、積み重ねてきたキャリア
Ballistaにジョインする前はどんな仕事をされてきたのでしょうか?
新卒で、クレジットカード会社に入社しました。自分が何に興味があるのかを考えたときに、既存の物を売るよりも「身近にあるものの基盤を作る」仕事のほうが興味があって。ちょうど当時は交通系ICカードが関西でスタートした時期で、これは伸びるのではと思い入社を決めました。
そこで12年間様々な部署で幅広く事業会社の経験を積んできたのですが、35歳になったタイミングで、今の会社で今後自分がどんなキャリアを積んでいくのかがある程度見えてきてしまって。当時「35歳転職限界説」というのが盛んに言われていた時期でもあったので、それならもっと自分の可能性が広がるような、キャリアアップできることにチャレンジしたいと思い、大手コンサル会社への転職を決めました。
中川代表と出会いは何だったのでしょうか?
当時、中川くんは私が前職で担当していたプロジェクトメンバーの一人でした。中川くんが先に退職しましたが、その後も連絡を取り合っていて、2022年8月ごろに会ったときに「会社を立ち上げます」と聞いて「新しい道を歩んで頑張っているんだな」と思ったのを覚えています。同じ年の12月ごろに会ったときにはBallistaを立ち上げた話なども教えてくれました。
「0→1を立ち上げる」ステージで活躍する、新たな挑戦へ。
Ballistaにジョインした理由は何だったのでしょうか?
2つ理由があります。一つ目はタイミングですね。自分が転職を決めたタイミングとBallistaが役員クラスのメンバーを探していた時期がちょうど重なったんです。
2社目で6年働いて、ディレクターとしてチームをマネジメントする立場になったとき、今の会社で今後自分がどんなキャリアを積んでいくのだろうと想像してみました。前回同様、ある程度道筋が見えてしまったので、それならもっと別の場所で新しい挑戦がしたい!と思いました。
ただ、今回は経営層として、ともに働くメンバーの個の力を最大限に伸ばしていきながら、自らのキャリアを積みたいと思っていました。そこでBallistaの存在が思い浮かんだのです。
当時はBallista以外にも内定をもらっていたと伺いました。なぜBallistaに決めたのですか?
ここがBallistaへの参画のもう一つの理由になるのですが、転職するなら「1を大きくしていく」のではなく「0から1を立ち上げる」ステージの会社に挑戦したかったんです。まさにBallistaがそのステージにあり、ここで活躍したいと思い、入社を決めました。
他にも内定をいただいた企業はありましたが、スタートアップのCXOや新興系のコンサルティング会社の役員など、会社の基盤がすでにできていて、そこからどのように大きくしていくかが求められるポジションでした。
一人ひとりが生き生きと、自由に働けるような基盤づくりに取り組む。
現在Ballistaではどのような仕事を担当されているのですか?
大きく3つあります。一つ目は評価制度や報酬制度といった社内の人事、採用部門の企画です。社員が自己実現を図れるよう、社員との1on1を通して定点チェックを行い、スキル面だけでなくメンタル面も加味した現状の把握、課題解決の設計を行っていきます。
2つ目はコンサルタント業務です。前職までの経験を活かした仕事ですが、自分が最終責任者であるという点がこれまでとは大きく異なります。だからこそ、クライアントにどうバリューを出すかを、以前より意識するようになりました。
3つ目はプロフェッショナルギルド「Yoake」の運営、開発です。今は我々のコンサルティング案件やクライアントから依頼を受けたプロジェクトと、登録いただいているフリーランスや副業の方とをマッチングする役割を担っています。
ただ、あくまで「Yoake」が目指すのは「フリーランスや副業の方が今よりも生き生きと、自由に働けるプラットフォームを作ること」ですので、マッチングの役割を担いつつ、さまざまな支援機能を追加し基盤を強化しています。
個を知り、個に向き合う。そしてインキュベーション組織として、成功へ導く。
これまでのキャリアの中で大切にしてきたことは何ですか?
私が大切にしてきたことは2つあります。一つ目は「クライアントのことを心から想い、仕事に取り組むこと」です。クライアントファーストでプロジェクトに取り組めるか、という点には常にこだわってきました。私が自然とクライアントやビジネスパートナーと友人のような関係づくりができているのは、このこだわりが根底にあるからかもしれないですね。
もう一つは「一人ひとりの特性や強みに対峙し、仕事に取り組むこと」です。10年ほど前に「ダイバーシティ」という言葉が流行しました。もちろんその考え方は素晴らしいと思うのですが、一方でそうした大きな枠組みで考える前に、まずは自分や友人、隣で一緒に働いている仲間のことを理解するべきなのではないのか、という思いに駆られました。その時からずっと、個人の特性や強みを見極め、仕事に生かすことを心がけています。
そういった意味では、プロフェッショナルギルド「Yoake」と同様の考え方を前職の時から持っていましたね。みんなの知識やスキルを最大限活用できる場を作りたい!と。
最後に、Ballistaの一員として成し遂げたい今後の展望についてお聞かせください。
私の将来の展望は、プロフェッショナルギルド「Yoake」を多くのスタートアップ企業が生まれる土壌をとすることです。「Yoake」から生まれた企業が独立したあともゆるい関係性を持ちながら、会社の株を持つなど、BallistaにVC(ベンチャーキャピタル)の要素も取り入れていきたいと考えています。