皆さんこんにちは!モバイルクリエイト採用担当の神(こう)です。
今日は技術部インフラネットワーク課、設備設計チームの花生さんにインタビューしていきます!
私たちの生活に欠かせない、電気、水道、ガスなどのことを生活インフラといいますが、それと同じように様々なアプリケーション開発の基盤となるネットワークやサーバのことをITインフラといいます。
当社はIP無線システムや動態管理システムなど様々なソフトウェア、ハードウェア製品の開発を行っていますが、それらの製品を365日安定して使えるように管理しているのがインフラネットワーク課の皆さんです。
今回は当社でインフラ業務を10年以上担当し、現在はチームのリーダーを務めている花生さんにお話をお伺いします!
―最初に、現在担っている業務と役割を含めた自己紹介をお願いします!
私は2011年に廃校利活用のIT職業訓練に参加し、未経験からIT業界に足を踏み入れました。 そこでは社内システム構築に従事しながら、ITインフラの学習に没頭しました。 その後、校舎内の別企業に移籍し、パソコン教室用の管理システムなどを立ち上げました。
同時期にタクシー配車システムの新基盤導入を進めていたモバイルクリエイト社に協力会社として出入りするようになり、2013年4月に中途採用で現職に就く事になりました。
以降、11年にわたりITインフラの設計・構築・運用に従事しています。
そして現在は設備設計チームのリーダーとして、モバイルクリエイトのサービス向けインフラ(サーバやネットワーク)の担当をしています。
―モバイルクリエイトとの出会いと入社の決め手を教えてください!
最初の出会いはモバイルクリエイトがタクシー配車システムの新基盤導入を行っている際に協力会社として開発に携わったことがきっかけでした。
モバイルクリエイトという会社を中から見ていましたが、その当時設立10周年にして上場したタイミングでもあり、将来性がありそうだと感じたため、協力会社の契約期間満了後に正式に入社することを決めました。
―入社してからこれまでのキャリアについて教えてください。
モバイルクリエイトに入社してから11年間、一貫してITインフラに携わっています。
入社当初は前職時代から関わりのあったタクシー配車システム担当から始まり、沖縄IC乗車券システムOKICA(オキカ)、動態管理システム、バスロケーションシステム、某携帯キャリア向け音声システム、データセンター移設、クラウド移設、決済システムPCIDSS準拠対応など。
当社の主なシステム全般に関わってきて、現在では設備設計チームの取りまとめ役です。
―・・・すごい。これまで花生さんはモバイルクリエイトのサービスほとんど全てに携わり、支えてきているんですね!
―では入社前にモバイルクリエイトに抱いていたイメージと、実際入社してからでギャップはありましたか?
元々協力会社の社員として関わっていたので、イメージから大きく外れる事はなかったですが、思っていたより仕事量が多かったことがギャップでしょうか。笑
―ではここからこれまでモバイルクリエイトでお仕事をしてきた中で、以下のことについてお伺いしたいです。
―嬉しかったこと、感動したことはありますか?
2014年頃沖縄の IC乗車券システム『OKICA(オキカ)』の開発に携わったのですが、グランドオープンの際に自分が関わったシステムがニュース等で取り上げられていたのを見た時、とても嬉しかった事を覚えています。
沖縄県内のバス、モノレール等で利用できるIC乗車券システム「OKICA」
―では逆に大変だったこと、悩んだことはありますか?
―またどうやって辛い時期を乗り越えましたか?支えになったものや考え方があれば教えてください。
そうですね。先ほど言ったとおり私はこれまで当社の様々な製品に関わってきているのですが、実際にはそれら一つ一つのアプリケーションの仕組みが異なっています。
ですので、私達インフラネットワーク担当はそれに合わせたインフラ環境を準備したり、新しい技術を学んだりする必要があるのはとても大変です。また、これまで多種多様なシステム障害にも直面してきました。
毎回悩み・大変だった事ばかりでしたが、チーム一丸となってアイデアを出しながらトライ&エラーで少しずつ改善を重ね、安定稼働に向けて一歩一歩階段を上っています。
―なるほど。今こうして当社の製品が安定稼働しているのも、インフラ担当の皆さんのおかげですね。
―では、これまでで一番印象に残っている業務のエピソードはありますか?
直近で印象に残っているのは、決済システムでPCIDSSという国際カードブランド5社共同で策定されたカード情報保護に関する国際基準に準拠できた事です。
開発の計画段階からインフラチーム主導で計画を進め、社内の予算取りから設計/構築や監査までを一貫して行いました。
当初の企画から約2年を費やして計画通り2020年末に無事準拠達成できました。
一筋縄ではいかなかったこの経験が、技術面でも業務面でも自身の成長に繋がったと感じています。セキュリティという抽象的なものが準拠という形で目に見えるモノになり、自信にもつながりました。
―短期間でセキュリティ基準に準拠することが出来たのはすごいですね。インフラチームのチームワークを感じます。
―続いて、インフラネットワーク課のお仕事について教えてください 。設備設計チームはどんな業務を担当していますか?
設備設計チームはアプリ開発者などが作ったアプリケーションを動かすシステム基盤の管理を行っています。システム基盤と一括りに言っても、ネットワーク/サーバ/セキュリティ/クラウドなど広範囲に渡る領域の設計/構築/運用を担当しています。24時間365日サービス提供し続ける耐障害性や攻撃者からデータを守るなどセキュリティ面を付加してシステム基盤全体を管理しています。
元々はモバイルクリエイト内の商用サービスインフラを担当していましたが、直近ではFIGグループのシナジー効果として各グループ会社の商用サービス向けインフラにも携わる事が増えてきました。
―モバイルクリエイトは製品の企画・開発・販売・運用・保守をワンストップで提供しているのが強みですが、インフラネットワーク課の皆さんの業務もかなり幅広いんですね。
ーインフラネットワーク課の仕事のやりがいを教えてください!
はい。嬉しかったエピソードと同じになりますが、自分が関わった自社システムがニュース等で取り上げられていたのを見た時にとてもやりがいを感じます。
また、これはモバイルクリエイトならではですが、当社では一つの製品のみに関わるのではなく、日々新しい製品を開発しているので、そのたびに新たな知識を得ることができ、エンジニアとしての成長を感じながら仕事をすることができますよ。
技術部フロアのクリスマスツリー横で撮影。社員手作りのオーナメントも飾られています。
―では最後に、今後についての質問をしていきます。
―設備設計チームは今どんなチームで、これからどうしていきたいですか?
現在のチームは私含めて8名で、平均年齢は34歳と比較的若い社員が集まっているチームです。
チーム内ではさらに2つのユニットに分かれており、ユニット単体でクラウド/ネットワークなどをトータルで完結できる体制を取っています。
各メンバーが得意としているスキルを伸ばしつつ、苦手な部分はメンバー間で補えるようにチームを組みました。 これからはこのユニット制のチームを活かしながら、メンバー同士の連携や情報共有をさらに強化していきたいです。
また、インフラエンジニアリングは日々進化しているので、新しい技術を追求し、個々のスキル向上だけでなく、チーム全体の成長にもつなげていきたいですね。 現在は週に2回勉強会を行っており、AWSやPythonを使ったプログラミングを社員同士で教えあってチーム全体の技術力を磨いています。
―そのために、チームにはどんなこと・どんな人が必要だと考えていますか?
当社では最近クラウドの利用が増えており、グループ内で日々新たなサービスを開発しているので、色んな技術にチャレンジしてみたい方や知的好奇心がある方は大歓迎です。
プログラマーからの転身願望がある方も是非。
ネットワークや仮想基盤についても、新たにセキュリティ要素などを加えつつ維持発展させていきたいので、どれか一つでも持っている知識を活かしたいって方は是非一緒にやりましょう!
ー最後に、花生さん個人にフォーカスして今後やってみたいと思っていること、キャリア像などがあれば教えて下さい!
将来のキャリア像としては、インフラエンジニアリングの分野での専門性を深めつつ、リーダーシップのスキルを磨き、技術チームの成長と革新的なプロジェクトの推進に貢献していきたいです。
個人的にはセキュリティの技術に関心があります。社内でセキュリティ分野に特化しているエンジニアはまだまだ少ないので、そこに踏み込んでいきたいですね!!
―花生さん、ありがとうございました!
お客様に当社の製品を安心して使っていただけるよう、ネットワークやサーバの設計、構築、運用、保守すべてを担っているインフラネットワーク課。
まさに、縁の下の力持ちとして会社を支えるチームのまとめ役である花生さんから、業務の大変さだけでなく、モバイルクリエイトだからこそ成長できる環境があることを教えていただきました!
新しい技術を身に着けてインフラエンジニアとして成長していきたい、そんな気持ちを持っている方にぜひ飛び込んできていただきたいと思います! 皆さんのご応募、お待ちしております!