<日比 裕司さん/テクニカルサポート/2018年新卒入社/国際関係学部卒>
入社4年目を迎え、特定機械だけでなくオールラウンドに整備に携われる人材になりたいと語る日比さん。
ムードメーカーを自認する若手のホープが、4年間を振り返って心に残るエピソードを語ってくれました。
見たこともない数々の工具を前に、ワクワクした瞬間。
----- なぜアールアイを志望されたんですか?
周りの皆が就活に励む時期になっても、私は自分が何に向いているのか絞り込めずにいました。そこでエージェントに自分の特性に合った会社を紹介してもらい、説明会に足を運んでいたんです。そこで出会ったのが、アールアイでした。驚いたのが、説明会にも関わらず社長自らが立ち会っていたこと。社員と社長とが気さくに談笑する姿が印象的で、距離の近さと豊かな人間関係に心動かされたことを覚えています。
また、整備という業務内容にも惹かれました。幼い頃からプラモデルが好きだったこともあり、建設というモノづくりを支える仕事に就く自分の姿を想像できたんです。後日会社訪問で工場を訪れた際、見たことのない工具が並んでいる様子を見たときの胸の高鳴りは今でも忘れられません。モノづくりが好きな方なら、この感覚が伝わるのではないでしょうか。
整備だけに留まらない、業務の幅広さが魅力
----- 今はどのような業務に携わっていますか?
私は「テクニカルサポート」という肩書きのとおり、サービス部門の一員として機械関係の整備を中心とした技術的な業務に携わっています。主な仕事は、リース期間が終了して返却されてきた製品に対し点検や塗装などの整備を施し、再び出荷できる状態にすることですね。
当社は少数精鋭の会社ですから、整備以外にも業務は多岐にわたります。運搬会社のトラックが到着すれば製品の積み下ろしをサポートし、お客様に製品をお届けする際には私も実際に現場に足を運び、機械操作をレクチャーしています。
大規模な現場であれば、長期リースとして製品を年単位で貸し出すことも。その場合は、月に一度の割合でリース先の現場へ足を運び、正常に稼働しているか否かをチェックする月次点検を行います。複数台のときは何人かとチームを組んで伺うなど、状況にフレキシブルに対応できるのも自由度の高い少人数ならではのメリットですね。
ムードメーカーが、何人もいる会社
----- 仕事以外で、ご自身の役割は何だと思いますか?
会社の雰囲気は、暗いよりも明るい方が絶対に働きやすいですよね。その点、当社では誰もがハキハキしていて楽しく仕事に取り組んでいますが、急に仕事が立て込んでくると、つい目の前の自分の仕事だけで精一杯になってしまうことも少なくありません。
そんなとき、私は一呼吸おいて会社全体を見渡し、明るい雰囲気が保てるよう心がけています。工場だけでなく、バックオフィスのメンバーにも積極的に声を掛けるようにしていますが、ムードメーカー的な社員は他にもいるので、出遅れてしまうことも(笑)。一人が皆のために、会社のために自ら進んで行動する姿勢に、思わず心が温まりますね。
自社製品が、工事の現場を支えているという醍醐味
----- 4年間を振り返り、印象的なエピソードを教えてください。
入社後しばらくして、大規模な建設現場へ同行することになりました。大きな工事の現場には頑丈な囲いが作られ、多くの警備員もいて、一般の人はまず内部に立ち入ることはできません。私も中に入るのはそのときが初めてでしたが、足を踏み入れた瞬間、そこには見たことのない景色が広がっていました。地下深くまで伸びるむき出しの鉄骨、うなりをあげる重機の数々。その中で当社の「アールアイ」というロゴが付いた機械も稼動していて、熱く込み上げるものがありました。
その製品は「マイティ・シャックル・エース」という当社の看板製品で、足場の悪い場所での玉外し作業を無線操作で行うことができます。製品が順調に稼働しているその姿を今でも鮮明に思い出せるのは、自分も建設現場を支えている一員であることを実感できたからに他なりません。
仕事への使命感が、原動力に
-----最近では、働き方に変化はありましたか?
社会背景によって生活が一変する中でも、日々の仕事においては何かが特別変わるということはありません。工事現場はスケジュール通り進行しており、製品はいつでも出荷できるように常に整備しておく必要があるからです。
先日伺った月次点検の現場に、以前他の現場で仲良くなった職人さんがいらっしゃいました。嬉しいことに私の名前を覚えてくださっており、「あのときはお世話になりました」とお声掛けいただいたんです。自分が整備した機械を使って多くの人たちの安全が保たれていることを知り、改めて自分の仕事に誇りを感じました。
吊り治具のプロが集う会社の一員として
-----将来の目標を教えてください。
アールアイで扱う製品の整備方法はかなり身についてきましたが、お客様のニーズに柔軟に対応するためには、まだまだ技術研鑽が欠かせません。特定機械だけでなくオールラウンドに整備に携われる技術力を身につけ、「整備スタッフ」ではなく「吊り治具のプロが集う会社のスタッフ」となれるよう努力していきたいですね。そのためにも営業サイドに頼んで現場同行の回数を増やしてもらったり、これからの整備に必要となる高度な資格取得にもチャレンジして、自己成長につなげたいですね。