茂呂製作所は技術者の育成を大切にしています。
新入社員も中途社員も入社後は最初に1~2カ月をかけてしっかりOJTを行います。
今回は、新入社員のOJTの様子をすこしのぞいてみましょう!
OJTの内容
OJTでは、配属される部署が決まっていても製造から事務まで、すべての部署の業務を経験してもらいます。毎日のように交代で、丸1日先輩のもとについて一緒に仕事をしながら業務について学びます。その理由は主に次の4つです。
- 会社の多岐にわたる業務や仕事の流れを理解してもらう。
- お互いに助け合っていることを実感してもらう。
- 従業員の皆さんと少しづつでも関わってもらうことで、コミュニケーションの取り方を知りチームワークを高める。
- 社会人になった自覚をもってもらうとともに、不安をなくして業務に挑戦しやすくする。
毎日違う先輩のもとで一緒に仕事をするのは少し大変かもしれませんが、この機会が、茂呂製作所のチームワークや社員同士の活発なコミュニケーションの源となっています。
OJTの1か月
実際にOJTの1か月でどれだけの仕事に関わるか、写真を交えてご紹介します!
1日目:CNS旋盤加工、計測の基本を学ぶ
2日目:納品対応、社員に同行してメインユーザーさん廻り
3・4日目:測定工具と測定方法、汎用フライスの使い方を学ぶ
5日目:汎用旋盤を教わり、実践
6日目:お客様の緊急対応で修理現場へ、工具を使ったカバー外しなどの作業を手伝う
7日目:装置ユニットの組み立てに挑戦
8日目:部品のバリ取り作業、電気制御を学ぶ
9日目:装置の点検作業を学ぶ
10日目:WEBマーケティングについて学ぶ
11日目:オンライン機械修理について学ぶ
12日目:農機具の修理をするための分解作業と溶接を体験
13日目:機械の操作を学ぶ
14日目:調達担当の先輩と納品や打ち合わせに同行、受発注の一連の流れ、部品の梱包作業を学ぶ
15日目: お客様から頂いた図面を加工現場へ依頼するまでの作業と、加工終了後のデータ管理を学ぶ
16日目:営業の必要性やお客様に対する心構えを学び、実際にお客様のところへ行って工場見学
17日目:会社の敷地内で営業していたお店の手伝いを通してさまざまなお客様対応に挑戦
18日目:茂呂製作所の主要顧客であるファナック様の仕事についてや、電話対応等を学ぶ
19日目(最終日):これからの直接の先輩に経理と総務の基本的な流れを教わる
茂呂製作所の社員は口をそろえて、「先輩方は教えるのがうまい」と言います。
きっとそれは、どの社員も後輩の育成に密接に関わっており、また質問をしやすく、活発なコミュニケーションが生まれる雰囲気があるために、先輩方も教える側としての技術や心構えがあるのだと思います。