私たちの会社が生まれた背景vol.2 | グロスピブログ
私たちの会社が生まれた背景のvol.1では、私個人として起業を決意した背景を学生時代から遡って書きました。vol.2では、実際に起業を決意してから、現在までの話を書いていきたいと思います。起業を...
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こんにちは。
グロースピリットCEOの野脇です。
グロースピリットは2025年9月から3期目に突入しています。
1期目は、ほとんど役員陣のみで副業で経営していた期間なので、3期目は実質的には本格稼働してから2期目にあたり、まだまだアーリーなフェーズの会社です。
そんなこともあり、グロースピリットに興味を持ってくれた人は、会社の状況について、色々と気になるのではないか?という社内での会話から、この記事を書くことにしました。
会社の創業の背景から2024年の年末頃までの出来事をまとめた記事を書いたのがちょうど1年前になるので、この1年の主な出来事に触れながら、どんな変化、成長をしていて、どんな環境や課題があって、これからどんな未来に向かっているのか。書いていきたいと思います。
▼創業時の記事はこちら
2024年の年末に目標を達成できた勢いをそのままに、2025年はスタートしました。
HRソリューション事業をさらに加速させようと、リード獲得のチャネルから新しい商材の開発まで、あらゆる可能性を探りながら、様々なチャレンジをしてきました。
おかげで、自分達のサービスに合った営業チャネルをいくつか発見でき、いくつかの新商材もお引き合いを頂けるようになりました。
新サービスを構想したり、テスト的にリリースした中での学びもありました。
当然のことであるように思えるのですが、「これはニーズはありそうだ!これはいける!」と自分達でアイデアを出し、練り上げていったサービスよりも、お客様と会話をしている中で、この課題を解決するには、このサービスが必要だ。もしくは直接お客様から「こんなことはできないのか?」とご要望を頂いたことがきっかけで生まれたサービスが、結局は引き合いが強いということです。
改めて、既存のお客様と深くお付き合いをし、課題に真摯に向き合っていこうと強く思うようになった学びでした。
支援の幅が広がっていくのと同時に、元々得意にしていたWantedlyの運用代行では、グロースピリットとしてWantedly Awardsという賞も頂き、さらにクライアント数が伸びており、より強固な事業に育ってきています。
▼HRソリューション事業についてはこちら
2025年は、DXソリューション事業という開発系の事業が本格的に立ち上がった年でもありました。
Web、モバイルアプリの開発をベースにしつつ、データエンジニアリングやAIの領域にも広げている事業です。
元々私自身のキャリアでシステム開発事業の営業を0からやっていた経験があり、知見はありつつも逆にその立ち上げの難易度の高さも理解していました。
幸運だったのは、HRソリューション事業のリード獲得をする動きの中で開発系のニーズを持たれている企業との接点も持てることでした。
核となるエンジニア陣の採用も決まっていく中で、事業会社を中心に提案が進み、今ではエンドクライアントや元請け会社との直接の取引を中心に自社やリモートで稼働するような案件を多く請けています。
私自身もPMとして現場に入ったり、エンジニアのメンバーも未経験の領域や案件を複数跨ぐような、様々なチャレンジの中で可能性が広がっている事業になっています。
▼エンジニア組織についてはこちら
7月には、メンバーが増えてきて手狭になってきたこともあり、6名が定員のレンタルオフィスの一室から、四ツ谷三丁目の15名くらいが入れる20坪程のオフィスに移転をしました。
最初は、執務室以外の会議室などの共用部をシェアできる合理性を考え、レンタルオフィスから検討を始めたのですが、シェアすることでのデメリットもあるなとも感じていたので、綺麗で金額的にもマッチする条件で通常のオフィスがあれば検討したいと思っていました。
今のオフィスは、フロア全体を自社で占有でき、居抜き物件でありながら、家具が新品、内装も新しい状態で入れ、敷金礼金もかなり安いという好条件が揃っていたこともあり、この物件を見つけてからは、メンバーとも話して割と直ぐに決定しました。
メンバーが出社したくなるオフィスにしたいという想いがあり、オフィス環境にはしっかり拘ると決めていたので、移転後にすぐに冷蔵庫や電子レンジはもちろん、お酒、ウォーターサーバー、コーヒーメーカー、音響など、環境面も整えていきました。
実は四ツ谷三丁目にはあまり行ったことがなかったのですが、近くに荒木町というなんとも言えない懐かしい雰囲気の飲み屋街があり、そういう意味でもとても気に入っています。
2025年8月に2期目の決算を行いました。
売上は創業時の計画の約2倍、営業利益率は約10%となりました。
HRソリューション事業は、計画通りの着地となり、DXソリューション事業は、2期目に売上が上がる計画ではなかったため、売上が想定以上に伸びた結果となりました。
営業利益率は、実は創業時には明確に計画を立てていなかったのですが、イメージしていた数字で着地させることができました。
特にHRソリューション事業は、半年や1年スパンの月額での契約が多く、未来の売上の想定が立てやすいモデルになっているため、コストを最適化できたことが大きかったと思っています。
一方で、今考えれば当然であり、経営者としては想定が遅く恥じるような話なのですが、毎月黒字ではあった中でもそれなりのスピードで会社を伸ばそうとすると、先に出ていくキャッシュが多く発生し、キャッシュフロー的に危うさが出てくる可能性が出てきました。
そのため、金融機関からの借り入れを行ったことは計画外でしたが、実際に危うさが出てくる前に動けたので、スムーズに調達することができました。
▼経営戦略についてはこちら
グロースピリットを本格稼働する前から、プロダクトを開発していく構想があり、その計画を前進させることができた年でもありました。
私たちは、最初からイチかバチかでプロダクトを開発して収益化を狙おうというよりは、まずはキャッシュをしっかり稼ぐことのできるモデルの事業を作りながら、その中で得た利益を元にプロダクトに投資していこうという方針を創業時から持っていました。
あとは、どのタイミングでそのプロダクトへの投資を開始するか、ということを色々と考えていました。
他の経営者からは、まずは既存サービスをもっと伸ばしてから投資するべきだと言われたりもしましたが、早くから投資する意思決定をしました。
この意思決定には、色々なメリットがあると考えていますが、一番大きかったのは、既存サービスとのシナジーをしっかりと出せるプロダクトであれば、プロダクトをリリースし、売上が上がるのと同時に、既存サービスの競合優位性もつくることができると考えたことです。
なかなか差別化が難しい業態の中で、優位性を作ることはあらゆる経営の効率を上げることにつながると思いましたし、それが今後のグロースピリットの成長曲線に大きくインパクトしてくる要素だと思いました。
さらに、SaaSだけで提供するというより、コンサルや代行のような形式のサービスとの組み合わせで提供することで、マネタイズを早めることも可能だと考えました。
可能な限り早くプロダクトを作ると決めてからは、プロダクトの内容を決めるよりも先に、展示会への出展を決めました。
これまでの経験上、プロダクトを作ろうと決めても開発がなかなか進まないケースやリリースまで至らないケースを目の当たりにしたこともあったので、先にお披露目する場と期日を決めてしまおうという狙いでした。
6月のタイミングで11月開催の展示会を申込み、展示会までにお客様に見せられるものを作ろうとエンジニアを含む全員に話しました。
それからは、エンジニア陣も一緒に直近で開催されていたいくつかの展示会にも参加し、イメージを高めつつ、エンジニアサイドとビジネスサイドが一体となりながら、プロダクトの企画、開発を進めていきました。
結果として展示会での一定の手ごたえを得ることができ、2026年4月のβ版リリースに向けてさらに開発を加速していく意思決定ができました。
▼プロダクトについてはこちら
ここまで2025年の主な出来事について書いてきました。
こうしてまとめみると、うまくいったことばかりのように見えますが、実際の日常は多くの失敗があったり、ハードなシーンも多々ありました。寧ろ憂鬱になるような出来事の方が多かったように思います。
ですが、今振り返ってみると大したことなかったなと思えることだったり、トピックスとしては取るに足らないことだったりするので、しっかりと飛躍できた年だったと言えると思います。
そんな中でもネガティブな出来事だったのは、一部のメンバーの離職が発生したことです。
それぞれ離職の理由はバラバラで、致し方無いともとれるようなケースもありますが、結果としては役員2名に一部の業務、サービスのクオリティーが依存してしまっている状況が発生しています。
ただ、こういった失敗から得られたことは多く、自分たちの見極めの能力を過信することなく、採用時に能力、適性の検査を導入することを決めたり、育成に対しての向き合い方を調整したりと、着実にPDCAを回すことができています。
また、幸いなことに今在籍しているメンバーは、雇用形態を問わず、Integrity(誠実さ)をはじめとするValueを体現しながらビジネスを愉しむ姿勢が浸透していきているなと思います。
組織としても、信頼関係をベースにしつつ、より一層しなやかで一体感のあるチームへとアップデートし続けられている手ごたえがあり、一定の新陳代謝をしながら成長していく組織を実感しています。
年始から今期末までに実現していく方針をまとめました。
前提として、仕組み化が全く出来ていない訳ではなく、チームとして連動し動けている部分も多いですが、より高度な業務も標準化し、育成することで対応できるメンバーを増やしていきます。
昨今のDX、AI領域の変化の早さから、創業時の事業戦略を再構築する必要があると考えています。この半年は偶然や幸運が重なった部分も大きかった立ち上げフェーズでしたが、ここからはより戦略的な拡大を図ります。
展示会でお披露目したグロースピリットのファーストプロダクト「Hugmus」を本格的に世に出していきます。4月にβ版をリリースし、その後もスピード感を持って正式リリースしたいと考えています。
プロダクト(SaaS)単体での提供ではなく、HRBPO(コンサル・代行)を組み合わせた独自の提供価値を形にしていきます。そして、そのためのマーケティングからセールス、カスタマーサクセスの体制を構築します。
まずは「自分たちがビジネスを愉しめる会社にすること」がVisionの実現に繋がると考えており、そのための構想を本格的に組織に実装していきたいと考えています。
ここまで書いてきた通り、やるべきこと、やりたいことが山積みです。今期中にビジネスサイドで3名、エンジニアは4名を採用し、来期を迎えたいと考えています。
ここまで長文にお付き合い頂きありがとうございました。
第3期を通して、私たちの目指す世界観である「ビジネスを愉しめる社会を創造する」にまた一歩近づけるよう、引き続き、ビジネスを愉しんでいきたいと思います!