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IT業界からスポーツ業界へ転身!ユニコーン企業の社員が、なぜ新天地にスポーツクラブを選んだのか?



高橋祐大は、テレビCMで有名な「ビズリーチ」から「茨城ロボッツ」に転職してきた。
ハイキャリア転職サービスを軸に「人材」という領域で様々なサービスを展開するユニコーンベンチャーから、なぜ茨城ロボッツを新天地に選んだのか?

「B.LEAGUEに感じた可能性」

前職は数十名規模の時代にジョインして営業、営業企画、マネジメント、サービスの立ち上げ等、様々な経験を積ませていただき、何より本当に背中を預け合える仲間と仕事が出来て正直、自身にとってこれ以上の環境はそう簡単にないだろうと感じていました。ただ会社の規模が大きくなり、当然ながら会社の中で知らない人が増えていき、セクショナリズムを感じてしまう瞬間があったのも事実でした。ずっと「生きがい、やりがい、充実感にあふれる世界を作りたい」という思いを持って事業を創り上げてきたので、どこかで自分自身がもっと熱くなれるものを探していたのかもしれません。

そんな時、たまたま自宅から徒歩3分の場所でB.LEAGUEの試合が開催されていることを知って、家族で観に行くことになりました。これまでも子供を野球やサッカーに誘って観戦に行ったりしていましたが、まだ小さかったこともあり全く興味を示さず、むしろ飽きて「もう帰りたい」と言われる始末でした(笑)
そんな子どもたちが、B.LEAGUEだけは2時間全力で応援して「また行きたい」「バスケやりたい」と言ってくれたんです。
私自身も小さい頃にバスケをプレーしていましたが、それ以降は全く触れてこなかった中で、観る、応援するスポーツとしてのバスケットボールの可能性を肌で感じたことが大きかったです。

ロボッツの試合会場に行くとよくわかりますが、本当に年齢層も性別もバラバラで幼児〜70,80代の男女が体育館の中で全力で声を出して応援してる姿を見ることができます。そして基本的なスタンスが誰に対してもウェルカム。皆で一緒に応援しようというスタンスなので、初めての観戦でも全く気後れせずに楽しめました。
本当に近い距離感で身長2m級の選手たちがものすごいスピードで攻守を入れ替えながら点数の取り合いをする姿に一喜一憂し、短いタイムアウトの間でも演出でさらに盛り上げ、残り数秒まで何が起こるかわからないドキドキ感を共有し、年齢や性別関係なくスポーツが見ている人たちを繋げていく。

ルールを詳しく知らなくても見ていて楽しめるエンターテイメントとしてのバスケットの可能性、そこで出来上がっていくコミュニティを自分がハブとして成長させることの可能性に掛けてみたいと思ったことが最大の理由でした。

答えがない中で答えを創っていく

スポーツクラブの営業職ということで、一般的な企業の営業職とは違った部分も多いと思いますが、特にどんな場面で違いを感じますか?

まず固定化された目的に対して商材、サービスが存在するわけではなく、お客様の課題に合わせていくという全く異なるアプローチが必要になります。
スポーツチームへの協賛で分かりやすいのは、地元を元気にしたい、地元で頑張ってる人やチームを応援したい、といった感情的な満足を得る目的での協賛です。あとは当然ながら企業や商品、サービスイメージの向上等、PRやマーケティング。社内向けの福利厚生の一環やCSR活動として、という企業様もいます。最近ですと人材採用のブランディングとして活用いただくという事例もあります。

つまりお客様の要望は多岐にわたっており、求められる結果やプロセスも全く異なる中で様々なお客様の満足度を最大化させる必要がある、という点は非常に難易度が高いですし、一方でやりがいは大きいと感じています。

そのためにマーケティングや商品企画、イベント企画など様々な人たちを巻き込みながら仕事をしていく必要がある点も特殊かもしれません。

スポーツチームという特異なコンテンツをどう活かしてお客様の課題解決、満足度をどう最大化させていくか。答えがない中で答えを創っていくことが出来る人が活躍できる世界だと思います。


特殊な環境の中でも、楽しさを見出し日々お客様の期待に応えようと奮闘する高橋さん。
1週間の仕事の流れはどのようなルーティンなのだろうか。

私は、茨城県内と東京、それぞれのお客様を担当しています。そのため県内にいる日と都内にいる日の割合はだいたい半分になることが多いです。一日2〜4件の訪問で、既存スポンサーであるお客様と打ち合わせをしたり、新規のスポンサー獲得に向けて活動を行っています。
週に1.2日は社内ミーティングがあるので、そのタイミングで社内での調整や作業を固めることが多いです。

シーズンが始まると、営業活動以外にも試合に向けた会場設営など準備や試合当日のオペレーション等が加わってきます。限られた人員で仕事をしていることもあり、スケジュールをうまく管理できる能力が重要になってきますね。

どんな仲間と働きたいか

大前提としてはスポーツチームの運営という事業を通じて何をしたいのか、という意思を持っている方、そしてチームとして戦う意志のある方が良いと思います。
どんな企業、事業でもそうですが、辛い時に自分を支えてくれるのは自分の目標や支えてくれる仲間だと思うんです。
今は明確ではなくても茨城ロボッツのどこに興味が湧き、なぜ挑戦したいと感じたのか自分なりに考えておくことで、実際の業務における現実とのギャップがどこにあるのか捉えやすくなると思います。自分として何をしたいのか。という意思を持っておくことをおすすめします。

また、想像以上に仕組みや環境は整ってません(笑)良くも悪くもそれを一緒に創り上げていく、協力して乗り越えていけるプロフェッショナルとしての仲間意識がある人と仕事をしていきたいです。

茨城ロボッツで実現したいこと

会社のミッションにもありますが、本当の意味で「地方創生の魁モデル」を創っていきたいと思います。
ロボッツはまだまだB2の中堅チームですが、グロービスの傘下に入り、大きく環境が変わってきています。スポンサーも茨城の企業様だけではなく、都内を拠点にする企業様やIT企業が増えてきています。

同じ県内の鹿島アントラーズさんは、試合来場者の半数以上が県外からです。
我々も、強く愛されるチームを創っていくことで、茨城を盛り上げ、人やお金、情報を集め、茨城ロボッツをハブとするコミュニティを広げていきたいです。

いずれは小都市でも長く愛されるヨーロッパのサッカークラブのように、茨城ロボッツが地域経済のハブになっている。そんなロールモデルを創り、高齢化や過疎化が進む地方都市の新しい光=「魁モデル」になれたら最高ですね。

(左から新AC岩下、代表山谷、新HCアンソニー・ガーベロット、オーナー堀、GM上原)

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