東京・日本交通グループ
東京・日本交通グループで活躍する様々な社員のインタビューや、イベント・勉強会、各社の人事制度・タクシー業界の紹介など、東京日本交通メンバーの働き方や、読者の皆様のキャリアアップに役立つ様々な情報を発信する予定です。
https://tokyo-nihonkotsu-group.com/
東京・日本交通株式会社の京都営業所で働いています。私は環境に恵まれたおかげで英語が得意です。その英語を活かしてできる仕事と言うことと、運転が大好きだと言うことでこの仕事を選びました。運転は自動車もバイクも大好きですが、英語が活かせる仕事と言うことになるとやはり接客ですよね。接客と運転と言うことになると、これはもうタクシー乗務員が最適なんじゃないかと思います。京都で乗務していると、1乗務当たりで4回平均程度外国のお客さんに乗っていただきます。もちろん英語圏以外の方もおられますが、そんな場合でも英語で話しかけてこられる方は多いですよ。
経験上、こちらが英語で話すと熱心に話しかけてこられる外国のお客様は多いです。想像でしかありませんが、まだタクシー乗務員で英語が話せる人は少ないのかも知れませんね。だから、行き先を告げた時に英語で応対できる程度の英語力があれば、とても喜んでもらえると思います。京都はもちろん観光客の数が多いのでそうしたお客さんが多いのですが、おそらく大阪や神戸も近い状況じゃないでしょうか。やはり京阪神はセットで語られることも多いです。東京から新幹線で2時間半もあれば十分移動できる街なので、2020年の東京オリンピックや2025年の大阪万博に向けてますます外国のお客さんは増えるでしょう。
私の英語は語学学校などで学んだものではありません。小さいころから家族で海外旅行に連れて行ってもらったりしていたので、自然と英語に対する親しみがわきました。学生時代にはフィリピンにワーキングホリデーに行っていたこともあります。また、姉や妹も海外に住んでいたり留学していたりして、外国とのつながりが強いのかも知れません。個人的には、少しくらいなら英語が話せるよと言う人なら、一緒に働いてみませんかと誘ってみたいですね。現在のタクシーの乗務員はお客さんから選んでもらえるように努力する仕事なのでやりがいもありますよ。
仕事は2日に1回の乗務ですから、1回の乗務は長くてもしっかり体を休められます。精神的にも切り替えができる時間が取れるので、ストレスを残さない働き方ができていると思います。ほかの業種で働いている友人たちの話を聞くと、残業続きだったり休日出勤をしなくてはいけなかったりと、かなり大変な働き方をしているようです。それに比べればオフの日に水泳に出かけられている私は、良い働き方ができているんだと感じさせられます。もちろん家族と一緒の時間も大切にしていますよ。買い物にもよく付き合っています。
目の前の目標は「フォーリンフレンドリータクシー」の認定を受けることです。外国語研修と接遇研修を受けていることが必須ですが、頑張れば大丈夫だと思っています。英語には自信がありますし。スキルを磨けばそれだけ外国のお客さんに乗ってもらえて、色々な人と接することができますから、それを目標に頑張っていきたいと思っています。フォーリンフレンドリータクシーは京都の制度です。京都駅の両方の入り口に乗り場があって、外国人優先のタクシーですが、荷物が多い時などは日本人でも利用できますよ。ネットでチェックしてみて下さい。
実は私は2016年に神戸営業所が開設された時の入社第一号なんです。タクシー業界は全く未経験でしたが、現場から離れて長かったものの接客業に就いていたこともあって、敢えて上級の乗務員である「神戸グランドコンシェルジュ」と言う職を目指すことにしました。東京で10日間缶詰になって厳しい研修を受けましたが、むしろ新鮮な経験で初心にかえれて嬉しかったです。その厳しさはお客様の話を聞くときの姿勢のみならず、指の位置までチェックされるものでした。けれどその研修内容を頭に入れて行くことで、自分という物を客観的に見るという基本に立ち返れたように思います。
なぜそんな厳しい研修を受けてまでその職を選んだのかと言うと、まず予約中心の仕事ができるので一定のお客様と接することが可能だということでした。接客の現場にいた時からお客様と近い位置にいることが好きでしたので、その位置を取り戻したかったのです。サービス業に就いていても。経験を積んでゆくと管理などの仕事に携わることが多くなり、お客様との距離が遠くなって行くことが寂しかったのです。神戸グランドコンシェルジュはハイヤー業務ですので、会社から予約を指定されることから始めます。それでもお客様との距離は確実に近くなったと感じますね。
もう一つ、将来設計に関することも東京・日本交通株式会社を選んだ理由です。サービス業が好きですので個人タクシーをやりたいと思いました。しかし、個人タクシーになるには10年以上の経験が必要です。50歳を過ぎてからの転職でしたので、もうギリギリだったのです。50歳を過ぎてから研修を受け直すなんてと思われるかもしれませんが、この年齢になると逆に指導してもらうのも楽しいものです。耳順と言うにはまだ少し年齢を重ねなければいけませんが、「理にかなっていれば、何でも素直に耳に入る」と言う意味ではその境地に達していたのかとうぬぼれています。
この年齢ですから、転職時には収入は減りました。しかし、家族の理解がありましたから苦労はなかったです。それに一生の仕事としての個人タクシーを目指しているということも家族の理解を得やすかった理由かもしれません。第一、日勤で8時半に出勤して17時に帰れる生活になりましたので、毎日家で食事がとれます。これだけでも家族の理解を得るには十分な条件かも知れませんね。前職では朝から晩まで働き詰めで、家で食事をとれることなんてほとんどありませんでした。そういった意味では健康的な職場とも言えるでしょう。
もちろん仕事ですから厳しいこともあります。しかも上級乗務員ですから気を抜けるところはありません。お客様の指定による時間やルートなどについても分単位で守るようにしています。そして、ハイヤー業務では2人の乗務員が順番にお客様を担当するので、チームプレーとして確実に情報交換を行い、あたかも1人の乗務員が担当しているかのように情報を引き継ぐようにしているのです。相手の乗務員との信頼関係はとても重要です。自分が間違いのない仕事をして相手に迷惑を掛けないだけでなく、相手の仕事を楽にしてあげようとすることで相手からもそれが返ってきて信頼関係が構築されます。
目の前の目標はお客様からご指名を受けることです。今はまだ会社から予約の指定を受けている状態ですが、お客様から「あの乗務員が良い」と言うご指名が受けられるようになったら、自分で自分を認めてやることができると思います。
前職を辞めて語学留学、そこから帰って難波営業所に正社員として入社しました。最初はせっかく語学留学したんだから、観光業界で働きたいと仕事探しをしていたんです。しかし、正社員の求人ってなかなかないんですよね。そんな時に東京・日本交通株式会社の難波営業所の求人を見つけたんです。もちろんタクシーの乗務員は未経験でしたが、しっかりした研修もありましたから二種免許を取って道路に出てから、仕事自体に慣れるのに時間はかかりませんでした。最初はいわゆる流しのタクシーから始めました。お客さんの手が挙がるのを待つスタイルです。
タクシーの乗務員に大切なのは時間配分のテクニックです。私は2日に1回の勤務パターンで働いていますから、1回の乗務時間は長くなります。その時間の中でいかに休憩を取り体を休め、手が挙がりやすい時間帯に効率的に走るかと言うパターンをつかむまでは結構大変でした。いわば自分の乗務パターンのマネージメントなんですよね。それがうまくできるようになると仕事は楽になってきます。今はその段階を越えて、毎日の仕事のパターンもしっかり管理できていますので、身体をしっかり休めつつ楽しく仕事しています。
私は将来観光タクシーの乗務員になりたいんですが、その前段階として「ハイグレード乗務員」になる必要があります。入社1年弱くらいの時に社内の専門講師からハイグレード乗務員になるための特別研修を受けることができました。かなり細かい内容までしっかり教えてもらえます。言葉遣いはもちろん、ハイグレード乗務員の心構えなどです。そしてそれにとどまらず先輩の現役ハイグレード乗務員にサービスを教えてもらうこともできました。おかげで私自身のサービスもかなり向上したと思います。その研修を受けてからは予約のお客さんの仕事を入れてもらえるようになりました。
予約のお客さまは当然ハイグレード乗務員としての品質の高いサービスでお迎えしないといけません。もちろんそうしたことのできる乗務員として、給料も上がって行きます。実は、私は東京・日本交通株式会社に入社してから結婚したんです。収入がしっかり上がっていくことが実感できていなければそれは無理だったでしょう。何より妻がうんと言ってくれなかった可能性が高いです。世間では給料が安いと思われがちなタクシー乗務員ですが、友人などと比べると給料の良さに驚かれるぐらいです。残業や休日出勤もほとんどないので、家族を大事にできますし将来の夢もありますので、いい仕事に就けたと思っています。
タクシー・ハイヤー乗務員として東京・日本交通株式会社で活躍されている皆さんの声を聞いてみると、やりがいのある仕事であることがとても強く伝わってきます。それだけではなく、世間で問題視されているブラック企業的な要素が皆無なのも魅力的だと言えるでしょう。自分の仕事を自分でコントロールできるのも大きな魅力と言えるかもしれません。