与えるミッション次第で新卒も早期戦力となる
【第6条】の「能力採用ではなく、共感型採用に振り切れ」では、会社のビジョンに共感する新卒採用のメリットと手法をお伝えしました。
今回の【第8条】「新卒を積極的に採用し内定者インターンを活用せよ」では、そのようにして採用した新卒社員の育成について解説していきます。
前回の記事でもお話しした通り、グループビジョンを発信することで、意欲と馬力のある優秀な新卒を多く採用できるようになります。
一方、優秀な人材も、ただ採用しただけでは育っていきません。
そこで重要となるのが、内定者インターンです。
「内定者インターンならもうやっている」と思われた方へ。
作業ベースの仕事や架空のプレゼンテーションへの準備など、「インターンのための仕事」を用意していませんか?
弊社では、内定者インターンの勝ちパターンとして、内定者インターンを各事業部に配置し、4月入社までの間に内定者に対しても適切なミッションを与えて教育していく=インターン生を「社員」として扱うことを提唱しています。
業務内容は議事録や下調べであっても、のちのキャリアに向けて明確なテーマ・目的のもと行う場合と単発の作業として行う場合とでは、明らかに前者のほうが早期戦力化を図ることができます。
このように経験を積んできた新卒であれば、入社1年後には、実質2年のキャリアを積んだといっても過言ではないのです。
実際に弊社でも内定者インターンを積極的に活用しています。
一般的な新入社員が行うような先輩社員のサポート業務から始め、徐々に責任ある仕事も任せていくことで、自然なかたちでスキルやビジネスマナーを早期に身に付けることができます。
また、インターンが、企業の雰囲気、業種の特徴や仕事内容などを深く知る機会となることで、正式に入社してからのミスマッチが回避されます。
上記をふまえ、新卒採用では、内定辞退を前提とし、必要とする人数よりも1~2名多く採用することがお勧めです。
多柱化経営における新卒採用のメリットはいくつもある
- 新卒採用市場では中小でも大企業に勝つことができる
スピード感を持って成長したい、若い世代で年収を上げて、実績を残したいと考えている学生は多く存在します。しっかりとビジョンを発信し、環境を整えれば、自社の考えに共感する優秀な新卒を多く採用できる可能性は高くなります。 - 既存社員の意識が高まり、社内に活力が生まれる
新卒採用を行うことによって、既存社員の意識にもいい変化が生まれます。今までに足りなかったマニュアルを用意したり、円滑にコミュニケーションを取るために組織改善をしたり、幅広い面で業務改善されることが期待できます。
また、若い力の影響は大きく、元気に励んでいる姿は周囲に活気を与え、部署全体、さらに会社全体まで活力が生まれます。
即戦力とはならないと見られがちな新卒採用も、上記に加えて企業風土に馴染みやすいなど、メリットは数多くあります。
経験者であっても、完全に戦力化するまでは半年以上かかることも多く、前職などでの「常識」に囚われて、会社の方向性と合わないことも少なくありません。
2~3年の我慢は必要かもしれないが、その分、組織は分厚く育っていくでしょう。
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当社 グループ 山田 一歩 CEO について
(日経新聞「私の道しるべ」取材記事)
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山田一歩の道しるべ | 株式会社FBマネジメント私の道しるべは経済界、スポーツ界、文学界など様々な分野で活躍されている方を取材し、メッセージをお伝えしてまいります。ps.nikkei.com
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