どーも、100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。
今日も、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。
確定申告の申告期間がスタートしましたね。今年はコロナの影響を鑑みて期間を一か月延長するようです。
ちなみに自分は申告期間の初日にサクッと申告を済ませてきました(ドヤッ)
というわけで、今日は確定申告の話しをしようと思います。
フリーランスになったり給与以外の副収入を得ようと副業をはじめたりすると、確定申告が必要になりますが、源泉徴収されるサラリーマンやアルバイトの学生などは、基本、確定申告は無縁と思います。
ただ、ここでは学生やサラリーマンの人が確定申告(青色申告)をできるようになっておいた方が、人生めちゃくちゃ捗るよっという話しをしようと思います。
というより、やらなければ絶対損ですし、やる事によって得られる副産物がめちゃくちゃでかいんです。
確定申告という煩わしいハードルが存在しているというだけで、副業にチャレンジしないという人もいますが、それはもったいないですし、副収入のあるなし問わず、確定申告を活用しないのはもったいなさすぎるんです。
サラリーマンでも確定申告をやるメリット
払いすぎた税金の還付を受けられる
サラリーマンは源泉徴収で給与から税金を天引きされるため、手間がかからない反面、必要以上に税金を支払いすぎるリスクがあります。
場合によっては税金の控除の対象になるわけですが、その時でも自動的に国が控除の手続きをおこなってくれる訳ではなく、自ら確定申告によって控除を申告して、はじめて還付となるわけです。
下記のような税金還付・控除があります。
(1)ふるさと納税(寄付金控除)
(2)住宅ローン控除
(3)生命保険料控除・地震保険料控除
(4)医療費控除
(5)離婚または死別した時、寡婦控除(寡夫控除)
(6)災害・盗難にあった時(「雑損控除」と「災害減免法による税金の軽減・免除」)
(7)株取引で損をした時
【参考記事】https://advisors-freee.jp/article/category/cat-big-05/cat-small-13/386/
サラリーマンでも経費の計上ができる?
サラリーマンには、必要経費などの控除がないのですが、それに代わるものとして「給与所得控除」という控除枠が設けられています。
また税法で、この給与所得控除を超えた部分の支出のうち、特定の支出(通勤費、研修費、資格取得日など)については必要経費と認めています。
平成25年に、この必要経費と認められる範囲が拡大され、図書費、衣服費、交際費などが追加されました。
<b>給与の総額-(給与所得控除額+特定支出のうち給与所得控除額の2分の1を超える部分)=給与所得</b>
この給与所得に税金がかかる訳なので、「特定支出のうち給与所得控除額の2分の1を超える部分」という部分を、きっちり計上しましょうという事ですね。
ただ、ぶっちゃけ、確定申告を一回もやったことのないサラリーマンが、この制度を知っているかというのと、知っていても忙しかったり、手間暇がかかったりとで活用しきれていないのが実情ですね。
【参考記事】https://advisors-freee.jp/article/category/cat-big-01/cat-small-01/7682/
自分のお金の使い方を可視化できる
普段帳簿などをつけない、サラリーマンはついつい、どんぶり勘定になりがちですが、確定申告をおこなう際、一年ごとに通帳やクレジットカード明細などの履歴を精査するきっかけとなり、自分のお金の使い方を客観的に把握するのに役立ちます。
確定申告ソフトには、プライベートの出費も管理・把握できる、家計簿アプリ的なものもありますので、ぜひそちらも活用した方がいいでしょう。
税金の還付に活用できる制度を常に知ろうとアンテナをはれるのもメリットです。
資産を形成するための第一ステップはお金の流れを可視化することです。
これができていないとどれだけ収入が上がろうとも、それに比例して支出があがっていきます。パーキンソンの法則ってやつですね。
経費をコントロールして、税金をうまく節税して、利益を最大化する、経営の練習にもうってつけです。
確定申告ができるようになるには、何を学べば良いか?
わざわざ簿記の勉強をする必要は無い
いざ確定申告書や関連台帳を見ると確かに数字が羅列されており、意味不明の語句も出てきたり、数字に弱い人は、この時点で心が折れます。
これを理解するためには、簿記の勉強は必須と考えるのが普通でしょう。何かしらのスクールに通う必要があるのかもと思われるかもしれません。
安心してください。簿記に関する知識が無くても確定申告は可能です。
確定申告の作業の中で、その都度その都度ネットで調べながらやれば、誰でも必ず行えます。
税理士に丸投げしてやってもらうという選択肢も無くはないのですが、今は簡単に確定申告ができる会計ソフトがいろいろ出てきているので、せっかくなら使わない手はないです。
というより、最近は確定申告(会計)ソフトの進化がめざましく、めちゃくちゃわかりやすくスピーディーに経理作業、確定申告作業を進めることが可能になっています。
超重要!!会計ソフト(確定申告ソフト)選び
確定申告を憶えるのは簿記の知識をつけるというよりも、便利な会計ソフトを選び、そのソフトに精通するというイメージの方が近いです。
会計ソフト(確定申告ソフト)には代表的なものに
・freee
・マネーフォワード
があります。
日々の見積り・納品・請求という業務も、この会計ソフトで対応でき、もちろん連携して記帳も行ってくれます。
今はソフトがクラウド化され、スマホでどこからでも利用でき、銀行口座やクレジットカードとの自動連係機能、スマホで撮影したレシートから入力を自動化してくれたり、請求書の郵送代行など、筆舌尽くし難い、ありがた機能のオンパレードです。
ちなみに自分が使っているのがfreeeというソフトなのですが、超絶便利すぎて、確定申告シーズンが怖くもなんともなくなりました。
それまでは弥生というソフトを使っていたのですが、使い勝手が悪く切り替えました。
確定申告・日々の経理のノウハウ/ティップス
年に一度、まとめてやろうとするから詰む
毎日、記帳するのを習慣にすれば、確定申告作業はそこまで恐れるものではありません。
自分も、経費の記帳を確定申告シーズンに1年分まとめてやっていた時期がありますが、想像以上にしんどいです。
1年に1度だと、仕訳や記帳の仕方なども忘れており、多くの時間がかかりミスも頻発します。
本業で大きな案件がたまたま重なることもあり、ストレスはマックスです。
経費の記帳などは、毎日発生したタイミングで記帳、少なくとも月に1回まとめてやるようにしましょう。
多く税金を支払いすぎても国は指摘してくれない
確定申告、税金に関する知識が乏しいときは、経費・控除に計上できるものを計上しなかったおかげで、払う必要のない税金も払っていた年もありました。
よほどの事がない限り、基本的には国は指摘してくれません。逆に払う必要のある税金を支払っていない場合は、きっちり指摘される上、意図的な滞納に関してはペナルティも支払わされますので、きっちりルールにのっとって、それでもルールの範囲内でしっかり節税しましょう。
確定申告をスムーズにこなせるようになると芽生える万能感
確定申告を行えるというのは、立派なスキルです。
数字を見る目も養われ、一経営者として自覚も生まれます。
そして、一般の人なら敬遠する、確定申告を苦も無く、さくっと2月15日(確定申告シーズン初日)に税務署に行って、提出すると、形容しがたい万能感が芽生えます(おいらだけ?)。
ちなみにこの知識は、確定申告にあまり慣れていない友人・知人などからも重宝されること間違いなしです。
累進課税のやばさに気づける
日本の累進課税はやばいですね。貧富の格差を是正するための富の再分配というのもわかりますが、不労所得のようなものにだけ累進課税されるならまだしも、寝る間を削って、単純に稼働を増やして稼いだものから、より多く税金を取るというのは、やはりきついなぁと感じざるをえません。
自分は独立初年度に、計上できる経費をほとんど申告せずに、仕事を頑張りまくって、確定申告をしたら、どえらい税金を支払う事になって、働く気力が萎えましたw
脱税や虚偽申告のようなことはもちろん絶対にご法度ですが、ルールの範囲内で経費を賢くきちんと計上して節税するのは、資産を形成する上で、絶対不可欠ということにも気づきました。
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ParaWorks社長中村さんの「ウィズパラを運営する僕の”建前”と“本音”」もぜひ合わせてお読みください。思わずお話聞いてみたくなりますよ。