ー今日は清水先生にインタビューしてみます。よろしくお願いします!清水先生は学習塾の教室長経験もありながら、児童クラブのマネージャーもしてくれています。それぞれの仕事を知っている立場から「児童クラブの仕事はどんなことが魅力か」教えてください!
はい、両方とも子どもと関わる仕事ではあるのですが、児童クラブの方がより「子どもの本質的な成長」を見守ることが出来る仕事だと思っています。最近僕自身にも子どもが生まれたので「成長」という言葉にとても注目しています!
ーお子様のことおめでとうございます!育児と仕事のバランスは大丈夫ですか?
ありがとうございます★ 僕よりも妻の方が大変そうではあるのですが、ある程度仕事に融通をつけてもらっているので必要なサポートはさせてもらっています。そういう点もこの会社に感謝しています。
ーそれはよかったです!話題戻って、児童クラブの子どもたちの「成長」を最近どのように感じたか、具体的に教えてもらってもいいですか?
最近のことですね・・・僕と同僚のスタッフさんが見守っているA君のことについてお話しします。彼の課題は「自律、自制心」をつけるということでした。普段は気にならないのですが、興奮してしまうとどうしても自分を抑えきれないようで、そのたびに彼の話を聞き、「どうしたかったのか」や「本当はどうするべきだったのか」を話し合ってきました。入所してから何度となくそういう話を彼と真剣にしてきたのですが、この前自分から「僕●●を壊しちゃった、ごめんなさい」と言いに来てくれたことがあったんです。自分から言いに来たこと、素直に謝れたことにとても感動してしまって。意外な一面が見れてとてもうれしくおもい、また真剣に向き合って間違いじゃなかったな、と思えました。
ー素晴らしいエピソードですね!努力が報われた、という感じでしょうか。
僕というよりはもう一人のスタッフが本当に一生懸命接してくれたことに感謝です。
一方で「人は変えることはできない」とも思っています。僕たちに出来ることは「子どもと真剣に向き合うこと」だけです。でもそうすると、子どもたちも真剣になってくれて、だんだんとこの話のような成長を見せてくれます。このやりがいは学習塾運営をしているだけの時は味わえませんでした。本当に楽しいです。
ー彼らの成長のために、今後やってみたい取り組みはありますか?
今「探究」というテーマで彼らの取り組みを応援しているのですが、子どもたちの可能性を信じていろいろなことに挑戦してもらうような取り組みをしています。もともと理科実験やアート、英語やSDGsの学習など二日に一回はいろいろなプログラムをしているのですが、それらのプログラムを「探究」として深めてもらうにはどうしたらいいのかを考えています。
ー「探究」って難しそう・・・
難しくは考えないで、子どもたちにも「とりあえずやってみよう!」と思ってほしいんですよね。そうやって試しにやってもらう中で「もっとやりたい!」と思ってもらえるようなものが一つでもあるといいと思っています。僕からいつも言っているのは「食わず嫌いはよくないから試しにやってみよう」ということですね。そういったプログラムのあとに、彼らが自分たちでさらに学習や工作を深めていく様子を見て「しめしめ」と思っています笑
ーお子様もお生まれになった、ということで清水先生の子育て感をせっかくなので教えてください!
児童クラブの子たちと変わりませんよ。笑
僕自身レールを敷いたような教育はしたくなくて、いろいろな選択肢を見せてあげたい。今僕自身が楽しく仕事が出来ているので、様々な生き方や人生の楽しみ方があるんだよ、と言うことを僕の仕事の仕方を通じて伝えていきたいと思っています。でももし「無気力な子」に育ってしまったらどうしよう・・・という不安はあります。そうならないように頑張っていきたいですが、そういう子たちとどう接するかは僕の人生の課題かもしれません。でも頑張ります!
ー深い話まで聞けてとても楽しかったです。ありがとうございました!
ありがとうございました!