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60年の歴史を誇る焼肉店『清香園』を“100年企業”にするために!

長崎県長崎市に本店を構える「清香園」は、九州に40店舗、関東に2店舗を展開する焼肉の名店。株式会社プラスマインドオフィスはその運営会社だ。清香園の創業60周年にあたる今年は、その先にある“100年企業”を目指して環境整備に力を入れ、人材確保にも積極的な動きを見せる。この舞台で求められる接客と、働くことの魅力は何か。代官山店で店長を務める池山翔さんに聞いた。

コミュニケーションで勝負する点で、営業職と接客業は似ている

当社はいわゆるファミリー企業で、創業者は祖母、現代表取締役の永川茂は叔父にあたります。私自身は学生時代から「将来は清香園で」と考えていたのですが、社会経験を積むため、大学卒業後は一般企業に就職しました。
清香園に入社したのは、3年後の2010年です。自分の中ではもう少し時間をかけていくつかの会社を渡り歩いてみたいという思いもありましたが、社長から「清香園のやり方をきちんと理解するため、なるべく早く働き始めたほうがいい」という話をいただき、決断しました。最初の2年は埼玉県内の店舗で働き、3年目から現在まで代官山店に勤務し、店長を務めて7年目です。
ちなみに、前職は営業職でした。会員制のホテルで富裕層をターゲットとする新規獲得営業だったのですが、やはり、生活必需品ではないものを買っていただくことの難しさを肌で感じました。でも、だからこそ営業が成功した時の喜びは大きかった。徐々にコミュニケーションを深め、商品の魅力を少しずつ理解していただき、最終的には満足してもらう。そんなストーリーにやりがいを感じていました。
振り返れば、学生時代から「B to B」ではなく、お客様のリアクションがはっきりとわかる「B to C」の仕事が向いていると感じていました。そういう意味では、会員制ホテルの営業職も、飲食点での接客業も大差はありません。コミュニケーション力で勝負するという意味で、営業職と接客業は似ていると感じています。

正しい気遣いと言葉使いが、お客様との信頼関係を生む

ただ、コミュニケーションに絶対的な正解はないとも思います。どれだけ得意な人でも「どんな人とでも打ち解けられる」という人は多くない。例えば、私と波長が合わないお客様がいたとしても、別のスタッフにとってはとても気が合うお客様かもしれません。だからこそ、自分自身の“色”やキャラクターをいかにして伝え、お客様との相性を見極めて適切な対応をするかが大切であると私は思います。
そうして生まれたお客様との信頼関係を実感できることが、この仕事の醍醐味です。個人的に仲良くなるお客様が増えれば仕事のやりがいも増えるし、単純に、自分自身の人生がとても楽しくなる。私はバイクが好きなのですが、この仕事を通じてバイク屋さん仲良くなり、趣味の幅がさらに広がりました。
やはり、言葉使いと気遣いには特に気をつけています。お客様の誕生日にサプライズパーティーを演出することは、ある意味では誰にでもできる。それよりも大切なのは、領収証の宛名を常に覚えていることや好みの味付けを覚えていることなど、小さなことの積み重ねです。お客様にとって当たり前ではないことを、私たちの気遣いで当たり前にする。その積み重ねが信頼関係につながると思っています。
もっとも、清香園は高級フレンチではなくあくまで焼肉店ですから、ガチガチの“正しい言葉”と“正しい気遣い”ではなく、“ある程度のフランクさ”がとても大切です。お客様に合わせてその判断をすることが、私たちに求められている気遣いであると思います。

求めているのは、前向きで知的好奇心があり、食べるのが好きな人

一緒に働きたいと思う人の条件として挙げられるのは、まずは前向きで、考える力のある人です。それから、知的好奇心が強くて食べるのが好きな人ですね(笑)。
飲食店の接客業では覚えなければならないこともたくさんありますが、前向きで知的好奇心が強く、食べるのが好きな人ならすぐに覚えてしまうでしょう。ちなみに私自身も食べることが好きなので、休日などはこの仕事を通じて知り合った飲食店を食べ歩きしています。そこで新しい料理やお酒を教わることが、とても楽しいと感じるようになりました。
また、“肉の見方”については、毎日のように向き合っていれば自然とわかってくるものです(笑)。私自身も、入社したばかりの頃はまったくわからなかったので、その心配はいりません。
当社は今年創業60周年を迎えたのですが、私自身が幼い頃、まだ会社が小さかった頃から知っているのでとても感慨深いものがあります。私自身の現在の目標は、兄と一緒にこの会社を100年企業にすること。そのための環境づくりをすることを中長期的なミッションとして掲げています。人材を確保し、誰もが働きやすいと感じる環境を整えることが、とても大切な仕事のひとつです。
飲食業界の動きはとても早く、流れに対応することは簡単ではありません。でも、だからこそ面白いし、やりがいがある。今はとてもいいモチベーションを持って仕事に取り組めているので、一緒に働き、清香園のこれからの歴史を作ってくださる方をお待ちしています。

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