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東大卒元総合商社マンが納得感のある人生を歩み始めるまでとこれから

こんにちは、藤原勝煕です。
はじめましての方、勝煕と書いてかつひろと読みます。
ご覧頂きありがとうございます。

僕は2023年秋に株式会社トレオンを共同創業して、コーチング・組織コンサルティング・研修講師(学校向け、企業向け)・転職エージェントといった仕事をしています。

タイトルにある通り、僕の経歴としては、
東京大学法学部→総合商社→個人事業主→ITベンチャー→起業
という道をたどってきています。

僕のエピソードを話すと、「波乱万丈だね」とか「若くして色々な経験をしているね」と言っていただけることが多いのですが、これまでの経験から学び気付いてきたことや、自分に起きた変化変容が、今まさに提供しているサービス・事業と直結しています。
どのような経験をしてきて、今後何を考えているのかということを書いていきます。

最後まで読んでいただけると幸いです。

目次

  1. これまでの経歴
  2. 他人軸の中でがむしゃらに努力フェーズ(~就活まで)
  3. 自分軸がないことに気づくフェーズ(総合商社時代)
  4. 誰かさんのビジョンに共感するフェーズ(個人事業主時代)
  5. ビジョンに絶望フェーズ(個人事業主時代)
  6. ビジョンよりも実力!!フェーズ(ベンチャー時代)
  7. 自らビジョンを描き推進するフェーズ(今)
  8. コーチングとの出会い
  9. コーチングを通じてこれからやっていきたいこと
  10. 最後に

これまでの経歴

これまでの経歴をお伝えする上で、自分軸やビジョンというものと僕がどう向き合ってきたのかという観点で整理するのが分かりやすいと思ったので、以下のようなフェーズで書いてみます。

他人軸の中でがむしゃらに努力フェーズ(~就活まで)

就活するまで、僕はいわゆる「他人の評価を気にして、周囲の期待に応えようとする良い子ちゃんタイプ」の人間でした。
東京大学を目指したのも、何か学問的な好奇心が明確にあったわけでもなく、「どうせ大学に行くならNo.1になりたい」「東大行けたらなんかかっこよさそう」というマインドでした。(設定した目標を達成するために、どのように努力をしたのかという話は、ここでは割愛します)
いざ就職活動のタイミングになっても、自分が将来やりたいことや興味があることを深ぼる努力をせず、「世界を股にかけてビジネスするのってなんかかっこいい」「高収入で生活も安定」といった思考から、総合商社に入社することをゴールとしたような就活を展開しておりました。
自分の人生を生きていないような感覚はうっすら感じながらも、「設定した目標を達成する自分」「ストイックに結果を出す自分」にはプライドも持っていて、それでなんとか生きていました。

体育会ホッケー部で歴史に残るジャイアントキリングを達成したのは良い思い出

自分軸がないことに気づくフェーズ(総合商社時代)

さて、念願の総合商社への入社が叶い晴れて社会人です。僕は化学品トレーディング部署に配属となりました。
ここで僕は社会の洗礼を浴びます。無知で能力もないくせに、やたらプライドは高く口だけは達者という、今思えばとてもやっかいな新人です。日々、自分の仕事のできなさに絶望しながら、上司のサポートの中なんとか走り続ける日々でした。
そして、そんな業務にも少し慣れてきた2年目のタイミングで、ふと考えました。

「とにかく必死で走ってきたけど、自分は将来何したいんだっけ?」

その時に、日々自分がやってきたことは全て誰かが決めた業務であって(勿論、必要な業務をしっかりと遂行することは会社員として当たり前と思っています!)、自ら将来を描いたり、やりたいことに向かってアクションできていない。なにより、自分がこれまで得意と思っていた目標達成に関しても、そもそも目標がない。。。
これまでは、親だったり学校だったり世間が与えてくれる(気がする)目標や指標をクリアすることで満足度ややりがいを感じてきたけれど、これからは自ら目標設定していかないといけない。
そして僕はここで、ひとつのある事実を認める必要がありました。それは、

「僕はこれまで主体的に自分の人生を生きてきたわけではない」

ということ。ここから、僕の人生のテーマ探しが始まることになります。

※ここに関しては、僕の生い立ちや家庭環境、幼少期の経験が色濃く反映されており、詳細を書いた方がより伝わると思うのですが、また別の機会で書こうと思います。

会社生活自体は楽しいのだが、、、

誰かさんのビジョンに共感するフェーズ(個人事業主時代)

人生の目標設定をしようと思って、僕は会社外の方々との接点を増やしました。これまで自分の近くにいた人たちとは全く違う価値観や考え方の方々と触れることによって、違う気付きがあるのではないかと思ったからです。
その中で見えてきた自分の考えとしては大きく二つありました。

・起業家という生き方に興味がある
・HR業界への興味関心がある

サラリーマン家庭に育ち、周囲も大手勤めが多かったので起業という道は不可能と思い込んでいましたが、事業を通じて起業家の方の想いやビジョンを表現している姿がかっこいいと思いました。
また、自身の興味領域として、人材の成長や組織開発、採用といったヒトに関することであることが分かってきました。

そして僕は、総合商社を辞める選択をします。
退職後は、人材系ベンチャー企業にて事業づくりや組織作りに携わりました。ジョインした理由は「ビジョン共感」です。
当時の僕は「ビジョン礼賛者」でした。
ビジョンが人を惹きつけ、ある種熱狂的ともいえるエネルギーを生み出し、多くの人を巻き込みながら事業が成長していく様を心の底から素晴らしいと思っていました。自分としても「これが俺が求めていたものだ!」と信じていたところもあります。
そんな中、事業が伸び悩むという現実が、一変してビジョン絶望へと向かうわけです。


当時の繋がりは今でも僕の大事な存在です

ビジョンに絶望フェーズ(個人事業主時代)

事業が伸び悩むと何が起こるのか。会社のお金周りの問題が顕在化してきたり、ヒト周りでも問題が現れます。昨日までのビジョン熱狂者は、組織に対して不信感を抱く者へと変わり、その不信感は伝染していきます。
そして、徐々に徐々に組織は崩れていきます。
そして僕自身もまた、打ち手が分からない・取れないことへの無力感を突き付けられながら、ビジョンに対する疑念が湧いてくる。
そして僕はこの時、気付きました。

「ビジョンには覚悟が必要である」ということを。

耳心地の良い、美しい言葉を並べ発信することは容易だが、それを実現していく過程においては、とんでもないほどの犠牲が払われたり、日々苦しいことや辛いことが起こる。最終的に達成されるかも分からない、もはや人生かかっても達成されるようなことなんてないかもしれないことを、それでも信じて言い続ける。これは並大抵のことではないぞと。ビジョンに"共感"なんて軽いもんではとてもじゃないけど背負いきれない。

そして、会社を離れる決断をします。

人生の指針を失い、絶望に暮れる日々。
仕事も繋がりもなく、自分が社会から隔絶されてることへの恐怖。

ビジョンよりも実力!!フェーズ(ベンチャー時代)

会社を離れたあとは、路頭に迷う時期もありながら、前職で感じた「無力さ」を打破するには、世の中で強く戦っていくための実力が必要だ、と思って、メガベンチャーに転職しました。
メガベンチャーでは新規営業としてひたすら営業活動に邁進しました。「ここで成果が出なかった俺の人生は終わりだ」という危機感が僕を駆り立てていました。
半年ほどたって一定の成果が出てきました。素敵な仲間にも恵まれて悪い環境では全くない。だけど、何かが足りない、圧倒的に何かが足りていないのだ。それは何か。再び悩んだ末に行きついたのは、「自分のビジョンと目標」でした。

結局ここに戻ってきた。戻ってきてしまったのだ。
だが、以前とは感覚が違います。これまでの経験を踏まえて、整理した気づきが以下のことでした。

・他人が描いたビジョンはあくまでも他人のもの。自分のビジョンは自ら描き、自らの手で設定するしかない。
・人生を進んでいく中で徐々に解像度が上がっていくものである。それゆえに、焦らずに進んでいけばいい。
・決まらないから始めないのではなく、大事なことは「まず始めて、進んでいくこと」
・ビジョンを描くことと、現実世界でちゃんと生き抜くことのバランスが超大事
・それでも自分はビジョンを描き、そこに向かって進んでいく人でありたい

これまでに得た気づき

これらが腑に落ちた時、僕は起業することを決断しました。

ビジネスの基礎を学ばせていただいた1年間でした。
そして素敵な友人との出会いも。

改めて、事業・チームを創ってこられた先輩方へ尊敬の念が湧いてきます。

自らビジョンを描き推進するフェーズ(今)

起業するにあたり、本当に信頼できる友人とタイミングが合ったので共同創業をしています。
ここで記載するビジョンは、弊社ビジョンというよりは藤原勝煕の個人ビジョンという捉え方をしていただければと思います。

「ヒト組織が、持てる能力や可能性を存分に発揮して、活気あふれる社会」
これが僕の思い描いている創りたい世界観です。

これを実現するためのアプローチは沢山あると思っています。
人材育成、教育、組織開発、評価、スポーツ、自然、、、etc
これらは全てが連関しており、あらゆる切り口から取り組みが考えられます。当初はHRというざっくりな解像度から入りましたが、経験を積む中でも特にヒトや組織の変化成長に関心を持っています。一方で、何か明確な解が見えているわけでもないので、切り口を限定せず、あらゆる方向から思考と行動を積み重ねていきたいと思っています。

今のオフィス。まだ机2つしかありませんが、これからです。

ヒトや組織が、持てる能力や可能性を存分に発揮して活気あふれる社会のイメージ(chat gpt作)

コーチングとの出会い

以上が今に至るまでの流れになります。
これらの経験を通じて、僕は自分自身の変化変容というものを体験してきました。それらには酸いも甘いもありながら、自分の人生が着実に前に進んでいる感覚があります。
そして、思い返すと常に「コーチ」のような存在が僕には居てくれました。大きな決断や推進を自分ひとりだけでやり切ることはできなかったと思います。僕の可能性をひたすらに信じ、適切な問いかけやFBを投げかけてくれ、そして背中を押してくれる存在があったからこそ、自己変革に踏み切れたと思っています。
この役割を担う存在こそが「コーチ」であり、それを可能にする技術が「コーチング」であることを後から知りました。
以来、コーチングや心理学を学び、己の身に起きたことを構造的に理解するとともに、自分自身も他者や組織が変化・成長するパートナーとして活動していきたいと思うようになりました。

コーチングを通じてこれからやっていきたいこと

コーチングを通じて僕が提供していきたいことは、
「ヒトや組織の変化変容・成長・改革」です。

20-30代の方であれば、
「自分の人生の方向性ややりたいことをクリアにしたい」
「できる仕事は増えてきたけど、そもそも自分は何がしたかったんだっけ?」
「キャリアにモヤモヤして、今の職場をどうしようか迷っている」
「現状にそんな不満はないけれど、かと言って自分の人生を生き切っている感じもしない」
「一歩踏み出したいけど勇気がでない」etc,

事業主・経営者の方であれば、
「事業ビジョンをブラッシュアップして、組織を強化したい」
「もっともっと大きな目標やゴールに向かって挑戦していきたい」
「経営者は孤独で、深くまで相談できる相手がいない」
「停滞している組織を活性化させたい」
「現状を打破する改革を起こしたい」etc,

変化変容のパターンは様々あると思いますが、
そこに思いや熱意があるヒトや組織が、壁を乗り越えて理想を実現していサポートをしていきたいと思っています。

それらの活動を通じて、先に書いた、
「ヒト組織が、持てる能力や可能性を存分に発揮して、活気あふれる社会」
という描くビジョンに一歩ずつでも近づいていきたいと思っています。

コーチングを通じてヒトや組織の変化変容や成長を促し、
ビジョンに向かってチャレンジしていくイメージ(chat gpt作)

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事ではコーチングに焦点を当てましたが、その他にも学校教育や転職支援、企業への研修など、多方面で活動をしていきたいと思っております。
Facebookでも発信しております)

今後の記事では、「コーチングを通じてなぜ変化変容が起きるのか」「コーチングが組織改革にどう有効なのか」「コーチングの理論的背景」などを発信していきたいと思っています。
ぜひ、今後の記事も読んで頂けると嬉しいです。

また、これを機に公式LINEをはじめました!
(以下のリンクから友だち追加できます! https://lin.ee/6OJZlte

コーチングを体験してみたい方はぜひお気軽にご連絡ください。
これまでに累計30名を超えるクライアントの方にセッションを提供してきましたが、以下のようなコメントをもらっております。ポジティブなコメントを頂けて嬉しい限りです。

・人生の行先が明確になり、そこに向かうための目標も逆算して明確になった。何をすべきかが確信に変わり覚悟が生まれた。だからこそ、アイデアも生まれるし、自身のエネルギーが周囲に伝わって、引き合いもどんどん来るようになった。ひとりで悶々としていたが、アクセルを一気に踏むことができた。(20代男性・経営者)

・受ける前は仕事の目標が曖昧だったところが、今考えるとかなりクリアにになっていて驚いています。仕事を行う上で、ニーズを満たしているところ以外の、「好き、したい」と思えるところも含めて、キャリア形成をしても良いんだな、掛け算して取り組んでいいんだということに気付けたのが本当に大きかったです。(20代女性・個人事業主)

・普段周囲にはなかなか話せないようなところまで開示することができて、自分では気づけなかった価値観に気付けた。俯瞰して客観的に自分を見れるようになった。コーチングを受ける中で学ぶことも多く、部下とのコミュニケーションに活用できている。(30代男性・経営者)

・すごく満足感があり、色々行動に移していけることが今から楽しみです^^コーチングを依頼することに結構勇気が要ったのですが、やってみて後悔することってないですね(20代女性・会社員)

・会社のこと、人生のことなど尺度が違うことに対して優先順位づけができすっきりした。自分の大事にしたい価値観がよく分かった。(30代男性・経営者)

・とっても素敵な時間でした!いつも感じているのですが、藤原さんとセッションしている時の「正直で本音の自分の可能性と夢を探すことに貪欲な自分」がとても好きだなぁと感じます。(20代女性・個人事業主)

・将来に不安ばかりだったが、無理だと思い込んでいたことが案外そうでなもないことにロジカルに気付くことができて、あとはやるだけ!と思えている。(20代男性・会社員)

以上、クライアント様からのコメント。

コーチングを通じた変容のパターンは様々ですが、
周囲との人間関係が改善する、自分のやりたいことが明確になる、仕事以外にも新たなチャレンジが増える、といった定性的なことから、ビジネス的な側面であれば、売上が大きく伸長したり、ビジョンがよりクリアになることで採用成功が増えたり、マネジメントが改善されて社員パフォーマンスが上がったりといった事象が起きます。

共通して言えるのは、「ブレーキとなってしまっているその人なりのs思考や行動パターン」にクライアント自身が気づき・自覚的になることが変化の起点で、それを機に羽ばたいていくケースが多いように感じています。
このあたりの変容パターンは、また別の記事で書いていこうと思います!

コーチングに限らず興味を持って下さった方がいらっしゃいましたら、
公式LINEFacebookXを使っておりますのでご連絡いただけると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

興味を持って下さった方へ

弊社は「人の可能性を開花させ、納得感のある世界を」を掲げ、「働く」という概念を、「テクノロジー」×「人」の力を用いてUpdateするHRスタートアップです。

僕らの想いに共感いただける方とはぜひ一緒に事業を創っていきたいと思っています!カジュアル面談はいつでも受け付けているので、お気軽にご連絡ください!

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