読みたいことを、書けばいい。
Amazon.co.jp: 読みたいことを、書けばいい。 eBook : 田中 泰延: 本
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施策を考える時に、意識するといいことについて共有したいので、noteに書きました!
このnoteのまとめ
①戦う施策は、泥沼で大変
②戦わない施策が一番コスパがよい
③戦わない施策には、センスがいる
一般的に、マーケティング施策を考える場合、
・施策の影響度
・競合性
・施策の成功度
を考える。
これらを図解すると、こうなる。
影響度が上がれば、みんな真似して競合性が上がる
競合性が上がれば、ライバルが強くなるので施策の成功率が下がる
だいたいの場合は、
・施策の影響度の高さ
・競合性が比例
は比例して、
・施策の成功度
反比例する。
例えば、プログラミングスクールを運営していて、オウンドメディアで「プログラミングスクール」というキーワードで1位を狙うとする。
・施策の影響度:プログラミングスクールで1位をとる
・施策の競合性:インパクトがでかいので、みな同じことをやる
・施策の成功度:競合性が高くなるので、成功度は低くなる
この「みんなが思いつく、インパクトの高い施策」は、めちゃくちゃ成功度が低くなる。
で、たま〜に、こういう施策がある。
・施策の影響度が高い
・成功度も高い
・なのに競合性が低い
図解すると、こんな感じ。
こういう施策は、基本的には「センスのいる施策」なのである。
センスのいる施策は、
・周りがこれが影響度が高いとは思っていない
・なので誰もやろうとしない
・でも、自分は影響度が高いことがわかっている
・故に競合性が低いので、成功度が高い
からである。
シンプルに、「まだ誰も価値があると認めていないものを先に見つけてくるセンス」が必要になる。
ただ、一方で弱点もあり、それは「自分よりも強い人/組織がそれに気づいて真似してきた場合に、リプレイスされやすい」ことである。
そのため、対応方法としては、
・徹底的な情報封鎖(真似されないように)
・参入障壁を高める(真似されても抵抗できるように)
することがメイン施策になる。
とはいえ、誰かが気付くまでには結構時間がかかることもあり、その間は低い労力で大きなリターンを得ることができる。
基本的に、だいたいの凡人は「戦う施策」をやろうとする。戦う施策をやろうとすると、競合と同じことをやる。ところが、競合の施策はだいたい競合の方が優れているので、だいたい自分より強い人に負けてしまうのである。
自分みたいな、中小企業の小さなおっちゃんは、弱者の戦略しか使えないのである。ユーザーインサイトとか、当事者としての体験、そういう自分の体験こそが、誰にも気づかない美味しいものを見つけ、センスのある施策ができるようになる。
では、センスを磨くにはどうしたらいいか。
これはシンプルに、「競合が知らない、ユーザーが知りたいこと、ほしいことを知り尽くすこと」で磨かれる。ユーザーへの解像度が高ければ、そのユーザーの課題を解決するコンテンツも思いつく。
逆に、競合しか知らない場合は、競合の真似しかできないのだ。
だから、競合よりもユーザーを見ることが、センスのある施策をやる第一歩である。
具体的には、そういうユーザーが普段呟いている投稿をみてみて、
・その人が感じている問題を理解すること
・その人向けにどんなコンテンツ/プロダクトを作ってあげればいいか考えること
これを毎日意識するだけでも、だいぶ変わるので、是非やってみてほしい!
難しいと感じたら、シンプルに「読みたいものを書けばよい」のである。
理想的には、自分自身が当事者であるとめちゃくちゃよい。そうすれば知りたいことを調べて書くだけで、十分センスのある施策ができるようになる。