はじめまして。京都で特殊伐採と林業をしている株式会社アーボプラスです。Wantedlyを始めたので、最初のストーリーでは「私たちの仕事がどういうものか」を書きます。
■ 木を「倒さずに」伐る仕事
林業というと、山で木を切り倒す姿を思い浮かべると思います。私たちもその仕事をしますが、得意にしているのはもう一つ、「倒せない木」を伐ることです。
住宅地の庭の大木、公園、寺社の境内、線路や電線のそば。倒す場所がなく、重機も入らない。そういう木は、人がロープで登り、上から少しずつ枝と幹を切り分け、ロープで吊って静かに下ろします。これが特殊伐採です。
ハローワークの求人票に、私たちはこう書いています。「消防士のようにロープを駆使して木の上で作業したり、チェーンソーで切り込みを入れ、安全かつ丁寧に木を切っていきます」。消防士に似ているのは、高い所に登ることだけではありません。段取りと安全確認に時間の大半を使い、最悪の状況を先に想定して動くところが似ています。
■ なぜこの仕事をしているか
代表の古原は、京都・花背の林業の家に生まれました。バーテンダー、林業・建設の現場を経て、2019年にアーボプラスを創業しました。
落ち込んでいた時期に、山の仕事に救われた経験があります。春の芽吹きや風の匂いに癒やされたことが、この仕事を選んだ根っこにあります。
いま私たちが伐っている木は、何十年も前に誰かが子や孫のために植えたものです。その先人への感謝と責任を胸に、「山林の価値を最大化し、豊かな森林を次世代に繋ぐ」ことを会社の使命にしています。目指しているのは、地域の森林を広く統合し、植林から消費まで一貫した流通を確立すること。特殊伐採は、そこへ向かう最初の柱です。
■ チームで守り合う
樹上の作業は一人ではできません。木に登るクライマーと、地上でロープを操作し、周囲を見るグラウンドワーカー。無線でやり取りしながら、「切る前に下へ一声」「地上は定期的に上を見る」を徹底します。
毎朝のミーティングでその日の危険箇所を確かめ、夏は製氷機や空調服、暑さ指数(WBGT)の確認で熱中症を防ぎます。早さより安全。これは会社として譲らない順番です。
■ 中で育てる
特殊伐採は担い手の少ない技術です。だから私たちは、人を外から連れてくるのではなく、中で育てます。
最初は地上の仕事から。道具の名前と使い方、ロープの結び、伐倒の基礎。覚える項目を段階ごとに整理した一覧があり、月に一度のテストで習得を確かめます。樹上でのチェンソー作業は、先に地上で扱えるようになり、上級者の監視のもとで行う、という順番を決めています。何ができれば次の段階に進めるかを言葉にしているので、年齢や前職ではなく、身につけた技術と結果で評価が決まります。
■ 社員に大切にしてほしいこと
・自らが主人公である(人や環境のせいにしない)
・結果にこだわり、成長し続ける
・己の力で闘い、チームで勝つ
・過去最高を更新し続ける
・理想への執着を持つ
木の上から見る街は、地上とはまったく違う景色です。興味を持ってくださったら、まずは話を聞きに来てください。現場見学もできます。
募集はこちら https://www.wantedly.com/projects/2604506