“分かりたい”が原動力──未経験からチームの中心へ。PM・エンジニアになるまでの思い。

こんにちは。ホライズンテクノロジーの広報担当です。

今回ご紹介するのは、エンジニア歴6年目の望月さんと、事務職からキャリアチェンジし、エンジニア歴2年目を迎えた古畑さん。異なるキャリアを歩んできた二人に共通していたのは、「理解したい」「自分でやってみたい」という強い思いでした。

未経験からなぜエンジニアになろうと思ったのか？エンジニアになって何が変わったのか？そして、これからどんな未来を描いているのか？

リアルな経験に裏打ちされたストーリーの中には、エンジニアやPMを目指す方にとってのヒントがきっと見つかるはずです。

※古畑さんの過去インタビュー記事は[こちら]
※望月さんの過去インタビュー記事[こちら]

ー古畑さんがエンジニアを目指した理由を教えてください

古畑さん：
もともと、新しいサービスを立ち上げたいという思いがありホライズンテクノロジーに入社しました。最初は経営にも興味があったのですが、作りたいものがあっても、それを人に伝えて作ってもらうのって意外と難しいしお金もかかる。
それなら自分で作れたらいいなと思い、エンジニアを目指すようになりました。
それに、メンバーのエンジニアが誰かの要望を形にしていく姿を見て「かっこいいな」と感じたのも大きかったです。私は要望を聞いて整理することしかできないけれど、実装して形にするのはすごいなと。

ーー望月さんはどういう経緯でエンジニアを目指されましたか？

望月さん：
私は元々、別の会社で広報として、ホームページ制作を発注する立場で働いていました。見積もりを見たときに「これは本当に妥当なのか？」と疑問に思い、自分で工数を出してみたいと思ったのがきっかけです。たとえば「この画像差し替えにこんなに工数がかかるの？」って。結局、自分が知らないとその見積もりを持っていって最終的に上長を説得できなかったんですよね。

その後、自分で作れるようになりたいと思い社内で内製化しようとしましたが、会社としてはやらない方針だったので、退職してG’sアカデミーに入ることを決めました。

ーー共通しているのは「分からないままではいられない」という感覚でしょうか。

望月さん：
そうですね。ブラックボックスのままでは気持ち悪いというか、見えない部分が多い状態で物事を進めるのが苦手で…。分かるようになりたいという思いが強かったです。

古畑さん：
私も同じです。エンジニアの方に「これってどれくらいでできますか？」と聞くときに、自分がその大変さをまったく知らない状態なのが嫌でした。
自分も理解したいし、できるようになりたいなと。

ーーエンジニアとしての視点が身についたと感じる場面はありますか？

古畑さん：
ありますね。納期や工数の見積もりの難しさに直面したときなど、自分が理解できていなかったことをちゃんと知るようになって、以前よりも「これってどれくらいかかる？」という問いが、無茶ではなくなってきたと思います。

望月さん：
でもそれが一番難しい部分でもあるんですよね。見積もりって、プロジェクトの中でも特に精度が求められるところ。ちょっとしたズレが積み重なると大きな差になるし、「これくらいでいけるかな」と思ったことが実際には全然終わらないこともあって。私もまだまだ勉強中です。

ーーお二人が一緒の案件に入ったときの印象的なやりとりはありましたか？

古畑さん：
最初はとにかくChatGPTをフル活用して「動けばOK」と思っていたので、自分自身理解しきれていないまま実装を進めている状態が多かったです。
ですが、望月さんから「どういう処理が必要な機能なのかや考慮ポイントなどをまず日本語で整理してからコードを書いてみましょう」とアドバイスをいただき、実践していくうちに理解度が上がっていきました。

望月さん：
自分でコードを書く前に、その処理の目的や条件分岐を言葉で説明することで、理解の深さが全然変わるんですよね。コードだけでは見えない思考の道筋が見えてきて、それを見ながらフィードバックもできるようになる。古畑さんがそこから一気にエンジニアとして成長されたのを感じました。

ーー動きやすさという面でも、変化はありましたか？

望月さん：
そうですね。私は古畑さんと3ヶ月間みっちり一緒に働いたので、得意な分野や対応の傾向も把握できていて。だから、また一緒に仕事をするとなったときに、どんどん「ここお願いします」と安心して任せられました。

古畑さん：
望月さんが私のスキル感を理解してくださっていて、無理なタスクは避けつつ、得意そうな部分を任せてくださるので、すごくやりがいがあります。

望月さん：
仕様作成など、私が苦手なところを古畑さんがやってくれていて。ドキュメント作成もそうですが、「苦手だな…」と思う部分をきちんと引き受けてくれるのは本当にありがたいです。

ーーーとても良いコンビネーションですね。

望月さん：
2回目のコンビですが、本当にやりやすいですね。

古畑さん：
嬉しいです。もっと自分のスキルが上がれば、望月さんの負担を軽減できるのになと思います。PMを目指す上でも、エンジニアとしての知識がもっと必要だなと実感しています。

ーー今後のなりたい姿や、挑戦したいことはありますか？

古畑さん：
どういうエンジニアになりたいか、どういうPMになりたいかって今までイメージがなかったのですが、今はシンプルに「望月さんみたいになりたい」と思っています。お世辞じゃなく、人間性も含めて本当に尊敬しています。だからこそ今も頑張れているなと感じています。

ーー古畑さんから見た望月さんを、一言で言うと？

古畑さん：一言では到底表せませんが、あえて言うなら「恩師」です。望月さんの能力の高さはもちろんのこと、それ以上に、人としてのあり方や、課題に直面したときの向き合い方に何度も助けられてきました。

プロジェクトのことだけでなく、自分のキャリアについても相談させていただくことも多く、望月さんと出会う前の自分では考えられないくらい、物事を前向きな気持ちで考えられるようになったと思います。

今、望月さんと一緒に働けていることそのものが、ホライズンで働く大きな魅力の一つになっています。

ーー望月さんは、今後のなりたい姿や挑戦したいことはありますか？

望月さん：
自分の能力を伸ばすっていうのもありますけど、それ以上に「関わる人たちの良さを引き出すこと」に興味があります。私もこれまで多くの方に引き上げてもらってきたので、今はそれを還元しているフェーズなのかなと。
尊敬していた先輩たちの「こういうところが良かったな」という部分を、自分なりに真似して続けていて、古畑さんに「人間的に素晴らしい」って言ってもらえたのは、その人たちへの恩返しにもなるようで本当に嬉しいです。

大きな会社でたくさんのエンジニアがいる組織にいた経験もあるので、その中で得たものを、今の会社でもいかせたらいいなと思って。
技術的な話に限らず、カルチャー作りとか組織運営にも関われたら嬉しいなと思っています。