こんにちは。ホライズンテクノロジー広報担当です。
11月1日・2日に開催された九大祭にて、弊社は「AI画像生成コンテスト」を出展しました。
この企画とWebアプリの開発を中心となって担ったのは、弊社で活躍する学生エンジニアのメンバーでした。
※プロジェクト概要や始動時の様子などはこちら。
今回は、プロジェクト終了後に学生メンバーへインタビューを実施。
短期間での開発、当日のトラブル対応、学生主体のチーム運営など、実際にやってみて初めて見えたリアルについて、かなり率直に振り返ってもらいました。
■ インタビューメンバー
本プロジェクトにエンジニアとして参加した学生メンバー
北川さん(九州大学 理学研究院 修士1年 / 在籍3年目)
技術リードとしてプロジェクト全体を統括。
田神さん(九州大学大学院 工学研究院 修士2年 / 在籍2年目)
インフラ構築・運用を担当。
山﨑さん(九州大学 経済学部4年 / 在籍1年目)
フロントエンドを担当。
楠田さん(九州大学 工学部3年 / 在籍2年目)
バックエンドを担当。
【前編】技術編:現場で磨かれたエンジニアリング力
ーープロジェクトを通して嬉しかったことや、楽しかったことなどありますか?
楠田:
バックエンドの仕様を自分で全部決められたところですね。普段のタスクは、もう決まっているものを実装していくことが多いんですけど、今回は設計から自分で考えられたので、それが楽しかったです。
山﨑:
実際にプロダクトを使ってもらえたのが嬉しかったです。
田神:
僕はインフラ担当だったので、サーバーが立ち上がった瞬間は、正直ほっとしました(笑)。嬉しいとはちょっと違うような気がしますが(笑)。
北川:
個々人に振ったタスクがつながって、アプリとしてみんなに見せられる状態になった瞬間ですかね。一通り全部繋がった時に、短い期間でもみんなで協力すれば、ちゃんとできるんだと思えたのが嬉しかったです。
――技術的な学びや成長を感じた点はありますか?
北川:
本番になって、画像のデータが重すぎて管理画面が開けないみたいなことがあった時に、データ数を事前に小さくしておくとか、そういう事前処理の重要性を実感できたのが成長ポイントですね。
山﨑:
僕はフロントエンドを担当してたんですけど、今回はゲームコンテスト形式だったので、楽しい感じにしたいと思っていました。イメージしたものを実際に実現するためのパッケージとか、調べていたら意外とたくさんあって、技術、動作、効果など意外と色々できるんだなっていう発見がありました。
北川:
普段の業務だと、絶対やらない見た目だよね。
山﨑:
そうですね、普段は企業向けのプロダクトなので。
田神:
山﨑くんの作ったフロントエンドが”すげえ”ってみんなで話してましたよね。コードを覗きに行ったりしました。
山﨑さんの作ったフロントエンド
北川:
Webフロントでネイティブアプリみたいなこと出来るんだって感心しました。
田神:
僕はインフラを担当したんですが、今回はコストが要件だったので構成自体はシンプルでした。ただ、色々あるインフラをコードで管理するやり方の中で今回は今まで触ったことのない方法を使ってその長所短所や他の方法との違いについて知れたのは良かったです。
北川:
シンプルに「普段使わない技術に触れた」って感じだよね。
楠田:
それでいうと僕も、PythonのFastAPIで実際に使われるサーバーを立てるのはほとんど初めてだったので。新しい技術を使った、やったことのないことをやった、という意味では成長できたと思います。
――一番大変だったことは何でしたか?
楠田:
北川さんの当日対応じゃないですかね(笑)。
北川:
確実に一番大変だったのは、当日の不具合対応ですね。入力されるプロンプトの形式や画像のパターンによって、一部生成されないケースがあって、当日緊急対応をしました。
北川:
田神さんは、ドメイン管理で苦労してましたよね。
田神:
去年の九大祭企画「Chat Bot」で使っていたドメインを再利用しようとしました。
その際、過去に AWS で管理しようとしてうまくいかなかった設定が残ったまま、Google で管理する形に切り替わっており、「どこでドメインを管理しているのか」がすぐには分からない状態になっていました。
ドメインを触る権限やドキュメントもなかったため、過去のSlackのやりとりを遡って構成を推測する必要があり、仕様の把握に想像以上の時間を要しました
北川:
結論、仕様に関することは、ドキュメントにしっかり残しておくのが大事だということを痛感しました。
田神:
テストが出来ないから、仮説を立てて、去年の状況はこういうことかなって把握することしかできませんでした。あと北川くんとも話し合いつつ。
北川:
時間もなかったし、ああいう場面ではあんまりこっちで、云々考え過ぎずに「今どうなってるんですか?」って誰かに聞くのが一番早いですよね。
――他にも、想定外だったトラブルはありましたか?
北川:
当日、公式Xがブロックされましたね。定期的に応募された作品を投稿していたのが、Botっぽく見えたんだと思います。外部サービスの制限も、事前にちゃんと考慮しないといけないなと痛感しました。
【後編】組織・運営編:学生主体プロジェクトで学ぶチームマネジメント
ーー(北川さんへ)メンバーのアサインやマネジメントでの工夫点や改善点はありますか?
北川:
楽しんでもらいたいと思って本人にとって新しい挑戦になるタスクをお願いしていました。誰が何をできるかは、普段からの会話で把握しているのでそこはアサインの工夫と言うより普段のコミュニケーションの工夫ですね。
田神さんには、「アプリができる前にインフラだけ先に作っておいてください」っていう雑なお願いしてしまって申し訳なかったです…。
田神:
(笑)でも、安心感はありました。その場にいてくれたので。
全体感を把握した上で色々質問に答えてくださってたので助かりました。
山﨑:
環境構築が一瞬で終わったのが、すごくやりやすかったです。
北川:
READMEはちゃんと書きました。コマンド2〜3個で環境構築が終わるようにして、PC依存のトラブルが出ないように意識しました。
――逆に、反省点は?
北川:
結合フェーズを一人で抱え込んでしまったことですね。本当は、結合もみんなでコミュニケーションをとりながらやるべきでした。
――普段の案件との違いは感じましたか?
北川:
企画から作って、リリースして、成果が出るかどうかまで責任を持つ点ですね。会社のプロジェクトとしてやる以上、ちゃんと結果を出さないといけないという緊張感がありました。
山﨑:
今回のアプリは普段の業務と違ってtoC向けなので。利用者が固定して決まっているわけではないので、いかにして使ってもらえるか、引きつけられるかっていうところを考えるのは、普段の業務と違ったかなと思います。
北川:
今回、山﨑君は機能面でも「こうした方がいいんじゃないですか」ってたくさん言ってくれたのでありがたかったです。 ちゃんと成果出そうと思ってるんだなって。
山﨑:
ビジネス面ではないけど、そういう運用とかまで視野を広げて考えられていたかな。
――ホライズンだからこそできた点は?
田神:
ハッカソンとかだと作って終わりになりがちですが、運用まで含めて最後までやれたのは、ここならではだと思います。デザインや法務など、学生だけでは難しい部分を社員が柔軟にサポートしてくださったのが大きかったです。
北川:
そういう社員の柔軟さはホライズンならではだと思います。
そもそも、学生に権限持たせて1個プロダクトを作り、完成まで持っていけるということ自体がホライズンらしさだと思います。
――最後に、来年の企画に向けて改善点を教えてください。
北川:
今回は「生成AIを使ったプロダクト」という前提から企画を考えた分、実現可能性を重視してシンプルな形に落とし込みました。次にやるとしたら、技術ありきではなく、「九大祭をもっと盛り上げたい」「エンジニアリングに興味を持つ学生を増やしたい」といった目的から逆算して企画を作り、今回の経験を活かして、より広がりのあるアイディアに挑戦したいですね。
――ありがとうございました。
開発から当日の運営まで、学生主体で走り切った今回の九大祭プロジェクト。
その様子を間近で見ていた代表は、この取り組みをどのように捉えていたのでしょうか。
代表 大谷:
「AI画像生成コンテストをやりたい」という話を聞いたとき、率直に「すごくいいテーマだ」と感じました。 同時に、本当にこれをやり切れるのだろうか、という不安があったのも事実です。
昨年のChatBot企画とは違い、今回は実際の運用が伴う取り組みでした。
難易度は桁違いに高く、そもそもサービスとして成立させられるのか・・正直、簡単な挑戦ではありませんでした。
それでも結果として、このコンテストは大成功だったと思います。
ホライズンテクノロジーの学生チームは、自分たちでチャレンジの機会を生み出し、試行錯誤を重ね、最後までやり切りました。
自ら手を挙げ、目標を掲げ、最後まで達成してくれた学生チームに、心から感謝しています!
今回の「AI画像生成コンテスト」の結果については、以下のページで紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。
👉 コンテスト結果はこちら
ホライズンテクノロジーでは、今後も学生エンジニアが挑戦できる場を広げていきます。
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