最近流行りの…
タイトル画像にあるようなカタカナビジネス用語が最近流行りですが、今日はその話ではありません。
ビジネスのみならず、日本の経済や社会情勢を語るうえでよく使われる用語の中に、僕がどうしても好きになれないものがあります。
言葉が嫌いというよりは、考え方が合わない。
そんな話をしたいと思います。
雇用の創出
読んで字のごとく、仕事を探している人に働く場を提供し、それに見合った賃金を支払うことです。
「〇〇に大きな工場が新設され、▢▢人の雇用の創出が見込まれます」
「原発に反対とおっしゃいますが、この産業は多くの雇用を創出しているんですよ」
というようなニュースや討論をよく目にします。
まぁ確かに言いたいことはわかるのですが、雇用の創出って目的なんですか?
働く人の夢や想いが置き去りにされていませんか?
仕事の意義、あり方、何のために働くのか、を大切にしている僕にとっては、この考え方に違和感を覚えてしまいます。
大谷翔平の雇用を創出するためにメジャーリーグベースボールが存在しているわけではないのですから。
大谷翔平さんはきっと、大好きな野球を通じて多くの人に夢と希望を与え、それが社会貢献につながり、経済効果をもたらし、利益をもたらしていることを知っています。
だから誇りをもってこれからもベースボールプレーヤーとしての研鑽を怠らず、活躍を続けてるのではないでしょうか。
僕も同じ想いで仕事をしています。
同じ想いで仕事をしている仲間に囲まれています。
ミラクアは雇用を創出するために事業活動をしているのではなく、多くの人を幸せにするために存在しています。
そこんとこよろしくです。
人件費は固定費
企業が儲かるために必要なことは収入を増やし、支出を減らすことです。
これは全くその通りで、僕もいつもそのことばっかり考えています。
支出を減らさないといけないとなった時に、真っ先に目を付けられるのが固定費で、その目を付けられる早さと言ったらもう、髪の毛が真っ赤っかの転校生なみです。
固定費は家賃、携帯電話やインターネットの通信費、リース代や保険料など月々決まって出てゆくもののことで、人件費もここに含まれます。
会社の財務状況を健全にするための学問である「簿記」の言うところの「人件費」は「固定費」なので、そこには全く異論はありません。
でも僕の考えでは、夢や希望を持って日々働くビジネスパーソンの人件費は固定費ではありません。
仕事を通して多くの人を幸せにし、多くの利益を出した人は多くの報酬を受け取るべきです。
そんな人が何人もいれば企業はどんどん成長してゆきますし、またそれがプレーヤーの報酬にも還って来ます。
それを「固定費」と言っちゃうと個人も企業も成長が止まってしまう気がします。
ミラクアでは人件費は固定費ではありません。
そこんとこもよろしくです。
好きではない言葉という点から僕の考えをお話ししました。
言葉が好きではないのではなくて、この場面でそれを使うんじゃないよ。
順番が違うよ。
なんてことが時々起こりますので、それがなくなると良いなと思っています。
あくまでも僕ひとりだけの考えです。
ありがとうございました。