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【社長のつぶやき-13-】続・私が絶対に使わない日本語

はじめに

つい先日、私が絶対に使わない日本語」についてつぶやきました。

ご意見、ご感想もいただき、ありがとうございました。

今日はその続編です。


さっそく答えを

私が使わない日本語はずばり「よかったね(よかったですね)」です。

あれ、別に違和感ないけど。何か問題でも?

と思われた方もいるのではないでしょうか。

わたしも10年前まで普通に使っていたような気がします。

違和感を覚えたきっかけ。

当時私は生命保険のセールスパーソンでした。

仕事を覚え、実績も出来つつある、脂ノリノリの30代後半でした。

お客様に会うのが楽しくて楽しくて、それはもう必死に働きました。

そんなある日いつものようにお客様との商談を終え、契約をお預かりし、オフィスに戻り当時の上司に報告をします。


私「〇〇さんと商談し、無事ご契約をお預かりしました。」
上司「そうですか。よかったですね。」
私「ありがとうございます(あれ?なんか違和感…)」


その後会話が続きません。

本来ならここでどんなプランを提案し、その良さを伝えるためにどんな工夫をしたのか。

熱い想いがどうやってお客様に届き、またお客様のどの部分に響いて成約にいたったのか。

などを語りたいのです。

でもなぜか「よかったですね」にそれは続きません。

上司の方は心を込めた「よかったですね」をくれましたが、その商談に全身全霊を傾けて準備し、そこから得られた結果に喜びを感じている私とは温度差がありました。

何処か他人事のような寂しさ、結果だけをホメられたような虚しさを感じたのだと思います。


そして検証してみる

ではこの「よかったね」はそもそもどこで使えるのでしょうか?


Aさん「子供が無事生まれました」
「よかったですね」


Bさん「前に面接を受けたあの会社から内定をもらえました」
「よかったね」


Cさん「今年の売上目標達成しました!」
「よかったですね」


私が考えるに、どの場面でも使えません。

無事に子供が生まれたAさんは、子供を授かるまでに大変なご苦労を経験されたかも知れませんし、命にかかわるような出産の現場だった場合も考えられます。

内定をもらったBさん、目標を達成したCさんも余人には想像も出来ないような努力をされていたり、とんでもないような逆境を跳ねのけてそこに至った可能性があります。

そんな辛く苦しい過程を経て得られた大きな成果の報告を、私は自分のことのように喜び、祝福したいのです。

その言葉は決して「よかったね」ではありません。

検証の結果「よかったね」という言葉は安心して使えるような場面が少なく、時にはリスクを伴ってしまうことがわかりました。

もちろん使える場面はゼロではないので、その時は使えば良いのですが、選択のエネルギーがもったいないので私は使わないことを決めました。

代わりになる良い言葉はたくさんありますから。


まとめ

私の小っちゃい、面倒くさいこだわりにお付き合いいただきありがとうございました。

この言葉を使う、使わないでひとつひとつの結果には何も影響しないかも知れません。

でもこういった小さな積み重ねが私という人格を形成し、たくさんの人間関係を円滑にしていると考えています。

そしていつか大きな高みへと連れて行ってくれると信じています。

皆さんも「私こんなことこだわってます」があれば是非教えてください。

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