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What we do

当社の事業ミッションは、「誰もが、いつでも、どこでも学ぶことができる社会をITで実現する」ことです。

Why we do

・高校生になっても、自分の名前を漢字で書けない子がいる。 ・全国小中・高校の不登校生徒数は22万人で、これは東京都の公立中学校の全生徒数に迫る人数。 ・大学生の就職率より、高校生の就職率のほうが、わずかに高い。 ・親の年収が高いと、子供の学力も高いのは事実だが、親の年収が低くても学力の高い子供の比率のほうが高い こんな事実があります。ほとんどの人はこの事実を知りません。 この事実は、それが社会課題であっても、将来の希望となることであっても、知られていないとうのは、とても残念なことです。 この原因は、「学校」というスタンダードな学習の場が、オープンではなく、情報の出入りが極めて少ない場所であるからと考えます。 たいへん不幸なことに、過去、学校の安全を脅かすショッキングな事件がいくつも発生しました。何事もオープンにしないことは、子供たちを守るためである、という結論が生まれました。これは当然の結論です。ですから、少なくとも公立の学校で、情報の出入りを最小限に留めようとする方針が、変わることはありません。 「変わらない学校」というものに対し、世間の人たちは批判の声を上げますが、学校には、とても不幸な事実に紐付いた、変えがたい理由というものがあるのです。私たちの多くは、そのことをすっかり忘れてしまっています。 今、私たちはIT無くして、仕事をすることも、生活することもできません。それほど、ITは社会に浸透し、社会基盤として稼働しています。ITとは、つまり情報です。 情報の出入りのないクローズドな学校においても、生徒の学ぶべき事の中に、ITは含まれます。 どのように多様かつ大量の情報を、コンピュータを使って効率的に処理し、自分や会社、社会の課題を解決できるか、というスキルは、もはや私たちに必須のスキルとなっています。しかし、情報の出入りの少ない学校では、取り扱う情報はリアリティーのあるものではなく、予め用意された、シミュレーション用の情報でしかありません。この構造の中で、やがて訪れるAI社会で活躍できる人材を育成することは、かなり難しいと話です。 当社の事業ミッションの達成目標は、そうした制限や限界のある構造を持つ「学校」とは、全く別の空間、システムによって、学校ではやりたいけれどもできない事をできるようにし、やがてそれを学校に「セキュアで最適化された確かな情報」として正しくお返しすることです。 この達成のためには、学校とは別の空間が必要で、それは、自宅であったり、塾であったり、あるいは公園であっても構いません。子供たちが最も安全に過ごせる空間をまずはしっかりとキープし、そこで、学校で受けられる授業の、より個々に最適化された形態で、いつでも受けられるシステムが必要です。 そして、このシステムの完成には、学校や、そこでの授業や学習に関与する教科書、教材を提供している業界の、ノウハウが必要です。 教育は国の根幹である以上に、私たちが幸福で実りの多い人生を送るために必要なツールです。 これまでに教育行政、教育ビジネスにおいて積み上げられてきた貴重なノウハウを余すこと無く取り込み、新しい発想と、事実に基づく分析と最適化によって、ITシステムという形に仕立て上げてゆきます。

How we do

まずはなによりも、自分たちが事実を知ることです。 外にあまり出ることのない事実を、私たちが知る、最も有効な手段は、「学校のことをよく知る業界と関わること」です。 当社が教育業界と関わるようになって、9年余り。多くの事実を知りました。その多くは、なにか、別の宇宙で起こっている事柄のように、私たちの常識とは異なり、驚かされます。 さらに、そのような情報をきっかけにして、さらに教育業界や行政の人たちに聞いたり、本やネットで調べたりすると、もっと驚く事実が続々と耳に、目に入ってきます。 驚きの連続ではありますが、この情報が、システムを作るための全ての根源になりますので、これをもっと深めるために、学校を訪問したり、官庁の情報に触れる手段を増やしたりしたいのですが、現在の当社のステップは、教育関連アプリやシステムの「受託開発」ですので、開発のスケジュールに追われ、なかなか、そうした時間を確保することが難しい状況です。 ですが、事業に関わるスタッフは、可能な限りこうした情報に触れるよう心がけており、営業職なのに「○○小学校の公開授業にいってきまーす!」とか、プログラマなのに「文部科学省の諮問機関の会議、傍聴にいってきていいですか?」とか、IT受託開発の会社とは思えないような、ちょっと不思議な言葉が飛び交っています。 事実を知ることなければ、私たちはいくらプログラミングの技能があっても、何も作れない。そう思って、広く、自由に情報に触れる機会を設けています。