イチアールでは、先輩エンジニアからさまざまな知識を学ぶ講習会を開催しています。今回のテーマは「構造化プログラミング」!
本記事では、講習会当日の様子や参加者の声をお届けします。
今回の講習会のテーマ
構造化プログラミング
このテーマにした理由
本やネットで調べてプログラミングを学習すると、大半は「こう書いたらプログラムは書ける」という情報までしか習得できません。つまり、「こう書いたら誰が見てもわかりやすいプログラムになる」という、より実用的な知識を得ることは困難です。
わかりやすいプログラムの書き方は現場で学べることもありますが、用語を交えて教わる機会はなかなかありません。
英語の文法で関係代名詞などの用語が使われる理由の一つは、「自分が今何を学習しているか」を明確化する働きがあるからです。
そこで、今回の新人技術者向けの講習会では、わかりやすいプログラムの書き方をより明確な知識として習得してもらいたいと思い、「構造化プログラミング」という用語をテーマに掲げることにしました。
当日実施した内容
エクセルのマクロで作ったプログラムソースをテキストとして、構造化プログラミングに関連するキーワードがプログラムでどのように表現されているかを確認しました。
研修の様子
参加者の方が独学でプログラミングを学習中だったので、ちょうど狙い通りのテーマとなりました。講習会を進めるにあたっては、「何について学んでいるか」を明確にすることを意識したため、理解が深まったのではないかと思います。
構造化プログラミングとは別に、テキストとして使用したプログラムソースの書き方についても質問があり、興味を持って受講してくれました。
参加者の声(感想)
講習会に参加された方からは以下のような声をいただきました!
『今までは「結果さえ同じであれば、プログラミングはどのような書き方でもいい」と思っていましたが、実は過程も重要であることがわかりました。今後コーディングをする際は、わかりやすさと処理のしやすさも考慮したいと思います。』
『プログラミングは意図した結果を出せればいいというわけではなく、書き方によっては処理時間が膨大になったり、他の人が読んだ際に解読が難しくて引き継げなかったりすることを理解しました。
今後は、思いついた方法でプログラムを書くのではなく、「どのような書き方があるのか」「どの書き方が一番構造化されているのか」を踏まえてプログラミングを行いたいと思います。』
最後に
今回は先輩エンジニアによる講習会の様子をお届けしました!プログラミング言語を学習しているエンジニアの方は多いかと思いますが、わかりやすいプログラムというと、なかなか意識しなければ学ぶ機会がないのではないでしょうか。
今回の構造化プログラミングの講習会を通して、参加した方々が「誰にでも理解しやすいプログラム」を書けるようになっていただければ幸いです。
今回もお読みいただきありがとうございました!