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ブランディングのキャリアを積んできた私が、SANUで計画推進に挑む理由

山下千恵                                          プランニングマネージャー                                  ブランディング・コンサルを行う柴田陽子事務所にて、飲食店や商業施設・スーパーマーケットなどのコンセプト企画立案、プロデュースを手掛ける。三井不動産31NENTURESにてスタートアップ向けオフィスの企画立ち上げ・運営及び協業支援を経て、2022年SANUにジョイン。


大学時代に培ったスモールチーム精神

静岡県浜松市、地方都市で生まれ育った私は、ネイチャーアクティビティ玄人であふれるSANU社員の中では珍しく、どちらかというと自然素人なほうで、今も昔も虫が苦手な一児の母です。

大学で上京するまで電車にもろくに乗ったことのなかった田舎者の私は、人の多さや都会のスピード感や大学サークルのテンションに馴染めず、途方に暮れて居場所を求めるかたちで初心者歓迎を謳う体育会ホッケー部にに入部しました。オレンジデイズ的な華やかで甘酸っぱいキャンパスライフとは程遠い、汗と筋トレと根性にまみれた大学時代を過ごしました。(めちゃめちゃ楽しかったです)

部員の9割が初心者ながらも、熱中するものや仲間を求めて集った逞しく気持ちの良い女子たちは総勢40名にも及ぶマンモス部に成長し、競技向上はもちろん、チームとしてどのように掲げた目標を一体感を持ち続け切磋琢磨する集団に育て上げるか、組織運営を考えた4年間でした。今振り返ると、「誰とどのような組織で目標を成し遂げたいか」が、その後の私の人生のものさしの一つになっている気がします。


大自然で仲間と交わす言葉とお酒

新卒で入った化学メーカー時代、人事部にいたおかげで部署を跨いだ交流が多く、体育会出身=体力があるという理由もあって、研究職の山好きな大先輩方に山登りに誘っていただき、北アルプスの燕岳という山に夏・冬とも何度も登らせていただいた経験が、SANUらしい写真を提供できる貴重なエピソードです。雄大な北アルプスの景色の素晴らしさはさることながら、登山の1番の楽しみは、気の置けない仲間と山頂で乾杯すること。ザックの半分はお酒と厳選したおつまみを背負い、山頂の山小屋で語らいながら杯を乾かす、そんな自然との贅沢な関わり方を学ばせてもらいました。

一方で、1つの企業の枠組みの中で異動を伴いながら、くじ引きのような運任せのキャリアを積んでいって良いのかを悩み、大きな組織で与えられた仕事を全うするより、自分で選んだ仕事で納得感高くキャリアを築いていきたいという思いから、一大決心をして、ブランディングを行う小さな会社に転職しました。


燕山荘でビールを飲むのが至福の時でした​


誰にどんな感想を持ってもらいたいか、を考え続けたブランディング時代

商品や店舗、大型施設、街など、クライアントの大小さまざまなブランドに対して、コンセプトや戦略を細かに描き企画提案するブランディングコンサルの会社では、絵に描いた餅を提案するだけでなく、そのブランドがローンチするまで一気通貫してディレクションするため、業務は多岐に渡りました。

ブランドを構成する全ての要素のアウトプットチェック、空間デザインはじめツールやオペレーション・ネーミングなど、お客様が感想を持つすべてのタッチポイントにこだわってディレクションや制作を行って、必要なパートナーをチームに引き入れ、クライアントの課題や期待値に応じてあの手この手を使ってプロジェクトを着地まで導く。決まった型や正攻法などなく、1人もしくは2人程度の少人数で複数プロジェクトを掛け持ち必死に回していく毎日。流行りのレストランに行けばおしゃれな人が集まる理由を考察したり、コンビニでパッケージデザインを見比べては目立ちやすさのポイントを考えたり、スーパーで買い物が楽しくなる動線は何なのかを考えたり、、、オンオフ境目なくプロジェクトのことばかりを四六時中考えていました。

一見華やかにきこえるブランディングという仕事ですが、内実は非常に泥臭く細かなことの積み重ねで、競合店に足を運び一日中定点観察をしたり、企画書の提案前日は床で仮眠をとりながら夜通し資料を手直ししたり、クライアント先の社内で企画を通しやすくするために担当者向けカンペを作ったり、開業前日は足りない備品を買いに東急ハンズを駆けずり回ったり、販促POPを何十枚もカッターでカットしたり、大量の業務用食器を会議室中の床に並べて最適なコーディネートを何通りも作ったり、、、やったほうがよいと思われることは、業務内容に関わらず思いつく限りなんでもやりました。

物事の細かいところまで考え抜くこと、判断をいくつも積み重ねること、相手が何を必要としているのか常に想像を巡らすこと、自分の感想を何事にも持ち続けること、相手の期待を汲み取り期待の120%で成果を見せること。ブランディングコンサルタントとしての7年間は、ビジネスの全てに通じる「筋力」を鍛えてもらった全力投球の20代だったと思っています。

飲食店、ディベロッパー、スーパーマーケット、エステサロン、ホテル、街づくり。想像もしない業界の企業から挑戦したこともないようなご依頼をうける、学びが多く楽しく刺激的な毎日の一方で、ブランドの育成までコミットできないクライアントワークに限界を感じたり、トレンドに追われ既視感のある空間やデザインがコピペされ市場に溢れ消費されることに、虚無感を覚えている自分もいました。

それらしいセンスで誰もがオシャレ風に見えるモノや空間を簡単に作れるようになった時代に、本当に後世に残していきたいものは何か。本質的で長く愛され続けるモノ・ブランドをつくり育てたい、という気持ちが自分の中で芽生えていました。

​コンセプト構築から携わったスーパーのフードコート

スタートアップアップというスモールチームの熱き挑戦

クライアントワークだけでなくビジネスを俯瞰的な立場で見たいという思いから転職した三井不動産では、スタートアップ協業・支援を行うスタートアップ向けのコワーキング運営やコミュニティ創出に取り組みました。スタートアップというスモールチームでありながら、まだ世の中にない新規ビジネスをスケールさせることに人生賭けてチャンジするタフな存在に魅力を感じ、関わることの面白さを感じました。

緊張感ある局面を何度も乗り越え、世の中にない事業や全く新しい価値を生み出しながら爆発的な成長を成し遂げたいという起業家の思いに触れ、そのような熱い組織の中で貢献できる人材になれたらという羨望の思いで、アンテナ高くスタートアップ企業を見るようになりました。

また同時に、子どもが生まれ自由に時間を仕事に注ぎ込めないという制約ができた中で、家庭と仕事を天秤にかけながらでも、本当にやりたい、世の中のためになる、子どもの代まで残していきたい、と胸を張れる仕事は何か、を自問自答するようになりました。

そんな中、創業まもないSanuという会社を見つけたときには、胸が高鳴りました。

地方で生まれ地方で育った自分の生い立ちに意味づけができるライフワークに出会ったと、これまでの全ての糸が繋がったような感覚さえありました。

家族に、世の中に、素直に誇れるものづくり・サービス・ブランド作りに取り組みたいという自分思いに合致する、確固たる理念とそれを支えるクリエイティブとビジネスモデルの2つの軸が成り立つ企業がSanuでした。

大好きな拠点、白樺湖1stにて​


SANUでは何をしているか

SANUでは事業開発本部で、2nd Home事業の計画推進を担当しています。文字通り「計画」「推進」の2つが主業務で、①新規プロダクト(建築)や次拠点のあり方を企画し計画すること、②スケジュール・予算通りに開業をするために、プロジェクトを組成し多種多様なパートナーと協働しプロマネとしてプロジェクトを推進をすることです。

「SANUが広がれば広がるほど自然が豊かになる」というサステナビリティへの挑戦と満足度の高い滞在体験を実現したいという夢を膨らませる部分と、ビジネスとしてしっかり収益を伴う構造にするためにスケジュールと予算管理をきっちり行うお財布の紐をギュッと締める部分の、相反する2つを担う、バランス感覚が問われるポジションだと感じています。全部盛りは難しいなかで、大切にしたいものは何か、提供したい体験はなにかを常に考え、優先順位づけや取捨選択、割合調整を行い、「SANUたるサービス」を実現するため日々判断の積み重ねを行なっています。

忘れてはいけない重要なポイントは、私たちは単発で訪れるホテルを提供しているのではなく、別荘=セカンドホームを提供していること。メンバーのみなさんにとって、第二の家と感じていただけるような、快適で心地が良く、何度も足繁く通いたいと思える、愛おしさと血が通った場所を作り上げることです。それでいて、ファーストホームにはない自然との関わり合いやサステナブルに関する気づきを与えられるプラスアルファをつけ加えたい。1泊10万円のような宿泊料金にすれば、豪華絢爛で素晴らしいホテルを作るのは簡単かもしれません。でも月5.5万円ちょっとで何度でも気軽に通える素敵なセカンドホームをつくりあげ、事業を成立させることが、計画推進の醍醐味かもしれません。

また、設計者や施工者、デザイナーなど多様で多彩なパートナーの皆さんと喧喧諤諤と議論を重ね、素晴らしいものづくりをすることの、コミュニケーションの重要性も感じています。SANUらしいものづくりとはなにかを理解をしてもらうため伝えること、受注者・発注者・出店者etc.といった各々の立場の垣根はとっぱらい、全てのパートナーのみなさんにSANUファンになってもらうこと。「SANUのために一肌脱いでやるか!」と手を差し伸べてもらえるような関係性が、良いモノづくりのベースにあると思い、日々プロジェクト推進に励んでいます。


SANUではともに働く仲間を募集中!

Live with natureを掲げつつ、やはりSANUはスタートアップ。

目まぐるしいスピードと躍動感あふれる毎日、自分の役職やセグメントにこだわることなく多様な仕事にコミットし裁量をもって業務を遂行することができる、そこが魅力でもあり、働きがいでもあるのではないでしょうか。そして、冒頭に挙げた「誰とどのような組織で目標を成し遂げたいか」という私の人生ものさしにあるように、自然が大好きで、SANUというサービスが大好きな、気持ちの良い人たちが集まる組織です。

また多様なキャリアを活かせるポジションがSANUにはあります。私自身、建築専門のバックグラウンドはないものの、どのような空間でどのような体験をさせどのような感想を抱かせたいか、を考え企画してきた過去の筋力が生きていると感じています。

一緒にSANUというサービスを作り盛り上げていく仲間を募集しています!

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