こんにちは、松井証券人事総務部の土橋です!
先日、松井証券で初めての『キャリアワークショップ』を開催しました。
松井証券は『目指す組織(社員一人ひとりが当事者意識をもって学習・成長する組織になる。)』を掲げています。キャリアについても、社員一人ひとりが自律的にキャリアを形成していくことが大事であると考える当社ならではの取り組みです。
メインセッションでは、社歴もバックグラウンドも異なる3名のリーダーが、それぞれの視点からキャリアを語りました。
「証券会社って、ある程度決まったキャリアパスを歩む堅いイメージ…」そんな印象をガラリと変える、発見と学びに満ちた2時間の様子をご紹介します。
キャリアの解像度を上げる『きっかけ』を
今回のワークショップの目的は、いたってシンプルです。
【ワークショップの目的】
- キャリアに対する解像度を上げ、キャリアについて自律的に考えるきっかけ作り
- 幅広い経験がキャリアの選択肢や可能性を広げることの理解
ファシリテーターを務めた人事総務部長は、冒頭でこう語りました。「今日この場で、皆さんの5年後、10年後のキャリアが明確に決まるわけではありません。今回のイベントを通じて、少しでも解像度を広げ、明日からの考え方や行動に繋げるきっかけにしていただきたい。キャリアは会社が一方的に作るものではなく、社員一人ひとりが自律的に形成していくものだからです。」
登壇した3人のリーダー、実は全員が『キャリアを明確に想像はしていなかった』
メインセッションでは、社内で活躍する3人のリーダーが登壇しました。興味深かったのは、3人全員が『今のキャリアは想像していなかった』と語りました。
- 新卒から14年以上当社で歩んできたリーダーは、「入社時はここまで続けているとは思っておらず、キャリアは想像できていなかった。その時、その時を一生懸命頑張ってきた結果、今につながっていると思います。」
- 何度も転職を経験したSE出身のリーダーは、「キャリアプランが明確にあったわけではなく、全て人との縁(お誘い)でここまで来ました。新しい業務への挑戦は不安も伴いますが、そこで全力を尽くしてきた結果、今があると思っています。」
- 異業界から飛び込んだリーダーも、「40歳を目前に、ずっと心にあった金融業界への好奇心に正直になりました。思い描いた通りというより、周りに導かれて今のキャリアがあります。」
一見するとバラバラな歩みに見えますが、共通していたのは、キャリアは計画通りにはいかない、目の前の仕事に全力で取り組んできた結果、次の扉が開くという点でした。
新しい環境への挑戦が、キャリアの『幅』を広げる
続いてのテーマは『様々な仕事を経験することの重要性』です。
松井証券はメンバーシップ型の雇用形態を基本としています。私たちは、ジョブローテーションや部署異動、役割の変化をキャリア形成のきっかけとして、ポジティブな『チャンス』と捉えています。
現在の業務と無関係に思える経験が、実はキャリアの重要な要素になる。リーダーたちが語った実体験にはその重要性を示すヒントが詰まっていました。
- 新卒から14年目、複数の部署を経験してきたリーダーは、「私はIR(投資家広報)を希望して異動しましたが、その後マーケティングなど3回の部署異動や部内での担当変更を経験しました。正直、想像とは違うこともありましたが、反対側から仕事を見る経験はスキルの習得はもちろん、視座の向上に大きく役立ちました。10年前の自分には想像できなかった今の場所に、大きなやりがいを感じています。」
- 何度も転職を経験したSE出身のリーダーは、「他の会社や部署へ行くことは、自分が築いてきた『常識』が一度破壊される経験です。でも、これまでの経験がゼロになるわけじゃない。元いた場所の文化と、新しい場所の文化を自分の中で掛け合わせる。その繰り返しが、着実に自分の『幅』を広げてくれています。」
- 経理という軸を持ちながらも「あなたにしか頼めない」と周りに導かれ、情報システム管理、オフィス移転プロジェクトのPMなど全く異なる領域の仕事を任されてきたリーダーは、「最初は先の見えない戸惑いもありましたが、結果として経理としての視界が劇的に広がりました。例えば、他部署の請求書が遅れる理由。現場の苦労を知っているからこそ、『なぜ遅れるのか』という背景を想像し、現場を考慮した改善策を提案できる。多様な領域で経験を積むことで、環境問わず通用する『本質的なスキル』が磨かれたと実感しています。」
松井証券における『広がり』はキャリアのリセットではありません。今持っているスキルに別の領域を掛け合わせることで、組織を動かせる唯一無二のスペシャリストへと進化していくプロセスです。
一方で、新卒や若手社員にとってのジョブローテーションは、まだ見ぬ自分の才能に出会うことや、これまで培ってきたスキルを応用して成長を感じること、更には当社の業務を網羅的に理解することなど、これらは全てキャリア形成に向けた取組みです。
あと1年よりも、早いタイミングでのジョブローテーションを
若手社員からは「今の仕事をあと1年やってから次へ進みたい」という声も聞かれます。しかし、リーダーたちの見解は共通していました。
- 「早いか遅いかというよりも、部署異動や役割の変化をポジティブな『チャンス』と捉え流れに乗ってみる。一見受け身に見えますが、柔軟に自分の可能性を広げて行くため、『チャンス』と捉えて自分をアップデートし続けることが大事。」
- 「この仕事が自分に向いているかはやってみないとわからないもの。人生は短い。早いうちに多様な文化やその現場における常識に触れることは大事だと思います。最初に経験した仕事が全てだと思い込まず、早めにジョブローテーションを経験することで、自分でも気づいていなかった『適性』や『強み』に出会える確率が格段に上がります。」
もちろん早い段階で部署を異動して経験をすることが正解と言いたいわけではありません。キャリアは1人ひとりのストーリーがあります。自己理解を深め自分に合ったキャリアを築いていくことが大事です。ただ、今回のトークセッションで語られた内容では、多様な視点を持つことで新たな自分と出会うことや、知見の広がり、新たな関係性構築に抵抗も無くなり、可能性が広がるといった考え方がありました。
失敗のレジリアンスが、底力になる
キャリアを積む過程で避けて通れないのが『失敗』です。トークセッション後半の質疑応答では『挫折は経験すべきか?』という鋭い質問が飛び出しました。
失敗をトラウマで終わらせないために3人のリーダーに共通していたのは、失敗そのものを推奨しているのではなく、失敗を乗り越えるプロセスで得られる耐久性の重要性でした。
- 「小さな失敗を沢山重ね、そこから学ぶことで成長につながった。」
- 「システム開発でありえないエラーを出してしまい本気で落ち込んだ。しかし、挫折したということは、それだけチャレンジした証拠。その経験は自身の耐久力(レジリアンス)になります。」
- 「進んで挫折する必要はないが、失敗を乗り越える経験があると、『あの時に比べれば大丈夫』と思える。それが本当の自信に繋がります。」
仕事もプライベートも、欲張っていい
トークセッションでは、仕事とライフイベントとの両立についても話題が及びました。
- 「キャリアを優先したい時期、家庭に重きを置きたい時期、どちらか一方ではなく『総取り』を目指してもいい。そのために周りとコミュニケーションを取ることが大切です。社会や会社には様々な制度があります。」
松井証券は、法令以上の制度が整っている(有給休暇付与日数、本人や家族のサポートに使用できる休暇制度、休業をサポートする仲間への手当、働く時間の調整など)こと、必要になった時に柔軟な働き方を選択できる環境であるため、仕事とプライベートの両方を充実させる『ワークライフ・インテグレーション』が実現できます。

キャリアパス・研修制度 | 新卒採用サイト | 松井証券
キャリア形成をサポートする設計図
後半のセッションは、自律的なキャリア形成を支援するためのインプットとワークが行われました。
ワーク1:自分の中にある「譲れない価値観」を掘り起こす
最初のワークは仕事をする上での『価値観』の再確認です。
参加者は、提示された14個の価値基準をヒントに、「自分は何を大切にしたい人間なのか」を整理・言語化し、自己理解を深めました。
ワーク2:役割と興味のズレを見つける
次のワークでは、さらに深い「興味・関心」の探求が行われました。
会社から与えられた役割を全うする中で、つい没頭してしまう「動き」が本当の興味関心です。「ついついやってしまうクセ」から、自分でも気づいていなかった適性を見つけ出すワークを実施しました。
参加者同士のディスカッションタイムでは、「そんな意外な一面があったのか」という共感の声も聞かれ、自分の強みを再発見するきっかけとなりました。
|ワークショップのまとめ
- キャリアは自分自身が納得しながら形成していくもの
- 自己理解や仕事理解は定期的にアップデートしておく
- 価値観や強みは、新たな体験をすることで変化していく
- 一人で悩まず、上司や先輩社員など周囲の信頼できる人に相談することで視野と選択肢を広げる
松井証券には、ジョブローテーションや部署異動など、未知の環境に飛び込むチャンスが数多くあります。単なる配置換えではなく、異なる文化や常識に触れ、個人の市場価値を最大化させるための仕組みでもあります。
5年後、10年後の計画がその通りにいかない不確実性が高い時代だからこそ、自分の価値観を軸に、偶然をチャンスに変えていく。そんなワクワクするようなキャリアを、私たちと一緒に積み上げていきませんか。
松井証券には、社歴30年の大ベテランから入社数ヶ月の新人まで、多様な価値観を持つ仲間がいます。中途採用も積極的に行っており、中途入社比率が45%を超え、異なるバックグラウンドを持つ仲間と共に「投資をまじめに、おもしろく」を体現していく文化を社員一人一人が当事者意識をもって自律的に学習・成長をしながら醸成しています。
経験や価値観などの多様性が拡大する中で従業員エンゲージメントが向上し続けているのも、松井証券の組織としての強みを表していると考えます。
松井証券では変化を恐れず、自らの可能性を広げたいと願う新しい仲間を待っています!