こんにちは、キュクノス代表の竹内です。先日、JavaScriptランタイムBunの作者が、約53万行のコードをAIエージェントを11日間稼働させて別言語へ移植したというニュースが話題になりました。エンジニア3人が1年かかる作業量が、11日。
ただ、この話をするとき私が一番強調したいのは行数でもスピードでもありません。作者がその11日間、ほぼコードを書いていなかったという点です。彼がやっていたのは、AIの作業を監視し、問題があれば成果物ではなくプロセスのほうを直すこと。
つまり、検収の仕組みを設計する仕事でした。
キュクノスは要件定義やPM/PMOといった上流工程を強みにしている会社です。何を作るか決める、何をもって完成とするかを握る、そのための体制を設計する。AIがどれだけ速くなっても、この部分は最後まで人間の仕事として残る。むしろAIが速くなるほど、上流の設計品質がプロジェクト全体を左右するようになる。今回のニュースは、私たちが賭けてきた方向性がそのまま形になったような事例でした。
一方で、私たちはAI駆動開発を積極的に取り入れています。最新技術で効率化できる仕事はどんどん効率化して、人にしかできない仕事に時間を使う。それがうちの価値観です。
そしてもう一つ、若手についての考えです。AI時代だから基礎はいらない、とは私たちは考えていません。今回の事例も、コードベースを深く理解した人間がいたからこそ成立しています。手を動かして基礎を積んだ人ほど、AIを使う側、設計する側に早く回れる。小さい会社なので、若手のうちから上流に触れる機会は正直、多めです。職種の枠に縛られず、実装も設計も顧客との会話も経験できる環境だと思います。
AI時代のエンジニアのキャリアをどう作るか、雑談ベースで構いません。興味を持った方、気軽に話しましょう。
元記事: https://www.publickey1.jp/blog/26/javascriptbunclaude_fable_511zigrustclaude.html
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