5年間の俳優業を経て、未経験でEC業界の営業に飛び込んだ千々岩優斗さん(25歳)。入社からわずか数ヶ月で営業の主力メンバーとして成果を上げています。インサイドセールスで培った提案力を強みに、フィールドセールスという新たな領域に果敢に挑戦し、成長を続けています。しかし、その道のりは平坦ではなく、「入社直後はスキル不足を痛感し、かなり苦戦しました」と振り返ります。
今回はそんな千々岩さんに、キャリアチェンジのきっかけやECモール支援の面白さ、そしてMinatoで目指すこれからの姿について話を伺いました。(読了目安:約7分)
目次
プロフィール
俳優業に区切りをつけ、24歳で未経験のフィールドセールスへ
自信を持って入社するも、痛感したスキル不足。「毎週、代表との1on1で徹底的に学びました」
部署の垣根を超え、チーム一丸となって業務を遂行するカルチャー
目標は営業リーダー「切磋琢磨できる人と働きたい」
プロフィール
千々岩 優斗(ちぢいわ・ゆうと)
約5年間の俳優活動を経て、2024年に株式会社Minatoへ入社。インサイドセールスの経験を活かし、未経験のフィールドセールスに挑戦。インターン生へのアポイントメント獲得の指導も行うなど、営業の主力メンバーとして活躍中。
全社会「DoDoDo Hands」の司会など営業以外のインナーコミュニケーション業務にも積極的に取り組み、さまざまな場面で存在感を発揮している。
俳優業に区切りをつけ、24歳で未経験のフィールドセールスへ
ーー千々岩さんはもともと俳優として活動されていたのですね。なぜ営業の道を選んだのでしょうか?
千々岩氏:19歳から約5年間、俳優業として活動していました。その間は、オーディションなどのスケジュールに合わせて休みを取りやすいインサイドセールスの代行会社でアルバイトを並行していたんです。しかし、将来を考える中で、24歳のときに俳優業に区切りをつけて、転職を決意しました。
Minatoへの入社は、前職で知り合った方からの紹介です。実は、インサイドセールスのアルバイト時代には、120人の中でアポイント獲得数が1位になったことがあり、アポイント獲得には自信がありました。そんな私の仕事への姿勢を見ていた方が営業メンバーを探していたMinatoの代表・山﨑雄太さんを紹介してくれました。
山﨑さんと食事をした際には、ビジネスパーソンとしての在り方や価値観についても伺うことができ、自分もこうした考え方を身につけて、もっと成長したいと感じました。その後、面接を経て内定をいただき、インサイドセールスの経験を高く評価してくれたMinatoへの入社を決めました。
ーーもともとEC業界に興味があったのでしょうか。
千々岩氏:前職でEC関連の商材を担当したことがあり、多少の知識はありました。ただ、私自身ネットショッピングもあまりしなかったので、正直なところ、特別興味があったわけではないんです。
入社して2、3ヶ月ほど経った頃、商品の「見せ方」や「伝え方」一つでユーザーの受け取り方や感情の動きが大きく変わることに気づき、面白さにどんどん惹かれていきました。
自信を持って入社するも、痛感したスキル不足。「毎週、代表との1on1で徹底的に学びました」
ーー2024年9月、セールスとしてMinatoに入社されましたが、実際に働いてみていかがですか。
千々岩氏:アポイントを取ることには自信がありましたが、Minatoではインサイドセールスだけでなく、フィールドセールスやその後のフォローまで一貫して担当するため、インサイドセールスの経験だけでは全くスキルが足りないと感じました。アポイント獲得までは順調でも、実際に商談の場に立つと「そもそも何をどう提案すればよいのか」「価格交渉や契約に向けたクロージングの進め方が分からない」といった壁に直面しました。最初はかなり苦戦しましたね。そこで、山﨑さんに商談に同席していただいたり、週に1回必ず1on1の時間を設けていただいたりしました。仕事に慣れるまで、2~3ヶ月はかかったと思います。
ーー山﨑さんから受けたアドバイスで、特に印象に残っていることはありますか。
千々岩氏:私は論理的に考えるのが少し苦手で、「こうしたい!」という思いは感情としてあっても、それをうまく言葉にして行動に結びつけることが苦手でした。そんな時、山﨑さんはいつも私の思いを丁寧に汲み取って整理してくれました。
「まずはここから始めてみよう」と一つずつ順序立て、「最終的にはこういう形になるはず」という道筋を示してくださったことで、業務の全体像が整理でき、自分でも論理的に考える力が少しずつ身についてきました。
他にも会食のマナーなどビジネスの基礎的なことから、中長期的なキャリアを見据えた幅広いアドバイスまで、日々たくさんのアドバイスをいただいています。
本気で向き合ってくださっているからこそ、キャッチアップが大変に感じることもあります(笑)。でも、それも筋トレのようなもので、レベルの高いフィードバックをもらうことが、実務の中で確実に活きていると感じています。
ーー営業を担当する中で、特に印象的だったエピソードはありますか。
千々岩氏:入社して4ヶ月ほど経った頃、ECモールでの売上の伸び悩みに課題を抱えていたクライアント様を担当しました。ヒアリングを重ね、その内容に基づいて仮説を立て、徹底的な調査を進めた結果、モール内の売上向上だけでなく、当初のご相談にはなかった「悪質な転売対策」という見えにくい課題にも着目し、2つの具体的な解決策を提案することができました。
「そこまで調べてくれたんですね!」という感謝の言葉をいただき、本当に大きなやりがいを感じました。期待を上回る提案ができ、この仕事の面白さを実感しました。
ーー入社して半年ほど経ちましたが、現在はどのような1日を送っているのでしょうか。
千々岩氏:Minatoはコアタイムなしのフレックスタイム制なので、始業時間は自由です。私は午前8時頃に仕事を始めています。まず9時半までは事務作業を行い、その後は提案のためのミーティングや、新規のお客様へのアポイント獲得のため架電を行っています。ただ、日によって業務内容は変わることも多く、イレギュラー対応が入ることもあります。特に展示会の時期は準備などでかなり忙しくなりますね。
部署の垣根を超え、チーム一丸となって業務を遂行するカルチャー
セールスインターン生のNOTOさんと一緒に。5月末でインターンを卒業しましたが、チームの一員として貢献してくれました。
ーー未経験からEC業界のフィールドセールスに挑戦するうえで、Minatoの環境はどう感じましたか?
千々岩氏:面倒見のいい人が本当に多いです。営業はさまざまな部署と関わる機会があるので、自然と助け合いの連携が生まれています。最近では学習系の福利厚生を活用していて、苦手な分野を克服したり、知識を深めたりする機会が増えました。サポート体制がしっかりしているので、私のようにフィールドセールスが未経験でも安心して働ける環境だと思います。
ただ、一方で自主性も求められます。現在はオフィス勤務とリモート勤務を組み合わせたハイブリッドワーク体制ですが、自分から積極的に行動すれば、周りの人と関わるきっかけを増やすことができます。受け身にならず、自分から動く姿勢が何より大切だと感じています。
ーー部署ごとに縦割りになってしまう企業も多い中で、なぜMinatoでは円滑なコミュニケーションが取れると思いますか。
千々岩氏:Minatoでは、正社員、契約社員、アルバイトといった区別はなく、また雇用契約や業務委託契約といった契約形態に関係なく、Minatoで働く人を「Crew(クルー)」と呼んでいます。Crew全員に対して、公平な権限と責任が与えられています。また、「部署を超えて助け合うこと」を目的に、部署という概念が撤廃されているため、自然とチーム一丸となって取り組む文化が根付いているのだと思います。
例えば、私がクライアント向けの提案資料を作成していたとき、タイトなスケジュールで期日内に一人で終えるのは難しいことがありました。そんなときも、事前に作業を分担し、部署に関係なく会社全体で協力して進めることができました。
こうした場面で私自身もたくさん助けられてきましたし、将来的には自分も誰かを支える立場になりたいと思っています。
ーー最近、MinatoではAIを積極的に活用されているそうですね。
千々岩氏:AIに関する社内研修が山﨑さん講師で開催され、実際にAIに組み込むプロンプトの作成例などを教えてもらいました。また、SlackでAIに関する最新情報をみんなで共有しています。
AIを活用し始めてからは、今まで頭の中で思い描いていたけれど、なかなか形にできなかったアイデアを具現化できるようになりました。また、ちょっとした疑問があったとき、以前は誰に相談すればいいか迷うこともありましたが、今ではまずAIに聞いて自分で解決できるケースが増えましたね。
Minatoの社内研修「AI活用資料作成講座」のスライドから一部を抜粋
目標は営業リーダー「切磋琢磨できる人と働きたい」
ーー千々岩さんは全社会(通称「DoDoDo Hands」)の司会も担当されているとのことですが、その経緯を教えてください。
千々岩氏:山﨑さんから「やってみる?」と声をかけていただいたのがきっかけです。Minatoには"面白そうな領域にはなんでも首を突っ込む"というミッションのもと、次の3つのバリューが掲げられています。「Do Challenge(挑戦する)」「Do Drive(推進する)」「Do Delight(喜びを生み出す)」です。
私は人前に出ることが好きですし、バリューを自分自身で体現したいという思いもあり、迷わず「やります!」と答えました。実際にやってみると、人への伝え方や時間の管理、段取りといったスキルは日々の営業活動にも活かせることに気づきました。台本通りに進めることもあれば、参加者の反応を見ながらアドリブで質問を入れたりすることもあります。変に硬くなりすぎず、自分らしく進行することを心がけています。
ーー今後、Minatoでどのようなキャリアを歩んでいきたいですか。
千々岩氏:まずは、「提案力」「交渉力」、そして「クライアント様の課題を解決する力」を高めて、安定して目標を達成できる営業担当になりたいです。将来的には、チームを引っ張っていける、頼られる存在として、リーダーシップを発揮していきたいと考えています。
ーーそのような未来に向けて、どのような方と一緒に働きたいと考えていますか。
千々岩氏:営業のトッププレイヤーだったような経験豊富な方が来てくれるのも面白いですし、未経験でも誰にも負けない自信を持っているような人が来てくれるのも、新しい風を吹き込んでくれそうでワクワクします。ただ競争するだけでなく、お互いを尊重し合って、共に成長できる仲間と働きたいですね。
もちろん、同じチームで働くのであれば「絶対に負けたくない!」という強い気持ちを持った人が来てくれたら、めちゃくちゃ燃えます(笑)。自分よりアポイントを取れる人が現れたら、絶対に負けたくないですし、同年代のライバルだったら、なおさら燃えますね!
切磋琢磨できる仲間との出会いを、心から楽しみにしています。
取材・執筆・撮影:橋本岬
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