「SOIL Nihonbashi Hotel」が開業する舞台は、東京・日本橋人形町。江戸時代に商業と商人文化の中心地として栄えた歴史があり、現在は高層ビルが立ち並ぶ都心の一角でありながら、老舗商店や路地の風景が色濃く残る、新旧が心地よく融合したエリアです。
Stapleはこのエリアに魅せられ、分散型ローカル複合施設「SOIL Nihonbashi」を構成する施設として、2021年より順次コワーキングスペース「Soil work Nihonbashi」やベーカリーカフェ「Parklet Bakery」、ワインショップ「timsum」等の開発と運営をしてきました。
そして今回このエリアでの滞在をさらに充実したものにするため、SOIL Nihonbashiのホテル棟として、「SOIL Nihonbashi Hotel」をオープン致します。
今回のnoteでは、SOIL Nihonbashi Hotelの開業に携わるメンバーの想いやこだわりをお伝えします。
黛麻里子 | Mariko Mayuzumi
Pizza Tane FBマネージャー
群馬県高崎市出身。アパレル販売員としてキャリアをスタートし、その後、無印良品にて接客・商品管理を経験。約7年間にわたり放課後等デイサービスに勤務し、障害児支援に携わる中で、家族や地域とのつながり、そして制度の限界に直面しました。2025年よりホテル部門に転職し、ホスピタリティの現場で新たな挑戦を続けています。
地域づくりやコミュニティ形成に強い関心を持ち、人と人、人と土地をつなぐ場づくりに取り組むことを目指しています。これまでの接客・福祉などの多様な経験を活かし、安心感と温かさを届ける存在でありたいと考えています。
落合乃彩 | Noa Ochiai
SOIL Nihonbashi Hotel フロントデスク
東京都東村山市出身。幼い頃から海外に憧れを抱き、学生時代には留学、海外インターン、ワーキングホリデーを経験。また旅の学生団体に所属し国内外をバックパックで飛び回ったことにより、外から見た日本の良さを改めて知り、より多くの方へその魅力を届けたいと考えるようになる。
ホスピタリティマネジメントを学んだ後、バリスタの傍らホステル業に携わり、今回初めて本格的なホテル業に関わる。旅の目的地となり、人との繋がりを育める空間を目指す。
中学生の時の出来事がきっかけとなり、自分が創り上げたもので誰かを感動させることが人生の目標。物事の判断軸はワクワクするかどうか。
建部大樹 | Taiki Kenpe
SOIL Nihonbashi Hotel ハウスキーパー
出身は石川県白山市で、大学では建築を学びました。京都での大学生活では Len 京都河原町でのアルバイトをきっかけに旅やコミュニティが広がっていく楽しさを実感しました。
そこからホテル業界や旅に関連するホテル建築に興味を持ちました。大学卒業後は工務店で施工管理を経験し、”本当にいいものを作るにはまずは現場を知り、肌身で感じることから” という想いを胸に、SOIL Nihonbashi の開業準備から携わっています。
質の高いサービスとホスピタリティ、美しい建築にラフさを掛け合わせ、この街にはまだない「めちゃくちゃかっこいいホテル」をつくっていきたいです。
客室には”ご近所”から株分けいただいた植物が置かれています。太陽の動きに合わせて表情の変わる温かい客室です。 photo Hayate Tanaka
ー SOIL Nihonbashi Hotelがある“人形町”ってどんなまち?
落合 : SOIL Nihonbashi Hotelから歩いて3分くらいのところで、学生の頃アルバイトをしていたので、人形町は私にとってとても馴染みのある場所です。ここで働くきっかけも、アルバイト先の常連さんでした。Stapleとつながりの深い方で、紹介してくださったんです。人形町には小さなお店がたくさんあって、顔見知りになりやすい。そんな距離感が、なんだかほっとするんですよね。温かいまちだなと感じます。
黛 : 先日、初めて土曜日に人形町を訪れたのですが、休日でも落ち着いていて、どこか日常感のあるまちだと思いました。ホテルからの景色も、朝から夜まで光や雰囲気が移ろい、自分だけのプライベートエリアのような安心感があります。植物のある部屋だと空間の表情もさらに変わり、ゆったり過ごせますね。人が多すぎないので、のんびりした時間を楽しめるのも魅力です。
建部 : SOIL Nihonbashi Hotelができることで、近くにあるtimsumやParklet、Soil workなど、今までそれぞれ独立して営業していたStapleの関連施設がつながる感じがして、とてもわくわくしています。また個人的には、以前SOIL Setodaに滞在したときのことが忘れられません。田舎町なのに、まちには活気があって、おしゃれなお店もあって。「こんな景色、地元でも作りたい!」と胸が熱くなりました。人形町に関わりはじめてまだ日は浅いですが、毎日少しずつ、このまちが好きだという気持ちが強くなっていってます。
photo Hayate Tanaka
photo Hayate Tanaka
ー SOIL Nihonbashi Hotelで、これからどんな時間やつながりを描いていきたい?
黛 : 近所の人に「いってらっしゃい」「おかえりなさい」って声をかけ合える風景をつくりたいです。「今日宿題出たの?」「ワンちゃん元気?」と、自然に言葉を交わせる関係がいいなと思っていて。ホテルの植栽の手入れをしている時にちょっとおしゃべりしたり、日常のなかで地域の人や社外の人ともつながっていけたら嬉しいです。そしてホテルのゲストもその輪にさりげなく引き込んで、一緒に飲みに行けたりしたら最高ですね。
落合 : ホテルの中だけで完結せず、まちの中でも気づいてもらえるような存在になれたらと思っています。ご近所の方が、外でも「こんにちは」と声をかけてくれたらすごく嬉しいですし、フロントだけでなく、公園や商店街で再会できる関係をつくっていきたいです。ホテルのスタッフと近隣住民という枠を超えて一緒にイベントを開いたり、お互いの場所に行き来できる関係が理想です。私もいつかそのハブになれたらいいなと思っています。
photo : masaki hamada
建部 : 僕も同じで、ホテルの枠に閉じず、日々の生活やまちの中に自然に溶け込んで、人と人がつながっていくことを大切にしたいです。以前 timsumのマネージャーのしんさんに人形町方面に飲みに連れて行ってもらって。そこで見た光景がすごく印象的でした。お店とお客さんって関係を超えて、人と人としてちゃんとつながっていて。その温かさにめちゃくちゃ感動しました。
僕自身は東京に来てまだ3週間くらいなのですが、まずは「最高の体験をつくること」と「礼儀を忘れないこと」をちゃんと続けたいと思ってます。それが積み重なれば自然と自信になって、気づいたらそれが“当たり前”になっていく。そうすれば、お店とかホテルとか関係なく、このまちに馴染めるんじゃないかなと。1年後には僕自身も「会いたかった!」って言ってもらえる存在になりたいし、このまちをもっとアツい場所にしていきたいです!!
photo Hayate Tanaka
photo Hayate Tanaka
ー SOIL Nihonbashi Hotel はどんなチーム?
落合 : とにかく元気でエネルギーのあるチームです!
建部 : SOIL Nihonbashi Hotel のチームは、年齢や役職に関係なくフラットに意見を交わし合える、とても風通しの良いチームです。ハウスキーピングのメンバーはほとんどがホテル経験者ですし、アルバイトスタッフの方々も経験豊富で、本当にいろいろと学ばせてもらっています。まことさんが作ってくださった基本のホテルスタンダードをもとに、清掃のクオリティを上げる方法や効率的な動き方、ハウスキーピングとしてのコツなど、チーム全員で知恵を出し合いながら実践しています。
正直なところ、自分が一番スキルはないのですが笑、これからもたくさん学ばせていただきつつ、チームを引っ張っていけるよう突き進んでいきたいと思っています!
ー こんな人、仲間になりましょう!
黛 : Pizza Taneでは、引き続きキッチンスタッフを募集しています。飲食の経験を積みたい人はもちろん、“自分の視野を広げたい”“新しい世界を見てみたい”という気持ちで働くのも大歓迎です。実際にここで働くと、食を通じて人と出会ったり、ホテルやまちとも関わったりと、いろんな世界に触れられると思います。
SOIL Nihonbashi Hotelにはとにかく明るくて前向きな人が集まっています。人形町やこのお店が好きだと思える人なら、きっと楽しんで働けるお仕事です。
SOIL Nihonbashi Hotel 1FにあるPizza Tane。日本橋生まれの“酵母”から焼き上げる、香り立つサワードウピザが名物。ご近所の「Parklet Bakery」で大切に育てられてきた酵母(スターター)を受け継ぎ、Pizza Taneでは、その“種”を育ててサワードウ生地を焼き上げます。
photo :Kiyouhei Yamamoto