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【社員インタビュー #3】“作るものとの距離感が近い”、ものづくりのダイナミックさがやりがいに / ハードウェア開発・田中 生馬

ディテクトで活躍するメンバーの思いをお届けする、【社員インタビュー】。第3回となる今回は、ハードウェア開発を担う田中 生馬さんに話をききました。

大手メーカーでのハードウェア開発経験を経て入社した彼の目に映る、ディテクトならではのものづくりの面白みや働きやすさとは――。

中小規模の開発体制だからこそ、いいと思えるものをすぐに実行に移しスピーディに形にできる

- まずは、田中さんのこれまでのキャリアから教えてください。

ファーストキャリアは、大手メーカーのハードウェア開発職です。そこで民生用コンパクトカメラの電子回路基板の設計に9年間携わった後、保険関係の営業職経験を経て、3社目でディテクトに入社しました。今年で入社7年目になります。

- ディテクトへの入社を決めた理由とは?

2社の経験を経て、自分にどのような環境が向いているのかがだんだん分かってきていたんです。アウトプットするにあたって、たくさんの方々と調整し連携しながら進めるのではなく、自分がいいと思えるものをすぐに実行に移してスピーディに形にしたい。一領域に特化するのではなく、守備範囲を広くしたい、と。

そんな思いがあった中で見つけたディテクトは、小さな規模の会社で、一人ひとりが幅広い領域を担いながらカメラを作っているという点で、求めていたのに近い環境があるのではと思えました。

基本的には一人でカメラの回路・基板を作っていると面接で伺って、自分のこれまでの経験にはない仕事のスケールに、本当にできるだろうかと思う気持ちもありましたが……それ以上に面白そうだなと、迷いなく決断しましたね。

一つの回路・基盤を全て一人で手がけられるところに、面白みがある

- 現在の仕事内容を、教えてください。

ハードウェア開発部では、主にハイスピードカメラの電子回路・基板の開発設計を担っています。

具体的には、お客様のご要望や会社としての「次はこのような製品にしたい」という方向性を出発点とし、それを実際に基板に落とし込むために設計を検討すること。そして設計をもとに外注先の業者様に作っていただいた回路・基板に対して、不具合を見つけて修正を行い、お客様にお届けできる製品として形にすることが、主な業務内容です。

- どのようなところで仕事のやりがいや醍醐味を感じられていますか?

一つの基板・回路を全て一人で手がけられるところに、面白さを感じています。

いいと思ったものをすぐに作り出せますし、やったことが全て自分に跳ね返ってくるからこそ、自分の判断である程度リスクをとることもできて。そして、完成までの全体像を把握して柔軟に計画を変更しながら、主体的にものづくりをすることができます。だからこそ、思い描いたものをより早く形にできるんですよね。

そんな今の仕事は、“自分が作っているものとの距離感が近い” という意味で、大規模な組織での開発とはまた違うやりがいがあるのだと感じています。

- 今後挑戦したいことをお聞かせください。

まずは、“これまで以上により良いものを作る” ということを繰り返していきたいと思っています。そして最終的には何か新しい技術の導入にも関わり、「このカメラはここが変わった」と外から見て分かるような変化を実現したいですね。

また現在は回路・基板の開発の他に、プログラムによって回路構成を変えられるFPGA(Field Programmable Gate Array)やその回路設計に用いるハードウェア記述言語など、ハードとソフトの中間に位置するような分野にも挑戦していて。今後さらにこの分野での技術力も伸ばして、少しでも守備範囲を広げていきたいなと思います。


自分で考え判断し、ものづくりをどんどん推進していける方に来てほしい

- ディテクトで働くことの魅力は、どのようなところにあると思いますか。

私が今の仕事において自分の手でものづくりを推進するやりがいや手応えを感じられているのは、ディテクトの自由な風土や、少数精鋭の開発体制があってこそだと思っています。

また一人で黙々と、腰を据えて開発設計に取り組める一方で、作ったものの確認をお願いしたいときや相談したいときなどには、周りの方々に気軽に何でも訊くことができる。そんな環境が非常に心地よく、ありがたいなと感じますね。

中小規模の組織に入社するにあたっては、社内に技術的な面でのリソースが十分にあるのか、経営に安定性はあるのか、そこで自分は安定した成果を出し続けられるのか……とさまざまな不安があるのではないでしょうか。

私も大手メーカーからの転職で、もちろんそういった不安もありましたが、結果としてすでに7年目を迎えられていて。振り返ってみれば、やはりそれを後押ししてくれるだけのよい環境がディテクトにはあったのだろうと思います。

- 今後は、どのような方と一緒に働きたいですか?

周りの声に耳を傾けて新しいことを吸収しながらも、自分で考えて「こうすべきだ」と思うことを実行し、修正し、とどんどん開発を推進していけるような方が来てくださると、とても心強いなと思います。

また人数が少ない分、社内イベントや外部の展示会など仕事以外の部分で協力を求められることもあるので、フットワーク軽く “全身を使って” 働くことを楽しめるような方に来ていただければ嬉しいですね。

皆さんのご応募をお待ちしています。

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