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What we do

当社は、低温精製技術を利用した自社工場を建設し、2026年頃からのベリリウム及びベリリウム化合物の製造・販売を目指しています。 ベリリウムというと聞きなれないかもしれませんが、熱に強い、硬い、軽い、という性質を有しており、核融合以外でも現在、航空宇宙や医療領域の鏡材、電子機器などで利用されております。 当社技術により、現状より圧倒的に低コストでの提供が可能になるため、既存用途でのマーケットも拡大することを見込んでおります。 当社は設立してすぐながら、東大IPCが実施する国内最大規模を誇る複数大学共催の起業支援プログラム「1stRound」の第9回支援先に選ばれた他、文部科学省中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR フェーズ3)核融合分野(事業テーマ:核融合原型炉等に向けた核融合技術群の実証)として20億円の助成金に採択されました。 また、2024年3月にジェネシア・ベンチャーズ(リード投資家)、JGC MIRAI Innovation Fund(日揮みらい投資事業有限責任組合/無限責任組合員:グローバル・ブレイン株式会社)、三井住友海上キャピタル株式会社の3社から合計2.5億円となる初の外部資金調達を実施しました。 ★SBIRによる20億円の助成金採択について★ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000129969.html ★総額2.5億円のシード資金調達について★ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000129969.html これらの資金を活用しながら、ベリリウム精製のためのパイロットプラントの設計・建設を進めております。

Why we do

世界各地で開発が進められている核融合発電の運転には、中性子増倍材であるベリリウム(Be)が大量に必要になります。 核融合反応は、プラズマ内で重水素とトリチウムを超高速で衝突させることによって生じるところ、トリチウムは天然でほとんど存在しないため、ブランケット内でトリチウムを自己生産する必要があります。そのため、中性子増倍材として、中性子を2個に倍増させるベリリウムが必要になります。 もっとも、現状の生産量では圧倒的に不足しており、価格も高価であるため、核融合発電を普及させていく上でベリリウムがボトルネックになることが予想されております。 他方、弊社の低温精製技術は塩基とマイクロ波の組み合わせにより従来は2000度必要であったベリリウムを300度の低温で精製することができ、圧倒的な低コストで精製を実現することができます。 この技術を用いて、ベリリウム問題を解決するためにプロジェクトを推進しております。