こんにちは!スマートバンクでUXリサーチャーをしているmaayaです。
スマートバンクでは、様々な職種が協業しながらサービス開発をしています。
今回のブログでは、マーケターとして活躍されている Murataさんのキャリアや日々の業務内容を通して、プロダクト開発にも携わるスマートバンクのマーケティングの面白さや挑戦について、深掘りしていきます!
入社の経緯について
── まずは簡単に自己紹介をお願いします。
村田幸平です。スマートバンクには2022年11月入社し、マーケティングを担当してます。マーケターとしては2人目で、B/43のユーザー獲得をミッションに広告運用やSEO、インフルエンサーマーケティングなどを担当しています。
── スマートバンクに入社されるまでの、これまでのキャリアを教えてください。
大学時代に初めて大学病院で手術を受けるために入院してたとき不安でいっぱいだったとき、Google検索に助けられた経験があって、自分も困ってる人のために情報発信したり、情報を届ける仕事に就きたいなと思って、Web業界やマーケターを志しました。
最初は大阪のWeb制作会社でディレクターとしてキャリアをスタートしました。3年近く働いて「やっぱり困ってる人に最適な情報を爆速で届ける仕事に向き合いたいな」という思いが強くなり、原点だったGoogle検索に近い場所で仕事ができるSEOコンサルタントとしてナイル株式会社に転職しました。そこでまた3年ほど鍛えていただいた後、ご縁があって2022年11月にスマートバンクに2人目のマーケターとして働くことになりました。
キャリアのなかでも検索を起点にユーザーのインサイトと向き合って仕事してる時間が長かったので、今でも検索起点でユーザー行動を妄想しながら仕事をするのが好きです。
スマートバンクの入社理由について
── スマートバンクに入社したきっかけや理由を教えてください
前職では、SEOを通じて検索露出を最大化して、クライアント企業様のビジネスを支援していたんですが、Google検索のアルゴリズムがどんどん変わる中で、運営元の評価がすごく大事になってきたんですよね。ブランドの指名検索とか、第三者の言及が市場評価に大きく影響するようになってきて、優れたサービスを持ってるブランドがSEOで成功しやすいなって感じてました。
一方で、私はSEOという狭い領域に特化していましたが、成功している企業はプロモーション活動も幅広く展開していることに気づきました。そこで、SEO以外の分野も見られる人になりたいと思うようになりました。
そんな時に出会ったのがスマートバンクとB/43でした。キャリアをスタートした頃から「いつか自分が惚れたサービスを自らの手でグロースしたい」と思っていて、B/43に出会ったときに「これだ!」と感じました。
スマートバンクでは、2人目のマーケターとして、SEOはもちろん広告やPRにも挑戦できるポジションできる環境だったのはもちろんですが、『人々が本当に欲しかったものを作る』というミッションに共感したのも大きかったです。
特に、ユーザーとの対話を大事にして、本質的な課題を見つけてプロダクトを作る姿勢に感動しました。私もSEOでユーザー第一のコンテンツ作りを心がけてたので、スマートバンクのアプローチは理想的でした。家計を見直したいって悩んでる人の課題を解決できるプロダクトが作れるって確信して、入社を決めました。
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── 入社前に期待していたことと、実際に働いてみて感じたことを教えてください
期待以上だと思ったのは、B/43が「人々が本当に欲しかったもの」であったことです。ミッションは言うは易く行うは難しですが、それを実際に実現しているのはすごいなと感じました。
例えば、昨年はB/43ペアカードのユーザー獲得に力を入れていて、その結果、指名検索が前年比で2倍以上に成長しました。それに加えて、「カップル 共同口座」「カップルカード」など、ペアカードに関連する検索キーワードの検索回数も同様に2倍以上に伸びていて、右肩上がりで成長しています。
指名検索(上2つ)と非指名検索の検索トレンドの比較
B/43ペアカードが解決している顧客の課題やニーズはもともと存在していたんですが、解決策がなかったために表面化していなかったんです。でも、ペアカードが誕生したことで、「カップルでも共同口座とカードを持てると便利だよね」っていうニーズが表に出てきて、新たな検索が生まれた。これは本当にすごいことだと思いました。
B/43は市場のニーズを的確に捉えて、実際に形にしているところが期待以上で、働いていてとても刺激を受けています。
<関連リンク>
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業務内容について
── 現在の主な業務内容と協業するチームメンバーを教えてください
私の業務の大半は、B/43の新規ユーザー獲得のためのプロモーション全般です。具体的には、SEOや運用型広告といった確立されたチャネルを最大化するために、社外の広告代理店の方々と協力して、CPAを維持・改善しながら獲得規模の拡大に挑戦しています。
加えて、社内のコミュニケーションデザイナーと一緒に、新しい獲得チャネルや手法を模索しています。例えば、インフルエンサーを使ったタイアップ施策やアフィリエイト施策、ターゲット層が近い事業者とのアライアンスを検討したりしています。
また、今年に入ってからは、プロダクト開発にも部分的にマーケターが関わるようになりました。これまでは、スタートアップとして成果を出しやすいニッチな領域に注力していましたが、事業をさらに成長させるために、プロダクト価値を高めて市場規模(TAM・SOM)を広げる必要が出てきました。
私はこれまでマーケターとして事業成長に貢献したい反面、どうしても出来上がったものをプロモーションで最大化する役割に収まりがちだったのですが、プロダクト開発を推進するPMやリサーチャーと一緒に、「そもそも誰のどんな課題を解決するか」というプロダクト価値定義の段階からマーケ戦略をアップデートできる環境はとても刺激的です。
好きな言葉は「ライスおかわり無料」のマーケターふたり
── 前職での経験がどのように現在の業務に活かされていますか
前職で培ったSEOのスキルセットが直接的に活かされていますが、B/43の新機能開発を検討中のPMから、マーケティングの観点から優先順位を付けるために市場規模を調べたい」と相談があったので一緒に調べたことがありました。
そのときは、PMが検討している新機能候補ごとに解決する顧客課題を整理し、顧客がその状況に直面したときに「〇〇したい」と思うか定義。そして、「〇〇したい」と思ったとき検索するキーワードの洗い出しとそのボリュームをキーワード調査ツールを使って集計しました。
ペルソナがどのようなキーワードを検索するか、その検索はどれくらいのボリュームなのかを課題別に整理することで、仮にその機能が実装された場合、マーケティングとしてどの程度のトラフィック機会が生まれそうか試算することで、探索すべきユーザーニーズの優先度を考えやすくなりました。
もちろん、検索データですべてを判断することはできませんが、プロダクト開発や探索しようとしている新規事業の市場規模の大きさをざっくり測るときにも部分的に役立ってるかなと思います。
挑戦と学びについて
── これまでに直面した課題について教えてください
戦略を練るマーケターは、時々戦略がぶれたまま施策を推進することがあります。トレンドの施策に興味が向かったり、KPI改善の方法を考えたりして、「誰に、何を、どのように伝えるか」という基本的な視点を見失いがちです。
私自身がそうでした。例えば、LP制作でワイヤーフレームを作り、デザイナーに依頼しましたが、頻繁に「目的は?」や「誰に何を伝えるか?」と質問されることがありました。
その当時、私は「どこでどう伝えるか」を先に考えてしまい、基本的な視点を見失っていました。このため、プロジェクトの軸が定まらず、小手先のことばかりに意識が向いてしまい、プロジェクトメンバーを不安にさせてしまいました。
そこで、クリエイターに依頼する前に、戦略をしっかりと練ることに時間をかけるようにしました。試行錯誤の結果、プロダクト開発チームで使用している「Think N1シート」が非常に使いやすいと感じています。
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── 今後の目標や挑戦について教えてください
「プロダクトの価値の積み上げ」に対して、マーケティング戦略も伴い、プロダクトの価値を最大限に活かせるコミュニケーション施策を構築したいと思っています。
新しい広告クリエイティブの開発や、今まで手がけてこなかったマーケティング施策を試みる可能性もあり、常に新しい挑戦を続けたいと思っています。
B/43は「家計管理」「決済」「バンキング」の3領域をまたがるサービスとしてユニークな立ち位置ですが、逆に3領域もまたがっているため領域ごとにユーザーから「選ばれる理由」を見いだす必要があることも事実です。
そのため、自分たちのサービスの、我々が何者で、誰にどういう価値を売っていけばいいのか。エンハンスしながら価値を広げようとしているので、価値の拡大という視点でプロダクト・経営として関わっていくのか?という点もマーケターは関わる範囲が広いフェーズです。
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スマートバンクではマーケターを募集中です!
── マーケターからみたスマートバンクの魅力を教えてください
マーケチームの関わりだけでなく、他職種の優秀なメンバーと協業することで成長機会に溢れていますし、社員の人柄の良さもスマートバンクならではのカルチャーだと感じています。
現在のフェーズは不確実性が高い施策に対して速く小さく実施する「探索の連続」です。 幅広くチャレンジすることができ、やりがいが非常にあります!抽象的な課題に粘り強く取り組み、一緒にカオスを楽しんでくださる3人目のマーケターをお待ちしております。
この記事を読んで、少しでも興味を持ってくださった方がいらっしゃれば、お気軽にカジュアル面談にお越しください!