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株式会社Another works代表の大林です。複業したい個人と企業・自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しており、現在、2,500社、47都道府県250治体、10万人以上の皆様にご利用いただいています。
今日は、私にとって「夢が叶った」と言える特別な出来事と、そこから得た学びについてお話しさせていただきます。
幼少期から背番号1番を追いかけて
先日、元阪神タイガースの鳥谷敬さんにAnother works本社にお越しいただき、社内メンバー限定で特別講演会を開催しました。幼少期から筋金入りの阪神ファンですがその中でも一番好きな選手は背番号1番、鳥谷敬さん。小学生の頃は鳥谷さんの下敷きをもって、鳥谷さんのカードを集めて、スタンドから全力で応援していました。
そんな鳥谷さんに自分が創業したAnother works社で講演いただくことは夢のまた夢のような話…球場で応援していた当時の私から想像もできない景色が実現しました。
実は、鳥谷さんとは昨年よりイベントや自治体での講演で何度かお仕事をご一緒させていただいておりますが、どうしてもAnother worksメンバーに「鳥谷敬」という目標達成の鬼であり、野球選手という枠を超越し人間として私が心から尊敬する憧れの人の言葉を聞き、それぞれの人生にレバレッジをかけてほしいという想いで企画させていただいたのです。
鳥谷さんとのコラボYouTubeはこちら▼
当日は弊社全社員向けに目標達成力と成果を出す人の共通点をテーマに講演をいただき、社員からの溢れる質問にも1つ1つ丁寧にお答えいただきました。また、本当に贅沢なことにAnother works特別臨時コーチとして、役員向けにリーダーとして大切なことやマネジメントにおける金言をいただきました。ここからは当日の学びについてシェアします。
レジェンドから学ぶ「成果」と「成長」の違い
1939試合連続出場、フルイニング出場記録も持つ鳥谷さんが、現役時代にどう目標設定をしていたのか、モチベーションが落ちたときにどう浮上したのかなど生々しい貴重なお話をたくさんいただきました。
書ききれない鳥谷さんからの学び(抜粋)
・自己認知、他者評価とのギャップ認識の重要性
・チームで勝つ前に徹底的に個を磨き続ける大切さ
・「成果」よりも「成長」を楽しめる人が活躍する
・目標設計のポイント
・強いチームには一貫性とルールがある
その中でも、特に勉強になった言葉をご紹介します。
「成果よりも成長に目を向けろ」
鳥谷さんはこうおっしゃいました。
「経営者はメンバーの成果よりも成長に目を向けるべきだ。」
野球では、例えば前日の試合で4三振だったとします。成果で見ると「4つ三振した」という結果です。次の日、3三振したら、2日で合計7三振。成果だけで見ると、バッターとしてはあまりいいものではありません。
しかし、個人の成長幅で見ると、1日で4三振から3三振に減った。1三振減ったんです。これを「成長」として捉えることができるかどうかが重要だというのです。
もちろん、成果で評価することは大切です。しかし、成果だけで物事やメンバーのことを見てしまうと、その間の過程や成長幅を見ることができません。先ほどの例では、成果だけを見ると本人は反省し、落ち込んでしまいます。しかし、成長として捉えると「1日で凄まじい成長をすることができた。じゃあ明日さらに成長するにはどうすべきか」というポジティブな思考回路が生まれます。
プロ野球の世界で経験したことをビジネスの言葉に変換して伝えてくれる、その言語化力に圧巻するとともに、今の私たちマネジメント層にも、非常に響いた言葉になりました。
役員向けにお話しいただいた際の様子
もう1つ、深く刺さった言葉があります。
「自己評価と他者評価のギャップがない人が強い」
プロ野球の世界には、小学校、中学校、高校、大学、社会人と、本当に「神童」と言われるぐらいナンバーワンで成果を残してきた人たちが集まってきます。しかし、プロに入ったら、鳥谷さんのようなトップクラスのレジェンドたちも、さらに上を目指さなければなりません。
そこで鳥谷さんがおっしゃっていたのは、「自己評価と他者評価がずれている人は、プロの世界で成長することができない」ということでした。
ドラフト1位だからといって、スターダムに上がることはなかなか難しい。しかし、ドラフト6位、7位、8位でスタートしたとしても数々のタイトルを獲得しながら圧倒的に活躍する選手は多くいます。この違いが評価のギャップだと教えていただきました。
自己評価が高すぎて他者評価が低すぎる場合、謙虚に努力することができません。何のために、何を目的として、何を数字の目標として努力すればいいかを見失います。逆も然り。他者評価が高いにも関わらず自己評価が低すぎる場合、自分の強みに気づき、強みを伸ばすために努力し、他を圧倒する技術を身につけることができません。
だからこそ、自己評価と他者評価のギャップをいかになくすかが重要です。例えばチームの監督やコーチが目指す水準(他者評価)を正しく理解すること、自分がそれに至っていないのであれば、何を埋めればそこに至ることができるのか差分を考え、目標設定し、道筋を立てていきます。
これは、私たちビジネスパーソンにも、間違いなく必要なことです。
私たちの会社でも見えてきたこと
Another worksは若手を中心に50-60名で推進する組織ですが、振り返ってみると、活躍しているメンバーは総じて、自己評価と他者評価のギャップが小さいのです。上司からのフィードバックを謙虚に受け止め、正しく認識することができたり、自分の課題を正しく理解し、積極的に質問をしにいったりと行動に現れています。
とはいえ、自己評価(自己認知)は簡単なことではありません。できていないと感じる人は多いと思います。その場合は、同僚に聞いたり、上司に聞いたりと素直に聞くことが大切です。徹底して自分の強みや弱み、自分がどういうときに最高のパフォーマンスを出せるのか、どういうときに落ちてしまうのか、聞き、書き出してみて、自分を知っていきましょう。
鳥谷さんもおっしゃっていました。
「常に自分の最高のパフォーマンスを出すために意識していること、やるべきことは何ですか」というメンバーからの問いに対して、「とにかく自分を知ること。自分でどんどん新しいことを試してみて、合うもの合わないものをどんどん取り入れる」と。
メンバーの表情から感じた「経営者の仕事」
講演会のあとは、鳥谷さんのご好意でサイン会、握手会、写真会を開いていただきました。メンバーのキラキラと輝く目と多幸感溢れる表情は、本当にこの機会を作ってきてよかったと心から思った瞬間でした。
「入社してよかったです!」「夢のような時間でした」という言葉をメンバーからもらったとき、このような機会を作ることも経営者の仕事だと改めて学びがありました。
私自身がさらにステージを上げ、自己研鑽を続けながら、自分の器を広げ続けることでメンバーの幸せをつくるという経営者の仕事を全うしていきます。