朝、湯気の立つまちを歩くと、挨拶が自然に交わされます。
「おはようございます」——それだけで少し背筋が伸びる。
ここは熊本県・菊池。温泉と水、そして人の温かさが暮らしのそばにあるまちです。
私たち 一般社団法人 菊池観光協会 は、観光を“まちの営み”として育てていくチームです。
2025年10月、観光庁から候補DMO(観光地域づくり法人)に認定され、地域一体の観光経営を本格的に進める段階に入りました。観光案内だけでなく、事業者・行政・市民・来訪者を“つなぐハブ”として、菊池の魅力を磨き、循環させる役割を担っています。
なぜ、いま「観光」なのか
全国的な人口減・高齢化の波は、菊池市も例外ではありません。
2050年には人口が約3割減(46,416人 → 32,894人)、65歳以上の高齢化率は40.9%と予測されています。これは、働く人が減り、まちの“稼ぐ力”が落ちやすくなるという現実でもあります。
それでも、私たちは悲観していません。
このまちには、やわらかな湯、澄んだ水、豊かな農の恵み、人の思いやり・・・他にはない強みが確かにあります。問題は、それを“伝わるかたち”に編集し、地域の誇りと経済の循環へ結び直せるかどうか。
観光は、誰かの休日を彩るだけの産業ではありません。
暮らしの価値を見つけ直し、地域を持続可能にするための手段です。だから私たちは、観光を軸に、菊池の“もったいない”を“まだまだ可能性がある”に変えていきます。
私たちのやり方:ゆるっと、でも本気で。
観光協会のいちばんの強みは、人の良さです。
朝はみんなで周辺の清掃をして、来る人を気持ちよく迎える準備をする。忙しい時ほど「ありがとう」「助かったよ」と声が飛び交う。終業前には片づけも全員で。誰かが困っていれば、当たり前のように手を貸す。
派手さはないけれど、思いやりと段取りで現場が回る。
その積み重ねが、事業者さんとの信頼を生み、「また一緒にやろう」に繋がっていきます。単発ではなく、続いていく関係へ。私たちが大切にしているのは、その“続いていく”という感覚です。
副業はOK。外で培ったスキルや視点を歓迎します。
“外の目”で気づき、“内の手”でやり切る。そんな往復運動が、菊池の観光を少しずつ前に進めています。
菊池で働くということ:暮らしと仕事が地続き
観光協会のすぐ横には足湯があります。
デスクワークの合間に湯に浸かって、ふうっと息を抜く。徒歩圏内に温泉がいくつもあり、仕事帰りに湯へ直行する日も珍しくありません。夜は商店街の居酒屋で店主や常連さんと語り合う。そんな日常が、自然とまちの“今”を教えてくれます。
朝は散歩、昼は仕事、合間に足湯、夜は語らい。
暮らしの延長線上に、観光の仕事がある。
その距離感が、私たちの企画や言葉にすぎない温度を与えてくれます。
目指す姿:人が集い、挑戦が生まれる拠点へ
候補DMOとしての私たちの目標は明確です。
地域資源の編集力を高め、来訪の体験価値を上げ、経済の循環点を増やすこと。
来てくれた人が「また来たい」と思い、暮らす人が「ここが好き」と言える。そんな当たり前を、確かな仕組みに変えていきます。
会長はこう言います。
「我々は、いまようやくスタートラインに立ったばかり。ここは、あなたの色を出せる場所です。」
会長のインタビュー記事はこちら
一緒にやろう。「人の良さが、観光をつなぐ」まちで。
観光は、企画や広報だけでは成り立ちません。
計画を描く人、内側を整える人、外に届ける人。いろんな役割が、同じ方向を向いたときに力になります。私たちは、思いやりと挑戦を両輪に、菊池をもっと面白くしていきたい。
まずはカジュアル面談から、ざっくばらんに話しましょう。
湯けむりの向こうにある、次の一歩を一緒に描ける人を待っています。